摩耶観光ホテルの入ってはいけない部屋とは?心霊の噂や行き方を解説

「摩耶観光ホテルってどんな廃墟なの?」
「廃墟の女王と言われるけど、入ってはいけない部屋があるって本当?」

摩耶観光ホテルは、兵庫県神戸市の摩耶山中腹にあるホテルの廃墟です。現在廃墟になっているものの、レトロな雰囲気が漂う廃墟で非常に人気があり「廃墟の女王」とも呼ばれています。

マヤカンは観光スポットの1つになりつつある
出典:Wikipedia

現在観光ツアーも組まれる程の廃墟好きに人気の「マヤカン」ですが、心霊スポットとしても有名なようです。噂によると「入ってはいけない部屋」もあるといわれており、本当にそういった部屋があるのかを中心に、摩耶観光ホテル全般の解説をしていきます。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

摩耶観光ホテルとはどんなホテル?

摩耶観光ホテルは「マヤカン」と呼ばれ廃墟の人気スポットとなっている
出典:Wikipedia

そもそも摩耶観光ホテルとはどういったホテルだったのか?簡単に歩んだ歴史を紹介します。

兵庫県の摩耶山にある廃墟

開設したばかりの摩耶観光ホテル
出典:Wikipedia

摩耶観光ホテルは摩耶山の中腹にある廃業したホテルの廃墟ですが、1930年頃に摩耶鋼索索鉄道(現:六甲山ケーブル)の福利厚生施設として作られました。鉄筋コンクリートの出で立ちは軍艦を連想したことから、「軍艦ホテル」と呼ばれていたそうです。

しかし第二次世界大戦の激化により、ケーブル線が不要不急線として停止したのに伴い、摩耶観光ホホテルも1945年に営業を休止してしまいました。そして空襲の被害を大きく受けたために終戦後も復旧が遅れ、1961年に大阪の豪華客船「ふらんす丸」の内装で改装し、再度ホテルとしてオープンしています。

1993年まで経営していた

現在は廃墟好きの間で「廃墟の女王」と呼ばれている
出典:Twitter

摩耶観光ホテルは、1974年から学生の合宿やゼミ専用の「摩耶学生センター」として営業していました。しかし1993年に施設を管理していた老夫婦の体調不良により、営業休止となります。その後1995年に阪神・淡路大震災の被害により建物が損傷し、山道も倒壊したために立ち入り禁止となり今に至っているのです。

しかし立ち入り禁止ではあるものの、廃墟好きを中心に不法侵入が続く状態であり、愛好家の間では「廃墟の女王」「廃墟の聖地」とも呼ばれていました。そして現在は廃墟マニアだけでなく、コスプレやサバゲ―が好きな人にも人気の場所となっているのです。

摩耶観光ホテルに入ってはいけない部屋がある?

摩耶観光ホテルには入ってはいけない部屋があるという噂だ

摩耶観光ホテルは歴史ある廃墟のため、夜は暗闇に包まれることもあり、神戸でも有名な心霊スポットともいわれています。そして「摩耶観光ホテルには入ってはいけない部屋がある」という噂も流れているようです。そこで噂の真相を調査しました。

風呂やトイレが心霊スポットといわれている

風呂場やトイレが特に心霊目撃が多いのだとか
出典:日本の秘境

摩耶観光ホテルで特に霊に遭いやすいのは、お風呂やトイレだといわれています。心霊現象は水回りの場所で起こりやすいという話ですので、その関係もあるのかもしれません。またよく言われるのが、廃墟ビルや湖などの心霊スポットで刺激すると憑りつかれてしまうという話です。肝試しなど面白半分で夜に行くことは、安全面などの理由も含めて危険であることは間違いないでしょう。

摩耶山は古くから霊山として信仰を集めていた山で、真言宗の開祖・空海ゆかりの仏像があったという歴史のある場所です。長年大切にされていた霊山にある摩耶観光ホテルも、霊が集まりやすいのではといわれています。

有名な「額緑の間」も近づくと危険らしい

有名な額緑の間は足元がやばいらしい
出典:Twitter

心霊と違う意味で近づくと危険なのが、マヤカンといえばこの部屋というほど有名な「額緑の間」です。この部屋も劣化が進んでいるらしく、写真を撮るときは注意して近づかないと床下に落ちてしまう危険もあるのだそう。観光ツアーでくる場合は大丈夫かもしれませんが、夜に肝試しに来たりしようものなら、怪我をせずに帰れるかどうかも怪しいものです。

また、額縁の間は元展望浴場の跡だったといいます。そのため床の剥がれたところからは、浴槽の緑の跡が見えているのだとか。お風呂場やトイレで心霊体験が多いことを考えると、額緑の間は大丈夫なのかと考えてしまいます。

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1 COMMENT

神戸のムンク

50年近く前の私の実体験ですが、「京阪神の支社の連中が集まって研修会をするので摩耶観光ホテル集合や。」と神戸支社長に言われて行きました。宴もたけなわになって「お開き」となり、同僚二人と部屋で休むことになり、ベッドの横になってウトウトしだすとどこからか音はするし、うなり声が聞こえ始めて我々は一睡もせずに朝を迎えました。翌朝、顔色の悪い我々を見て、支社長が「やっぱり出たか。」と言ってきました。我々の泊まった部屋の隣の部屋で昔殺人だか自殺だかがあって未だに成仏できていないのだということです。

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