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アングロサクソン人とは?歴史・年表まとめ【特徴から名前の由来、文明、文化まで紹介】

アングロサクソン人とは、アングル人・ジュート人・サクソン人の3つのゲルマン系民族の総称であり、現在のイギリスに繋がるイングランドの基礎を築いた人々です。

アングロサクソン人が王国を築いたグレートブリテン島

アングロサクソン人と言っても、歴史やヨーロッパの民族に関心がなければあまり聞いたことがないという方もいるかもしれません。

しかし、現在でもイギリスやアメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった英語が公用語として使われている国々はアングロサクソン諸国と呼ばれており、もしかすると皆さんがよく知る海外の有名人の中にもアングロサクソン系の子孫がいるかもしれないのです。

この記事ではアングロサクソン人の特徴や歴史について迫っていきます。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

アングロサクソン人とは何か?

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アングロサクソン人は3つの部族の総称

アングロサクソン人はアングル人・ジュート人・サクソン人の3つのゲルマン系民族の総称です。元々は大陸の民族であったこの3つの民族について紹介します。

アングル人

アングロサクソン人の祖先の1つであるアングル人は、西方系ゲルマン人の1種族です。彼らはユトランド半島南部のアンゲルン半島に住んでいる民族でした。

アングロサクソン人の祖先の一部が居住していたユトランド半島

5〜6世紀ごろにアングル人の一部が海を渡ってイングランド北東部に移住し、王国を建設します。後に始まる七王国時代という群雄割拠の時代の初期には、アングル人の勢力が強い力を持ちました。

ジュート人

ジュート人も西方系ゲルマン人の1つです。ゲルマン民族大移動の際に、北方から来たデーン人に押し出される形でユトランド半島北部からブリテン島へ移住しました。

ブリテン島に上陸したジュート人は七王国の1つであるケント王国を建設し、後にアングロサクソン人と同化していきます。

サクソン人

ザクセン人とも呼ばれるサクソン人は、北ドイツ低地にて形成されたゲルマン民族です。彼らの一部はブリテン島に渡り、アングロサクソン人と同化してイングランド王国の基礎を築きました。

大陸に残ったサクソン人は、現在のドイツの一部であるニーダーザクセン州を形成する民族として今も続いています。

現在のニーダーザクセン州の位置

アングロサクソン人はどこから来た?

アングロサクソン人は、ドイツ北部やユトランド半島に住んでいたゲルマン系民族です。彼らは5世紀に大陸から海を渡ってブリテン島に移住しました。

アングロサクソン人は先住民族であったケルト系ブリテン人を支配し、ケルト文化を駆逐してアングロサクソンの王国を造り上げます。

中世の騎士道物語「アーサー王伝説」では、ブリテンのアーサー王が侵略者であるサクソン人と戦ったとされていますが、史実かどうかは未だに議論が続いています。

ブリトン人の君主アーサー王の像

アングロサクソン人の特徴とは?

現在のイギリス人の根幹をなす民族としてのアングロサクソン人は、肉体的には長身で、色白の皮膚、碧い目と金髪を持っていることが特徴として挙げられます。

しかし、アングロサクソン人と言っても既に長い歴史の中で様々な民族と混じり合っており、歴史的なアングロサクソン人と現代のアングロサクソン諸国の人々は血統的には関係が薄いのです。

またアングロサクソン人の祖先のうち、元々の居住地である大陸に残った人々で構成されたドイツ人はアングロサクソン人と呼ばず、別個の集団とされています。

アングロサクソン人の名前の由来は?

アングロサクソンは、「アングリアのサクソン人」という意味を持っています。

アングリアとはアングル人の土地という意味であり、元々はブリテン島に上陸する前の居住地であるアンゲルン半島に由来するとも言われています。

また、アングル人の名はイングランドおよびイングランド人の名前の語源にもなりました。日本語で英語を意味するイングリッシュもアングル人から来ているということです。

アングロサクソン人の文明・文化

アングロサクソン人の言語

アングロサクソン人は、言語学的にはインド・ヨーロッパ語族の中でも西方系の一派であるチュートン語族に属しており、低地ドイツ語から派生した英語が定着していました。

アングロサクソン人がブリテン島を征服したころの英語は古英語と呼ばれており、現代の英語の歴史はこの時代から始まったとされています。

現在、世界中に英語を公用語としている国が多くある理由は、イギリスやアメリカ合衆国などのアングロサクソン諸国が近代において多くの植民地を獲得したことが理由です。

英語を公用語としている国々

アングロサクソン人の宗教

ブリテン島に入植した古代ゲルマン民族の間では多神教信仰が主流で、七王国時代の初期の王もみな多神教を信仰していました。

ある時、アイルランドからイングランドへキリスト教が伝播してきます。しかし、このキリスト教はアイルランドで独自に発達したケルト系キリスト教でした。

そこへカトリックが上陸します。正統カトリックの影響力に対抗することができなかったケルト系キリスト教は虚しく衰退していきました。

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