【24年1月最新】中学生におすすめの本・小説ランキングTOP25

10位:暗いところで待ち合わせ

読んでみて

殺人事件をきっかけに奇妙な出会い方をしてしまった「アキヒロ」と「ミチル」。盲目で1人暮らしのミチルは、ある時家の中に誰かがいる気配を感じます。それは殺人の容疑で警察から追われているアキヒロでした。人と関わるのが苦手な2人の、静かな同居が始まります。

サスペンスでありながら、2人の心の情景を静かに語り続けていく物語です。読んでいる方も彼らの優しさや心の変化を息をつめて見守ってしまいます。

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9位:かがみの孤城

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学校での人間関係で居場所をなくし、家に閉じこもっていた「こころ」は、突然光始めた鏡を潜り抜け、不思議な世界にたどりつきます。そこには似たような境遇や悩みを抱える少年少女たちがいました。なぜ自分たちはこの場所にいるのか――?

ファンタジーでありながら、現実の世界を行ったりきたりしながら関わっていく人との交流は、現実に生きる少年少女たちや大人たちへのメッセージといえるかもしれません。

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8位:時をかける少女

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理科の実験室で壊れた試験管。そこから漂う甘い香りを嗅いだとたん、「和子」は意識を失います。そして目覚めた時から、彼女は奇妙な出来事に翻弄されることになるのです。

日本で最も有名な名作SFファンタジーの1つ「時をかける少女」は、実写やアニメで映画もされ、長きにわたって語り継がれていますね。物語に漂う独特の優しさと甘さと切なさは、まさに時を超えての人気です。

みんなのレビュー

ストーリーは、映画で知っているが、最後の畳み掛けが、映画ではなく、筒井先生だった。40年以上も前の小説でも、面白いものは面白い。

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7位:アンネの日記

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アンネの日記を読むと、彼女は特別な人ではなく、どこにでもいる中学生の少女なのだなあと実感します。だからこそ、ナチスの迫害や戦争は遠い世界や過去のことではなく、身近な問題だと思わせてくれるのではないでしょうか。

読むことで受け継いでいくことができる、この本は平和な時代に残された大切な遺産なのだと感じます。

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6位:きまぐれロボット

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“ショートショートの神様”と言われた「星新一」が生み出す不思議な世界が、たっぷりと詰まった楽しい世界!長くても2~3ページで1つの物語を読み終えるので、読書が苦手な人でも簡単に読めてしまい、内容の面白さにあっという間にのめり込んでいくでしょう。

無稽でありながら、風刺もきいた未来の世界の不思議な物語は、男女問わずどんな年齢の人も手軽に楽しめる読書時間をもたらしいくれます。

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5位:屍人荘の殺人

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ミステリ愛好会の大学生と探偵少女、そして映画研究部の一行が夏の合宿にペンションを訪ねます。そこでとんでもない事態に遭遇した彼らは、ペンションに閉じ込められることになってしまいますが、翌朝部員の1人が死体となって――。

無稽な設定と本格ミステリーが融合した傑作と評価され、近年映画化もされた作品です。ラストはありえない状況ながら、しっかりと理論的に解説してくれて、納得!

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4位:ブレイブ・ストーリー

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家族崩壊の危機にみまわれた「ワタル」は、自らの運命を変えるために、謎の転校生「ミツル」の呼びかけに答え、異世界へと飛び込みます。ゲーム好きの11歳の普通の少年が活躍する冒険ファンタジーです。

作者はミステリー作家として有名な「宮部みゆき」ですが、少年が主人公の物語や超能力ものも手掛けていて、キャラクターの魅力や心理描写が抜群!前半のドロドロした大人の事情はかなりリアルです。

みんなのレビュー

半分くらい現実の話が続いてびっくりした。でもそのおかげで亘がもう幻界に行って願いを叶えるしかないくらい徹底的に打ちのめされて、不幸のどん底にある感じが出ていて旅の動機としてはしっくり来た。

読書メーター

3位:風が強く吹いている

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箱根駅伝を目指し、走ることに目覚めた「灰二」が、天才ランナー「走」と出会い、10人のランナーたちと共に駅伝に挑戦する物語です。主人公たちは大学生ですが、走ることに対する彼らの一途な思いが、これから青春ど真ん中に突入していく中学生たちの心をきっととらえることと思います。

夢を見ることの大切さ、仲間との繋がりなど、いくつになっても感動させてくれること間違いなしです。アニメ化され人気上昇!駅伝を見る目が変わりますよ。

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2位:君の膵臓をたべたい

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恋愛物語のおすすめとして、必ず登場する名作です。主人公の僕が偶然拾った文庫本。それはある少女のもので、自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを綴られている日記のようなものでした。それをきっかけにして、彼女と僕の交流が始まります。

悲劇でありながら悲壮さを感じない爽やかな青春恋愛小説です。映画化もされたので、原作と合わせての楽しみ方もおすすめです。

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1位:ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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イギリスの「元・底辺の中学校」に通う息子の学校生活と、その周辺の出来事をお母さん目線で綴ったエッセイです。日本人は、多様性や民主差別というものを頭では理解しているつもりでも、それが具体的なものではないというのがこの本を読んでいるとよくわかります。

さりげないけどリアルな日常と、それを自分たち流に乗り越えていく子供たちに感動!中学生も子育て中の大人たちにもおすすめの本です。

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まとめ

さまざまなジャンルの中学生におすすめの小説、いかがでしたでしょうか。

どんな本が読みたいか迷ったら、まずは自分の好きなジャンルや短編集など、読みやすいタイプの本から手にとってみてはいかがでしょうか。

今度は続編を、次は同じ作者のものを、などいろいろと読書の幅が広がっていくことと思います。中学生におすすめの本、ぜひ参考にしてみてください。

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