あの料理も再現!料理漫画再現レシピ本
マンガ食堂
読んでみて
2012年にリトル・モアから刊行されたレシピ本。漫画に登場する料理を再現したブログ「マンガ食堂」を書籍化した作品で、人気料理漫画から名作漫画に登場する料理を細かく再現したレシピ本となっております。
例えば、「ドラえもん」の大長編「ドラえもん のび太の日本誕生」に登場する畑のレストランが作った「大根シチュー」や「のだめカンタービレ」に登場する「キノコとチーズリゾット」ななど、料理漫画以外のワンシーンから抜き出した料理が作れるという趣向を凝らしたレシピ本となっています。
みんなのレビュー
漫画に出てくる料理の再現レシピ集。『ドラえもん』から大根シチューを採用するあたりわかっていらっしゃる。知らない漫画も多かったが、あらすじの書き方が上手いのか気にならなかった。食べた感想もしっかり書いてあるので読むだけで楽しい。
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きょうのごはんは“マンガ飯”
読んでみて
2016年に旭屋出版から刊行されたレシピ本。フードコーディネーターのwatoさんが不朽の名作から話題作まで様々な漫画に登場する漫画飯を再現した再現レシピ本となっております。表紙を飾っているのは、ドラえもんに登場する「どら焼き食堂」の「ドラバーガー」です。
料理漫画からも数品登場しておりますが、料理漫画以外では『ゴルゴ13』『SLAM DUNK』『文豪ストレイドッグス』と一見すると料理とは無縁な漫画なのですが、意外なシーンに登場する料理を再現していたりと呼んでも楽しめる作品となっています。
みんなのレビュー
“マンガ飯”と聞くと、漠然とガツンとしてて手軽なものを想像したけど、実際はちゃんとした料理でかなり手の込んだものもあった(すみません(^^;)。これはレシピを参考にするのではなくて、楽しみながら読む本かな。表紙はドラえもん『ドラやき食堂』のドラバーガー。ちなみに、ドラどんやドラさしみ等々…は断念したそうです。そりゃそうだ(笑)
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ONE PIECE PIRATE RECIPES 海の一流料理人 サンジの満腹ごはん
読んでみて
2012年に集英社から刊行されたレシピ本。人気海賊漫画「ONE PIECE」に登場する麦わらの一味の1人で世界一のコックを目指す料理人、ヴィンスモーク・サンジが劇中で披露した料理の数々を再現したレシピ本となっています。
ワンピースファンならば一度は食べてみたいルフィが食べていたマンモスの骨付き肉や、空島産の空サメの焼き物というような料理の数々を収録。料理が苦手という方でも、この本のクソお世話になってみてはいかがでしょうか。
みんなのレビュー
★★★★何年か前に出たサンジのレシピ本は付録付きだったの?内容は前と同じでこれは付録なし。料理の監修は飯島奈美さん。イラスト多いし楽しかった。結構、普通の料理が多かったな。懐かしい🎵パンの耳揚げたやつ食べたいな😃
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食戟のソーマ 公式レシピブック 遠月学園 勝負の一皿
読んでみて
2015年に集英社から刊行されたレシピ本。ジャンプの料理漫画『食戟のソーマ』の公式レシピ本で、料理研究家の森崎友紀さん監修の下、劇中で披露された料理や、キャラクターオリジナルの料理などが掲載されたレシピ本となっております。
フルカラーで掲載されているので、完成後の彩りなどがよくわかる仕様となっているのが特徴的です。また、それぞれのキャラクターをイメージした料理なども掲載されているので、推しの誕生日に推しをイメージした料理を、なんて楽しみ方も出来るようになっています。
みんなのレビュー
超速読で読了。「食戟のソーマ」のレシピ本。主たる読者である10代向けに料理の基礎の基礎から書いてある。マンガで登場したレシピだけでなく、森崎友紀さんのオリジナルレシピも。刊行時期のため秋の選抜以降の料理が出ていないのが惜しいな。
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『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ
読んでみて
2018年に山と渓谷社から刊行されたレシピ本。『くらげバンチ』にて連載されている信濃川日出雄さん原作の料理漫画『山と食欲と私』の作中に登場する料理を厳選し、「おひとりさま」山ご飯として詳細なレシピなどをつけたオフィシャルファンブックとなっています。
また、おすすめ調理器具や下ごしらえの手順なども掲載されており、実際のアウトドアでも使える知識なども載っております。漫画をきっかけにアウトドアご飯を楽しんでみたいという方にはぜひ、おすすめの一冊となっております。
みんなのレビュー
山登りをした事はないけれど、どのレシピも美味しい匂いが漂ってきそうなほどで。 大人ココアが飲みたくなった。 どれも、おいしそうなんだけど他にはトレイルミックス鮎美スペシャルにも惹かれた。 好きなお菓子を選ぶのが楽しいし贅沢だし。 ちょっとした、工夫が楽しくて。良本でした。
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世界に誇る日本の食文化!和食を題材にした作品
味いちもんめ
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1987年から『ビッグコミックスペリオール』にて連載されているあべ善太さん原作、倉田よしみさん作画の料理漫画。東京都新宿区に店を構える料亭「藤村」。料理学校を首席で卒業するも、仕事を貰えず不満を漏らしていた主人公の伊橋悟は、ある時、同い年の谷沢と勝負することになり…という物語。
新米板前の伊橋が様々な人物の指導や各地の料亭などで修行し、板前、そして人間として成長していく物語となっております。1997年にはテレビ朝日系列にて実写ドラマ化され、主人公の伊橋役には元SMAPの中居正広さんがキャスティングされました。
みんなのレビュー
この一大まんがが大好きです。生意気な新米板前が、厳しくも優しい親方、腕のいい先輩たち、優しい仲居さんたちに囲まれてどんどん成長していくんです。私は京都に修行に行くところまでで読み進んでないんですが、どうしよう…買っちゃおうかなああ…。
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江戸前の旬
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1999年から『週刊漫画ゴラク』にて連載されている九十九森さん原作、さとう輝さん劇画の料理漫画。銀座に店を構える寿司店「柳寿司」の三男である主人公・柳葉旬は急病で倒れた父に代わり寿司職人になることを志し、独学で寿司職人としての修行を始めるのですが…という物語。
和食の中でも「寿司」を題材にした作品で、寿司職人は細かいテクニックや知識などが必要とされる繊細な仕事なんだなと改めて実感させられる作品です。ちなみに、筆者が印象に残っているエピソードは「冷凍マグロと生マグロの違い」について取り上げた回です。
みんなのレビュー
寿司といえば新鮮なタネをきれいに握ればいい、くらいの理解だったけれど、やっぱりいろいろテクニックやら知識が必要なんだなあ。読みやすくて面白い。
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将太の寿司
読んでみて
1992年から2000年まで『マガジンSPECIAL』、『週刊少年マガジン』で連載された寺沢大介さん原作の料理漫画。北海道小樽の「巴寿司」の息子である主人公の関口将太は、「寿司握りコンテスト」へ出場し、東京の名店「鳳寿司」の親方・鳳征五郎に認められ、単身東京へと旅立つ、という物語。
代表作に同じく料理漫画である『ミスター味っ子』がある寺沢大介さんが手がけた寿司漫画で、将太をはじめ、様々な寿司職人が創意工夫を凝らした創作寿司を作り、「寿司職人コンクール」で戦うというバトル漫画としての一面を持ち合わせているのが特徴的な作品です。
みんなのレビュー
再読。全巻読了済。 初めて読んだ時、この後いきなり最初から仕切り直しで始まり作風も変わり戸惑った。
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蒼太の包丁 銀座・板前修業日記
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2003年から2013年まで『週刊漫画サンデー』にて連載されていた末田雄一郎さん原作、本庄敬さん作画の料理漫画。実家の料理屋が寂れてしまい、再起をかけるため東京へ上京するも思うように料理人としての修行が出来ずにいた主人公の北丘蒼太だったのですが…という物語。
板前を目指す北丘が超名店「富み久」で修行し、先輩料理人から「心を伝える料理」を学び成長していく内容となっています。主人公の北丘は、様々な苦難を受けながらも、料理に対するひたむきな姿勢は周囲の心を掴んでいくという魅力的な人物で、読み進めるうちに、自然に心を掴まれてしまいます。
みんなのレビュー
1冊目 北海道出身の純朴な若者の蒼太君が東京で修行するという、寿司の将太君とも近い設定。味いちもんめに続く数少ない板前漫画。山村の兄さんの引き抜きの話が良い、低価格で敷居を低くした店も否定出来ないがあくまでも愚直に良い食材を使う老舗の心意気も決して自己満足なんかでは無いはず。本しめじ…今更ヒラタケとか区別するには遅いよなぁ。実日堂さん初登場、銀座って土地柄あんな爺さんは実際に存在して欲しいですねぇ
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舞妓さんちのまかないさん
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2017年から『週刊少年サンデー』にて連載されている小山愛子さん原作の料理漫画。舞妓になるため京都へとやって来た青森出身の主人公・野月キヨですが、舞妓としての才能がなく、青森へと帰されそうになるのですが、舞妓のまかない料理を作る「まかないさん」として残ることになり、という物語。
日本を代表する和風文化の一つである「舞妓」。華やかな世界を裏で支えるまかないさんを取り上げた作品で、まかない料理の為、和食以外の料理も登場します。ですが、16歳の主人公・キヨが作る料理はどれも家庭的なもので、読むととても心が温かくなる作品となっています。
みんなのレビュー
京都が舞台の話、好きなんだ。兄嫁に借りた。舞妓さんのタコ部屋住まいも明るく面白そうに描かれている。パンプティング食べたい!たまらん!親子丼美味しいそう。カレーですな。路面電車はどの辺りだろう。叡電かな。青森県出身なのか…この先も読みたい、つづきを借りに行こう。
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魅力詰まったフルコース!洋食を題材にした漫画
バンビ~ノ!
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2005年から2013年まで『ビッグコミックスピリッツ』にて連載されたせきやてつじさん原作の料理漫画。福岡の大学生である主人公の伴省吾は「最高のイタリア料理人」になることを夢見て、大学を休学し東京六本木の六本木トラットリア『バッカナーレ』へ修行に入るも…という物語。
イタリア料理を題材にした作品で、本作を描くにあたり、作者のせきやさんは実際にイタリアンレストランで下働きを経験。厨房での忙しさなどリアルな日常が描かれています。また、2007年からは日本テレビ系列にてテレビドラマ化され、主演には嵐の松本潤さんが抜擢されました。
みんなのレビュー
主人公・伴省吾(ばんしょうご)、福岡市のイタリア料理店でバイトしていたが、六本木のイタリア料理店で修行することになる。判は、初っ端から失敗ばかりしているけど、どうなる?でも、いきなりイタリア語なんて解らないよ。
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大使閣下の料理人
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1998年から2006年まで『モーニング』にて連載された西村ミツルさん原作、かわすみひろしさん作画の料理漫画。「気持ちを届けられる料理」を作ることを目指し、ホテル料理人を退職した主人公の大沢公は、新たにベトナムの日本大使館の料理人として就職することになり、という物語。
主人公である大沢の専門料理はフランス料理なのですが、様々な大使などを相手に合わせた料理を振舞うという公邸料理人としての一面が描かれております。また、現実に起きた外交や政治ニュースなどが織り込まれており、それらを重ねながら楽しむことが出来る作品となっています。
みんなのレビュー
小さい頃に読んで外交官の仕事や海外の風景、料理に憧れたのを思い出した。大人になってから読むと全体的に登場人物の昭和的な立ち回りが気になる(妻子を顧みない仕事人間、不倫など)。大人になった…相変わらずとてもおもしろかった。
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Artiste
読んでみて
2016年から「月刊コミックバンチ」にて連載されているさもえど太郎さん原作の料理漫画。フランス・パリのレストランで働く気弱な青年主人公・ジルベール。厨房内で同僚から散々バカにされるも、新人のマルコと出会ったことで、彼の人生は少しづつ変化していく、という物語。
気弱で被害妄想が激しいジルベールですが、味覚や嗅覚などの才能は超一流という人物で、周囲の人物にびくつきながらも、一流の料理人としての道を歩むために奮闘する内容です。料理メインではない回も存在しますが、読むと、仕事を頑張ろうと思える、そんな作品となっています。
みんなのレビュー
いろんな人に勧められて1巻。面白かった! 虐げられすぎて被害妄想のすさまじすぎるジルベール笑。こんなに精神的にもろいのに怒号飛び交う調理場で働くなんてすごい根性。
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リストランテ・パラディーゾ
読んでみて
2005年から2006年まで『マンガ・エロティクス・エフ』で連載されていたオノ・ナツメさん原作の料理漫画。イタリアの田舎からローマへとやってきた主人公の二コレッタが、母の再婚相手であるロレンツォがオーナーを務めるリストランテ『カゼッタ・デッロルソ』へとやって来たのですが…という物語。
二コレッタを中心に、イタリアの老紳士や料理人たちと料理を通じて様々な交流を深めていくという内容。番外編としてこのリストランテで働く人々を描いた『GENTE〜リストランテの人々〜』も刊行されているので、そちらと合わせて読むことをおすすめします。
みんなのレビュー
再読。おそらく舞台はイタリア。リストランテ(レストラン)で紡がれる物語。主人公のニコレッタは実の母親に会いに行く。リストランテは老眼鏡着用の紳士たちがサーブしてくれるという素敵なお店。母と娘になるまでの物語。番外編も買っているので後で読む。
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おいしい関係
読んでみて
1993年から1999年まで『ヤングユー』にて連載された槇村さとるさん原作の料理漫画。父の死をきっかけにそれまでの生活とは異なる境遇となってしまい、進路に悩んでいた主人公の藤原百恵は、偶然入店したレストラン「プチ・ラパン」のコンソメスープに感動し、このレストランで働くことを決めるのですが…という物語。
お嬢様のような暮らしをしていた百恵が、料理をきっかけに暗い過去を持つシェフの織田圭二のために奮闘する内容になっており、少女漫画としての側面を持った作品となっています。また、1996年にはフジテレビ系列の「月9」枠にて中山美穂さん主演で、テレビドラマ化されております。
みんなのレビュー
裕福な家に生まれ、おいしいものしか食べたことのなかったお嬢様・百恵が、父の死と倒産からコックを目指します。初めの職場プチ・ラパンは昔ながらの洋食屋さんですが、そこのコック織田さんはフランス仕込みの腕を持ち、そのコンソメスープは「寿命が延びるスープ」と呼ばれるほど。織田さんだけでなく、織田のおばあちゃんや高橋シェフの作るおいしそうなものばかりが出てくるのですが、五感で「おいしい!」と楽しむ百恵ちゃんが可愛くて(^ ^) 今より女性の仕事が応援されていない時代でも、信じた道を進んでいく強さもかっこいい。
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より取り見取り!その他料理を題材にした漫画
中華一番!
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1995年から1999年まで『週刊少年マガジン』などで連載されていた小川悦司さん原作の料理漫画。天才料理人の母を持つ主人公のリュウ・マオシンは、中国料理界で最も位の高い「特級厨師」になるために、陽泉酒家という場所で修業しながら、様々な料理人たちと出会うのでした、という物語。
中華料理を題材にした作品で、続編である「真・中華一番!」からは伝説の料理道具である「伝説の厨具」を巡り、「裏料理界」と呼ばれる闇の料理人たちと戦う冒険漫画となっています。基本は料理で対決しますが、途中から料理道具を使った格闘バトルも繰り広げる回などもあります。
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テレビ朝日の『10万回でできるかな』(出演KisMyFt2)食べ放題で元が取れるかな?企画内で、横尾渉さんが「中華一番理論」を展開してるので勉強のため読了。中国が舞台とは知らなかった!面白そう♪
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どんぶり委員長
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2014年から2017年まで漫画配信サイト「WEBコミックアクション」にて連載されていた市川ヒロシさん原作の料理漫画。主人公でばたふ学園2年C組の学級委員長が、調理実習の時間に目にした、同級生の男子生徒・吉田が作った親子丼を目にしたことがきっかけで、どんぶり料理の魅力に目覚め、という物語。
牛丼、かつ丼、親子丼、と様々などんぶり料理がありますが、本作に登場するオリジナルのどんぶり料理はどれも美味しそうで、しかも手軽に出来る物となっているので真似したくなる料理となっております。また、配信サイトにはレシピも掲載されているので、一度試してみては。
みんなのレビュー
参考になったのは「即席おんたま乗せ親子丼」で紹介されたレンジで「おんたま」を作る方法。これは脳にメモりました。作ってみたいのは「パスタを超える絶品ナポリタン丼」「3色缶詰開栓丼」。「野菜オンリースープあんかけ丼」もおいしそうだ。 考えてみるにどんぶり鉢の中のごはんと上に載せる具の組合せは創意工夫次第で無限にある。であれば、どんぶり鉢の中は創造の小宇宙といえる。丼を下品な食べものと侮ってはいけない。あれこれ作ってみよう。
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ラーメン大好き小泉さん
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2014年から『まんがライフSTORIA』、配信サイト「ストーリアダッシュ」にて連載されている鳴見なるさん原作のグルメ漫画。転校生である主人公の小泉さんは、ラーメンを食べ歩くというのが趣味のラーメンマニアな高校生。今日もどこかの美味しいラーメンを求めて、小泉さんはラーメン屋へ足を運ぶ、という物語。
関東首都圏のラーメン屋を訪れることが多いため、都内の高校が舞台となっている本作は、小泉さんが様々なラーメン屋を訪れ、そのラーメンをきっかけにクラスメイトの人達との交流を描いた作品となっています。また、2015年からはテレビドラマ化もされており、そちらでは実在する店舗などを紹介しております。
みんなのレビュー
ラーメン大好きな謎めいた美少女・小泉さん。心のソーシャルディスタンスが10mぐらいありそうで、ちょっと近寄り難くもありますが、ラーメンをお近づきアイテムにすれば一気にその距離が縮まります(それでもなかなか心を許してはくれないですが)。友達になりたい大澤悠(女子です)はなかなかその距離を縮められず、簡単に他の友人2人に差をつけられてしまう。小泉さんの決めゼリフは「お断りします」、「嫌です」、「違います」と否定形が多い。小泉さんの謎キャラぶりとおいしそうなラーメンがこの漫画の魅力。息抜きにはもってこい。
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焼きたて!!ジャぱん
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2001年から2007年まで『週刊少年サンデー』にて連載された橋口たかしさん原作の料理漫画。太陽の手、と呼ばれる能力を持つ主人公・東和馬が、ご飯にも負けない日本独自のオリジナルのパン「ジャぱん」を作ることを夢見て、ベーカリーチェーンの「パンタジア」で修行する物語。
主人公の東が、独創性の高いオリジナルのパン「ジャぱん」を生み出しながら、様々なパン職人と渡り合う内容となっております。また、その「ジャぱん」を食べた時に出る審査員のリアクションがかなり独特なのも本作の魅力的な部分の一つと言えます。
みんなのレビュー
イギリスパン、ドイツパン、フランスパンはあれど、日本のパン、ジャパンはない。ならば、これから作るしかない。この物語は熱き血潮が宿る太陽の手を持つ少年東和馬が、世界に誇れる日本人の日本人による日本人のためのパン、 ジャパンを作っていく、一大叙情詩である。編集冠茂が登場したりトンデモな展開やラストの衝撃など、悪い風に語られがちだけど、笑えるしテンションの高さなど真似した思い出深い作品。この漫画のパンの知識は嘘ばっかりだと思うんだけど、たしかめずに大人になってしまった。面白いし好きだ。
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失恋ショコラティエ
読んでみて
2008年から2014年まで『凛花』、『月刊フラワーズ』にて連載された水城せとなさんの恋愛料理漫画。製菓学校に通う主人公の小動爽太は、憧れの先輩である高橋紗絵子に告白するも振り向いてもらえず、傷心のままフランスのパティスリー「ラトゥリエ・ド・ボネール」へ修行に行くのですが…という物語。
チョコレートを専門に扱う菓子職人であるショコラティエを題材にした物語で、チョコよりもドロドロとした恋愛関係などが描かれている作品となっております。また、2014年にはフジテレビ系列にてテレビドラマ化され、主人公には嵐の松本潤さんがキャスティングされました。
みんなのレビュー
どんなに顔がよくても性格がよくてもモテない男はモテないという典型なのが爽太で、イライラするほど行動力に欠ける。嫌われたくないのは理解できるが、その弱気の裏側は女からのアクションを待っているということで、だからお前はモテんのだと何度読んでも同じところで乗り込んでいって説教してやりたくなる(笑)サエコの高校生とは思えぬ海千山千ぶりも爽太にだけ通じないのがいっそ気の毒だった。しかし恋の街パリで男を磨いてきた爽太のリベンジマッチはこれから。こじれにこじれた長い両片思いの行方から目が離せない。
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まとめ
近年では、バラエティ番組などで激辛料理や爆盛り料理などが取り上げられ、悪戦苦闘しながら食べる企画などがあります。ですが、そんな中でも純粋に楽しみながら食べている人を見ると少しだけ心が安堵します。
食というのは人間が生きていく上で必要な三大欲の一つであり、様々な命を頂きながら日々を生きているのだなと感じます。様々な料理漫画を紹介しましたが、各キャラクターが幸せそうに食べる姿を見るとこっちまで癒されてくる、そんな不思議な魅力を持った作品だなと実感しました。
本作をきっかけに、料理漫画に興味を持っていただけたら幸いです。