【24年1月最新】間違いなく面白いミステリー小説おすすめ本ランキングTOP30

15位:白馬山荘殺人事件

読んでみて

暗号のモチーフは“マザーグース”。女子大生のナオコは友人のマコトと共に白馬のペンションを訪れます。そこは兄が自殺した場所でした。自殺の直前「マリア様が、家に帰るのはいつか?」という兄が寄越した謎の手紙が気がかりで、真相を探るためにやって来たのです。

各部屋に飾られたマザーグースの童謡、毎年集う常連たち、いかにも訳ありな設定と暗号の面白さを堪能できる「東野圭吾」初期の代表作の1つです。

みんなのレビュー

呪文の解読は難解だったが、全ての伏線が回収され真相が明らかになった時、驚きとその構成の緻密さに感服する。

引用元:読書メーター

14位:占星術殺人事件

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名探偵「御手洗潔」のデビュー作として誕生し、その奇想天外で衝撃的なトリックで話題になった作品です。1人の画家が残した遺書は“6人の女性を切り取り、星座に合わせて合成し、新しい人体を作り出す”という恐ろしいものでした。

そして、実際に6人の女性が行方不明となり、バラバラ死体となって発見されます。荒唐無稽でありながら、きちんと理屈に合ったトリックに感心してしまいます。

みんなのレビュー

https://twitter.com/sabu_reading/status/1512671448426450945

13位:扉は閉ざされたまま

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完全犯罪を企てた犯人を、頭脳戦で追い詰めていく“倒叙物”のミステリーです。コロンボ警部や古畑任三郎シリーズのタイプと同じ。登場人物や背景に特に思い入れを感じさせないストーリーが比較的多いので、このタイプはミステリー初心者には読みやすいかもしれません。

この作品の面白いところは、事件発生の発端である死体の発見が成されないことです。扉の向こうにある死体をめぐり、その扉が開けられないまま物語が進んでいきます。独特の緊張感で最後まで引っ張られます。

みんなのレビュー

12位:アヒルと鴨のコインロッカー

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主人公が引っ越してきたアパートで出会った長身の男。彼は初対面だというのに本屋の襲撃を誘ってきました。しかもたった一冊の広辞苑を手に入れるために。この出来事がただのおふざけでないことが、その後に展開される物語の結末にわかってきます。

「伊坂幸太郎」の作品はどれもキャラクターが魅力的ですが、こちらのキャラたちも心惹かれる人物たちばかりです。どんでん返しと共に、どこか物悲しく切なさが残る青春小説でもあります。

みんなのレビュー

11位:戻り川心中

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その美しい文章と、予想をくつがえす結末で、ミステリー史上に名を残す名作です。ある有名な歌人が心中を起こし、死にきれず後日改めて自殺するという凄惨な事件を起こします。その後友人が彼の痕跡をたどっていき、意外な事実を知ることになります。

心中する歌人のモデルが文豪「太宰治」というのはよく知られた話です。表面的な設定だけでなく、歌人の心情が太宰の生き方と重なる、すべてが美しく計算されたみごとな作品です。

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10位:容疑者Xの献身

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人気のガリレオシリーズの長編で、直木賞受賞の大ベストセラー小説です。不遇な天才数学者「石神」は、娘と暮らす隣人の女性に心を寄せていました。その女性が、ある日訪ねてきた暴力的な前夫を殺害してしまいます。

母娘を救うために、「石神」は知力を駆使して完全犯罪を企てます。しかし立ちはだかるのはガリレオこと親友「湯川」との勝負。感動的なラストに涙する人も多い名作です。

みんなのレビュー

人間がこれほど他人を愛することができるものなのか、 と思う場面は深く共感。 なぜ自分の身を捧げてまで花岡母娘を庇うのか 分かった最後は涙。

引用元:読書メーター

9位:火車

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知り合いの男性に頼まれて、行方不明になった婚約者を探すことになった休暇中の刑事ですが、彼が探し始めた「関根彰子」という女性は、なぜか徹底的に自分の足取りを消して失踪していました。

つかみどころのなかったこの女性の実体が、クレジット社会の闇や自己破産の現実を通じて、徐々に明かにされていきます。借金地獄の恐ろしさと落ちていく人間の悲惨さを身近な存在として世に問うミステリーの名作です。

みんなのレビュー

クレジット決済における借金地獄、自己破産などが背景になっておりグイグイ惹き込まれ読了しました。但し、消化不良の結末という読後感は否めなかった。続編を期待したくなる。

引用元:読書メーター

8位:すべてがFになる

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孤島のハイテク研究所、隔離された生活を送る天才女性科学者、そして両手両足を切断されたウェディングドレスを着た死体…。想像を超えた設定と想像を超えた事件に、読者は戸惑いながらもワクワクしながら入っていけます。

そして、それを解決するのが大学教授と天才女子学生の個性が強すぎるキャラクター。当時として新感覚の理系ミステリーとして絶賛されたこの作品は、解決もまた超絶に想像を超えた驚きです。

みんなのレビュー

面白かった。 今読むと研究所の技術的な凄さはあまり感じないが発表された当時からすればとても未来的で未知なものだったろう。 閉鎖空間がよく活かされた内容だった。

引用元:読書メーター

7位:向日葵の咲かない夏

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ミステリー?ファンタジー?と首をかしげたくなるような世界観と、その結末に賛否両論を読んだ作品です。主人公は小学生の少年。学校を休んだ友達にプリントを届けにいった少年は、そこで友達の首吊り死体を発見してしまいます。

しかし警察が駆け付けた時、死体は消えていました。意味がわからなくて悩む少年の元にやって来たのは、死んだ友達の生まれ変わりだと名乗る1匹の蜘蛛でした。「自分は殺されたのだ」という蜘蛛のいうとおり犯人捜しをする少年ですが――。

みんなのレビュー

凄まじい量の伏線、お見事でした。 賛否両論だと事前に知っていたのでどんなものかなと思っていたけど自分としては好み!すっかり騙されました。 でも再読したいとは思えないかな、また鬱な気分になる笑

引用元:読書メーター

6位:姑獲鳥の夏

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「二十か月間、子供を身籠っていた女」、「密室から失踪した男」、「嬰児の連続死」等、奇妙な噂が流れる雑司ヶ谷の医院ではいったい何が起こっていたのか?文士「関口」は、この話の意見を聞くために、友人の京極堂を訪ねるところから物語は始まります。

古本屋であり、憑き物落としの「京極堂」とその仲間たちが活躍するこの「百鬼夜行」シリーズは、あり得ないホラー的な設定を、きっちり論理的に解決してみせてくれるのが魅力の作品です。

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5位:Another

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中学校が舞台のホラー的な雰囲気と、サスペンスの面白さも兼ねた青春ミステリーです。恒一が転校してきたクラスには、「いない者」という奇妙なルールが存在しました。何も知らないままそのルールを破ってしまった恒一。そして起こる同級生の突然の死。

なぜそのルールは誕生したのか、そして不思議な存在である眼帯の少女は何者なのか?続きを知りたくて、長いストーリーがするすると読めてしまいます。幅広い年代が楽しめる作品といえそうです。

みんなのレビュー

面白くて一気読み。トリックに全然気付かずしてやられた。学園ミステリーだからかホラーが苦手でも気にならずサラサラ読めた。ヒロイン?の鳴が謎めいていて魅力的。大胆なトリックの他にも様々な伏線が散りばめられていて感服。

引用元:読書メーター

4位:十角館の殺人

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本格ミステリーの定義はなかなかむずかしいのですが、謎解き、トリックに重点を置くという意味でいうと、「十角館の殺人」はまさに代表格といっても過言ではない名作ではないでしょうか。

外界から閉ざされた閉鎖的空間で起こる事件“クローズドサークル”と呼ばれる形のミステリー。孤島に建つ十角形の奇妙な館、そこに集まった7人が次々に事件に巻き込まれていきます。待ち受ける衝撃のラストと共に、フェアな読者への挑戦に改めて驚いてしまう傑作です。

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3位:点と線

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社会派ミステリーの大家「松本清張」の代表作です。推理小説という分野を身近なものにした伝説的名著。九州で起きた一見心中に見える男女の自殺ですが、その裏に見えた疑問に警察が捜査を開始します。

やがて容疑者が浮かびますが、その人物には鉄壁のアリバイが…。列車や時間トリックの元祖ともいえるこの作品で、昭和の刑事たちといっしょにアリバイ崩しを体感してみてください。

みんなのレビュー

序盤から一気にのめり込める。松本清張のミステリーにハマってきた。ページ数は少ないのにものすごい長編を読んだような満足感

引用元:読書メーター

2位:GOTH

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人間が持つ闇の部分に強く惹かれる「僕」と、同級生の女子「森野」は、殺人者や猟奇的なものに関心を持っている似たもの同士です。ある日森野が拾ってきたのは、殺人者の日記。2人はまだ発見されていない死体を見に行くことに…。

かなり刺激的な2人が、さらに刺激的な事件に関わっていく連作短編です。一筋縄ではいかない個性的なストーリー展開と主人公たちの奇妙な感性に、不思議とはまってしまう作品です。

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1位:葉桜の季節に君を想うということ

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究極のどんでん返し、もう一度読みなおしたくなるミステリーとして、この作品を無視することはできないでしょう。「なんでもやってやろう屋」の成瀬にもちかけられた友人からの相談は、霊感商法の詐欺事件の証拠をつかんでほしいというもの。

ミステリーでありながら、恋愛小説としても楽しめる物語が展開していきます。どんでん返しの名作として必ずといっていいほど紹介されてきた作品ですので、あまり裏を読まずに素直な気持ちで挑むのがおすすめです。

みんなのレビュー

まとめ

いかがでしたか?こうして改めて見てみると、長きにわたってさまざまな人から支持されてきた名作たちは、やはり実に個性派ぞろいですね。

ミステリーは時代によって、トリックや暗号など現在では通用しないものもあります。ですが、その時代に入り、その時代の文化を体験する歴史小説のような楽しさも味わえます。

まずは、いろいろなミステリー小説を手に取り、お気に入りを見つけましょう。そしてミステリー小説ならではのドキドキハラハラの充実した時間をぜひ満喫してください!

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