【24年11月最新】思いっきり泣けるおすすめ感動小説ランキングTOP25

10位:号泣する準備はできていた

読んでみて

2006年に刊行した江國香織さんの恋愛短編小説集。「私はたぶん泣きだすべきだったのだ」濃密な恋が失われる表題作や17歳の初デートの思い出など12編の恋愛模様が詰まった作品です。

登場人物の心理描写が繊細で、愛や結婚、家族、幸せについて考えさせられます。さらっとした語り口で、手軽に読めるため忙しい方におすすめの小説です。

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9位:余命10年

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病気で亡くなった小坂流加さんの感動恋愛小説で、遺作です。20歳の茉莉は数10万人に1人という不治の病にかかり余命10年を言い渡されます。未来に対する諦めから、恋はしないと決めた茉莉でしたが…..という物語です。

限られた時間を前向きに生きていく姿に勇気づけられ、また時間のなさがどうしようもない切なさを感じさせる作品でした。特に、余命がわずかで長く側にいられないからと大好きな相手を突き放すシーンには涙がこみ上げてきます。

表現や構成について、あまり良い評価はつけられません。しかし、作者自身の体験が反映されているためリアルです。だからこそ伝わるものがある作品と言えます。

中学生や高校生、人生に悩んでいる方におすすめしたい一冊です。

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8位:西の魔女が死んだ

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2001年に刊行された梨木香歩さんの感動児童小説。不登校になった少女が、大好きな祖母から魔女の手ほどきを受けます。魔女修行の要は、何事も自分で決めること。親の転勤が決まり、祖母の家を離れて2年、祖母がなくなり…..という物語です。

祖母の愛の大きさに、涙が止まらなくなる作品でした。魔女のトレーニングと聞くと、スピリチュアルなことを思い浮かべますが、内容は早寝早起きだったり食事をしっかり取るだったり、と当たり前のことばかりです。

読後はとても温かい気持ちになります。人生に疲れてしまった方や人間関係で悩んでいる方におすすめの小説です。

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西の魔女=おばあちゃんの家での日々の記録。赤毛のアンとトトロを一緒にしたような自然の中での生活が素敵です。そこで魔女修行という名の生き抜く為の修行を行います。いつでも穏やかに孫を見守るおばあちゃんのあたたかさが溢れていて、読んでいて幸せな気分になれます。

引用元:読書メーター

7位:かがみの孤城

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2017年5月に刊行された、辻村深月さんのファンタジー×ミステリーな青春小説です。学校での居場所をなくし、閉じこもっていた中学生こころと、似た境遇の7人が、ある日城のような不思議な建物に集められます。彼らにはひとつの課題が提示され、7人は心を通わせながら…..という物語です。

不登校で悩んでいるのは、当事者である子供たちだけではありません。母親もまた、子供の苦しみを理解しようとあがいているのです。立場の違う両者の心情が、丁寧に描かれており、少しずつ前へ進む様子に勇気づけられます。

謎が明らかになる後半は怒涛の展開で、最後には温かな感動を味わえる一冊。人間関係に悩んでいる方におすすめの小説です。

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6位:世界から猫が消えたなら

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2013年に本屋大賞のノミネートされた川村元気さんのファンタジー感動小説。

1匹の猫と一緒に暮らす郵便配達員の「僕」はある日、悪魔に余命がわずかであると告げられます。「世界からひとつなにかを消すと、1日寿命が伸びる」と言われ、悪魔の提案に乗った「僕」ですが、猫を消すことを提案され…..という物語です。

「世界から猫がいなくなったとしたら」という新鮮で独特な設定の作品です。時計やテレビ、インターネットがもしなくなってしまったら、どんな世界だろうと想像がふくらみます。ページ数が少なく、サラッと読めるので普段小説を読まない方におすすめです。

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5位:きみの友だち

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2008年に映画化された重松清さんの短編小説集。

足の不自由な恵美と病気がちな由香は、ある事件をきっかけにクラスの誰とも付き合わなくなります。学校の人気者やデキる転校生、八方美人それぞれの友だち関係から、「友だち」の意味を探す連作長編ストーリーです。

いくつもの立場、関係、想いから「友だち」の意味について考えさせられる作品です。いじめや妬み、死などを経験しながら成長していく子どもたちが描かれており、読後はじんわりとした感動が残ります。中学生や高校生におすすめの作品です。

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4位:燃えよ剣

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1972年に発売された司馬遼太郎の歴史小説。浪人や百姓あがりの寄せ集め集団新撰組をまとめ、最強の人斬り集団へと作り上げた土方歳三の生涯を描いた作品で、剣に生き、剣に殉じた彼の苛烈な生き様に胸が熱くなる小説です。

描写が素晴らしく、剣士の戦闘シーンや沖田総司に忍び寄る病魔などまるでその場にいるような臨場感が味わえました。新撰組や歴史小説が好きな方におすすめの一冊です。映画化もされているため、そちらを見てから読むのもいいかもしれませんね。

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司馬遼太郎で新選組を。近藤や土方、沖田らの性格や見た目の設定がどれだけ事実に近いのかわからない。この作者なら調べるべきは徹底的に調べた上だとは思うけど、司馬氏の描く人物像がその後の映像作品や後発の小説に決定的な影響力を持つことは間違いない。それだけ作品中の人物たちがリアルに躍動感をもって描かれている。刀を持って向き合うシーンの迫力ったらない。ときどき筆者の視点に戻って史実を確認してくれるのもいい。まだまだ読んでいない作品がたくさんあるのでゆっくり楽しむつもり。

引用元:読書メーター

3位:ぼくは明日、昨日のきみとデートする

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100万部突破し、映画化もされた七月隆文さんのSFチック恋愛小説です。京都の美大に通うぼくはある日一目惚れをし、高嶺の花に見える彼女に声をかけ交際することに。しかし彼女には大きな秘密があり…..という物語です。

前半はほのぼのとした展開ですが、後半からは謎が明らかになって一気に話が進みます。作者がライトノベル出身のため読みやすく、中高生も楽しめる作品になっています。タイトルの意味がわかると、一から読み返したくなる小説です。

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2位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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こちらはアニメ・映画化された、恋愛感動小説です。『自動手記人形』と呼ばれる代筆屋ヴァイオレット・エヴァーガーデンの依頼主視点で話が進んでいきます。

誰もが当たり前に知っている「愛」を、元少女兵のヴァイオレットは知りません。そんな彼女が、さまざまな人の「愛」に触れて成長していく物語です。

主人公のヴァイオレットを依頼主視点で描いている、一風変わった小説です。人の残酷さやどうにもならない切なさ、誰かを思う美しさなど一人一人の心理描写が丁寧に表現されていて、胸の奥がきゅっと切なくなります。

詩的な表現が好きな方、小説を読み慣れていない方におすすめの一冊です。

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自動手記人形=ヴァイオレットの依頼主の視点から描かれるヴァイオレットの姿。そこからはアニメとはまた違う彼女の表情を見る事が出来た。感情が分からない、普通の娘とは違う、と言いながら誰よりも心に響く言葉を紡ぐ彼女は本当に美しい。けれどその美しさの影には、目を背けたくなる程の痛みも抱えているのだと改めて思い知った。アニメで一通りの話を知っているからこそ、様々なシーンが鮮やかに蘇って、様々な言葉が言葉が胸に響いて、痛む。そして上巻を読み終わって思った事はただ一つ。彼女はギルベルトと出逢えて本当に良かった。

引用元:読書メーター

1位:君の膵臓をたべたい

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「泣ける小説」としてランキング上位に食い込んでいる、10〜20代に大ヒットした、住野よるさんの恋愛青春小説。

高校生の志賀春樹はある日、病院で一冊の文庫本を拾います。それは、クラスメイトの山内桜良が記した日記帳でした。そこには、彼女の余命がもういくばくもないことが書かれており、春樹は彼女と深く関わることに…..という物語です。

終盤の展開は予想外で驚きでしたが、読後は優しい清涼感を感じられます。生き方について考えさせられる小説。主人公が高校生のため、学生におすすめの一冊です。

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まとめ

おすすめの感動小説を25冊、ご紹介しました。読んでみたい作品は見つかりましたか?

SFチックなものやファンタジーな要素があるもの、恋愛や家族に関するものなど、感動小説には幅広いジャンルがあります。自分が共感できる作品を楽しんだあと、別のジャンルの本を読んでみると新しい発見があるかもしれません。

中には自分の悩みを解決するような小説もあるので、なんとなく気になる本を見つけたら手に取ってみるのをおすすめします。

この記事が、あなたとあなたにとって素敵な本が出会うきっかけになれれば幸いです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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