バッキー事件とは?AVの内容や被害者、主犯のその後も紹介

皆さんはバッキー事件をご存知でしょうか?この事件は、マニア向けに販売されたAVの内容を巡って起きた残虐な事件です。この事件により、AV業界の闇が明るみに出ました。

今回は、そんなバッキー事件の詳細やその後を中心にご紹介します。この記事さえ読めば、バッキー事件がどんな事件でどんな影響を及ぼしたのかわかるようになっています。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

バッキー事件とは?

風船で破裂させたと言われている

バッキー事件とは、2004年に薬物を飲ませたAV女優に無理やり卑猥行為を行い、その人の肛門に器具を使用して破裂させた事件です。この怪我でAV女優は全治4ヶ月の重傷を負うと共に、人工肛門での生活を強いられました。

この悪質性から警察は、株式会社バッキービジュアルプランニングの代表・栗山龍とその関係者を2005年に逮捕。栗山は懲役18年、関係者も数年の懲役刑を言い渡されました。ちなみに、株式会社バッキービジュアルプランニングのバッキーを事件名に添えています。便宜上、以下バッキーと記載します。

問題となったAVの内容

拷問に近い内容だった

バッキー事件当時に撮影されたAVは、非常に惨いものでした。薬物を飲ませたAV女優1人に、20人から30人の男優からの暴行。10時間の拘束の上に顔を水中に沈めるといった演出を超えた暴行を加えていました。また、演者のAV女優には軽いレイプものの撮影と偽っていたことが明らかになっています。

バッキーは普段からこのような内容のAVを撮影していました。中には、女性器に虫を入れる虫責めや陰毛を燃やす暴力や監禁もあったそうです。

また、DVD購入者を限定とした素人エキストラ「監禁友の会」を発足。撮影と同時に監禁友の会が輪姦することもありました。さらには、現役暴力団の構成員を男優に迎えるなど、過激さ極まるAVを多く出しました。

バッキー事件の主犯格は「栗山龍」

栗山龍
出典:note

ここからは、バッキー事件の主犯格栗山龍について触れていきます。栗山は、20代の時に電話による通信サービスダイヤルQ2(ダイヤルキュー)で莫大な資金を獲得。その資金を

使用し、AV制作会社のバッキーを興した他、SMクラブ「クラリス」の経営も行いました。

それだけでなく、企業の経営コンサルタントも担っていた背景から「カリスマ経営者」として名を博します。さらには、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード通称ブラックカードの持ち主でもありました。

しかし、カリスマ経営者としての良い面だけでなく、闇が深い性格の一面も浮き彫りになりました。下記の見出しで栗山の性格と逮捕後の現在のことについて迫っていきます。

栗田龍の性格

自身の異常さを正当化するためにバッキーを興したと言われている

栗山の性格は、サディスティックで猟奇的。その理由として趣味に猫殺しがあるためです。栗山は幼いころから捨て猫を溺死させたり、車でひき殺したりと常識では考えられないことを平然とやっていました。猫を殺すと欲求が満たされると語っていたこともあり、栗山の狂気性がうかがえます。

栗田龍の現在

栗山はあと3年後に出所する予定である

栗山は現在も服役中です。裁判の際、懲役18年を求刑されたのにも関わらず、栗山は薄ら笑いを浮かべていました。そのため、反省の余地なしと判断され、仮釈放もなく刑務所にいます。

しかし、懲役18年を言い渡されたのが2007年なので、2025年に栗山は出所予定。被害届を出した女性に、栗山が逆恨みをしないかネット上で懸念されています。

バッキー事件におけるその他の加害者

ここからは、主犯の栗山以外でバッキー事件に関わった下記10人の加害者たちを紹介します。ちなみに、役職や役柄はバッキー事件当時のものです。

加害者名役職or役柄
ハリケーン三郎(濱田太平洋)監督
パンティ仮面(中村件臣)監督兼男優
ジャニーズ光太郎(矢野光太郎)男優
サモハンチンポー(神谷聡一)男優
若ボン(若月秀雄)男優
菊池(菊池政彦)男優
秋山軍治(舘野昌克)AD
きえねぇ(中原紀恵)AV女優
ようこ(大村恵美)AV女優
椎葉(坂場三紀夫)カメラマン
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