2020年のおすすめ小説20選【ホラーから感動、ミステリー、恋愛も】

2020年のおすすめミステリー小説作品

宿借りの星

読んでみて

本著は、2020年の日本SF大賞を受賞した名作小説です。

舞台は人間はすでに滅ぼされた世界。かつて人間を滅ぼした生物たちが住む惑星では、これまでにない戦争が起きようとしていました。その惑星では、異形の殺戮生物たちが縄張りのように国を築いて暮らしていました。祖国を追われたマガンダラは、放浪の末辿り着いた土地で、滅んだはずの人間による恐ろしい企みを知ってしまいます。

惑星の運命はどうなるのか、長編SFミステリ作品です。

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天冥の標

読んでみて

本著も、宿借りの星と同様に2020年の日本SF大賞を受賞した快作です。

時は西暦2803年、植民星であるメニー・メニー・シープは入植300周年を迎えました。しかし、総督を務めるユレイン三世は、植民地全域に配電制限などの弾圧を加えるのでした。そんな状況にあって、医師であるカドムは街に謎の疫病が蔓延しているという知らせを受け、緊急の要請を受けます。

2020年の傑作SF小説をぜひ読んでみてください。

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クスノキの番人

読んでみて

本著は、2020年に出版された、ミステリの名手である東野圭吾の最新小説です。

玲斗は、不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまいます。送検、起訴を待つ身となってしまった玲斗の前に、ある弁護士が現れるのでした。その弁護士は、ある依頼人の命令を聞くのであれば、釈放してくれるといいます。玲斗は、怪しさを感じながらもその弁護士に従うことにするのでした。

「クスノキの番人」とはいったい何なのか、その答えはぜひ読んで確かめてみてください。

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medium 霊媒探偵城塚翡翠

読んでみて

本著は、様々なミステリ文学賞を総なめにした大ヒット小説です。

本書はなんと「第20回本格ミステリ大賞」「このミステリーがすごい!大賞」「本格ミステリ・ベスト10第1位」「SRの会ミステリベスト10第1位」「2019年ベストブック」の5冠を獲得しました。

本作の主人公は、推理作家として難事件を解決してきた香月史郎。彼は、霊媒として死者の言葉を伝えることができる女性である城塚翡翠と出逢います。彼女の言葉に証拠の能力はありませんが、そんな翡翠と協力しながら香月は事件に立ち向かうのでした。

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紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人

読んでみて

本著は、2020年の「このミステリーがすごい」の大賞受賞作である傑作ミステリー小説です。

主人公は、神保町で紙鑑定事務所を営む渡部。ある日、彼の事務所にひとりの女性がやってきます。彼女は、紙鑑定士である渡部になんと「彼氏の浮気調査をしてほしい」というお願いをするのでした。手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。しかし、それがなんと恐ろしい大量殺人の真相を暴く手がかりとなるのでした。

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カケラ

読んでみて

本著は、人気小説家である湊かなえ作の2020年に出版されたミステリ小説です。

医師の橘久乃は、久しぶりに訪ねてきた幼なじみからダイエットの相談を受けます。そのカウンセリングの中で、ふと小学校時代の同級生である横網八重子の思い出話になり、彼女の娘がドーナツがばらまかれた部屋で亡くなったという話を聞くのでした。もともと明るくて運動神経もよかった少女は、なぜ死を選んだのか。整形をテーマに、人の幸せについて見つめなおす心理ミステリ作品です。

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2020年のおすすめ恋愛小説作品

破局

読んでみて

本著は、2020年の芥川賞を受賞した名作恋愛小説です。

主人公の陽介は、元ラガーマンで公務員試験を目指していました。彼には、麻衣子という政治家志望の彼女がいましたが、魔が差した彼は別の灯という女性と関係を持ってしまいます。本能と理性の間で揺れ動く気持ち。陽介の心と体の平衡感覚が瓦解していく様を見せつけられる快作です。

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四畳半タイムマシンブルース

読んでみて

本著は、2020年に出版された森見登美彦の最新小説です。

森見登美彦といえば、四畳半神話大系などの小説作品で有名ですが、本作はその続編にあたる作品となっています。舞台は真夏の京都の四畳半。学生アパートに唯一のエアコンが動かなくなり、灼熱地獄に陥っていました。そんな中、25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという男が現れます。

一度読み始めたら止まらない魅力のある小説作品です。

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イマジン?

読んでみて

本著は、2020年に出版された名作ラブコメ恋愛小説です。

憧れの映像制作の現場に飛び込んだ良井良助は、慣れない現場に戸惑う毎日を過ごしていました。しかし、現実と物語を繋げる、魔法の世界であるこの業界に熱い思いを持っていました。魅力的な仕事仲間たちとともに、彼の活躍が始まります。

熱い仕事の世界と甘いラブコメとのバランスが魅力的な一冊です。

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涼宮ハルヒの直観

読んでみて

本著は、大人気シリーズである涼宮ハルヒシリーズの最新巻です。

涼宮ハルヒの突然の思いつきは、2年に進級しても健在でした。そんな中、鶴屋さんから突如、ハイソな世界の旅の思い出話という謎のメールが送られてきたのでした。大人気シリーズの第12巻は、ミステリ要素も魅力的な一冊となっています。

約10年のブランクを埋める本作は、間違いなくおすすめできる作品です。

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まとめ

こちらの記事では、以下の4つの切り口で2020年のおすすめ小説を紹介してきました。

  • 2020年のおすすめホラー小説作品
  • 2020年のおすすめ感動小説作品
  • 2020年のおすすめミステリー小説作品
  • 2020年のおすすめ恋愛小説作品

2020年は世の中が大きく変わった一年でした。自宅で小説を読む時間が増えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の記事では、2020年に出版された小説の中でもぜひ読んでほしい本を取り上げてみました。この記事に出てくる本たちを気に入っていただければ嬉しいです。

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