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ヒトラーユーゲントとはどんな集団?来日の様子や活動内容も紹介

ヒトラーユーゲントってどんな人たち?」
ヒトラーユーゲントはどんな活動をしてたの?」

ヒトラーユーゲントは1926年に設立されたナチスの青少年教育組織です。活動は幅広く、ナチスの宣伝はもちろんのこと、日本と同盟国の時は日本に来て親善活動を行ったりもしており、その時は日本でエイターテーメント的な人気も出たという話もあります。

ヒトラーユーゲント

ヒトラーユーゲントというと、金髪碧眼の美少年達の集まりというイメージがありますが、実際はどういった経緯で設立され、どういった活動を行ったのかそういった疑問を解決できるようにこの記事では解説していきます。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

ヒトラーユーゲントとは?

ヒトラーユーゲントは国家の青少年団体だった

ヒトラーユーゲントとは、1926年に設立されたナチス党の青少年教化組織です。1936年には法律によって国家で唯一の青少年団体となり、10歳から18歳の青少年全員の加入が義務付けられました。日本語訳は、「ヒトラー青少年団」と呼ばれました。

ヒトラーユーゲントの結成と経過

軍事訓練をヒトラーユーゲント

始めはナチスの党内の青少年組織だった「ヒトラーユーゲント」も、1933年にナチ党が第一政党をとり政権を握ると、国家で唯一の国の青少年団体となっていきました。どの様に、ヒトラーユーゲントが結成され、活躍をしたのか見ていきます。

どのように結成したのか?

ヒトラーユーゲントの前身は突撃隊の一部だった

ヒトラーユーゲントの前身は、1922年に設立された「Jugendbund der NSDAP」(JdN、国家社会主義ドイツ労働者党青年同盟)です。「JDN」の入隊資格は14歳から18歳までの男子で、そのうち14歳から16歳までは「Jungmannschaften」(青年チーム、意訳)としてグループ化され、年長になると「Jungsturm Adolf Hitler」(アドルフ・ヒトラー青年前衛隊)とされました。この組織は突撃隊(SA)によって管理されており、アドルフ・レンクという人物によって率いられました。

この団体は1923年の「ミュンヘン一揆」で、首謀者のヒトラーが逮捕されてから解散しています。しかしその後オーストリアやドイツで多くの地方青年団が組織されて、レンクおよびクルト・グルーバー の「Großdeutsche Jugendbewegung」(大ドイツ青年運動)や「Schilljugend」(シル青年団)といった組織が結成されました。

ドイツ国内などの青少年団を統一したアルフレート・ローゼンベルク

そして1926年にグルーバーの「Großdeutsche Jugendbewegung(大ドイツ青年運動)」がヒトラーユーゲントに改名され、これが後ヒトラーユーゲントの基礎となりました。1928年以降はアルフレート・ローゼンベルクという人物が全国の青少年団を統一し、ヒトラーユーゲントは10歳から14歳の男子部門、 Deutsche Knabenschaft(ドイツ少年団)を結成、1931年には Deutsches Jungvolk in der Hitler-Jugend(ヒトラーユーゲント内ドイツ少国民団、意訳)と改名しています。

ナチ式敬礼を行うヒトラーユーゲント(1933年)

1933年にヒトラー内閣が成立すると、ヒトラーユーゲントは半ば公的な組織となり、1936年に「ヒトラーユーゲント法」が成立すると正式に公的な青年団体となりました。そして10歳から18歳までの青少年の全員の加入が義務づけられるとともに、他の青年団体は禁止されたのでした。10歳以上の少年少女の親が届け出を行わなかった場合は、150マルクの罰金もしくは拘束されたといいます。そのため1939年始めには770万になっていました。

どのような活動をしたのか?

野外訓練を行うヒトラーユーゲント

ヒトラーユーゲントは、国家を担う少年・少女の教育がなされ、教育を受けています。「ヒトラーユーゲント」で何よりも重要とされたのはスポーツでした。ヒトラーは知的活動の総ては統制されなければならないと主張し、「ドイツの男子青年は各自が戦士のような身体をつくること」を提唱していました。ただ一つの教えは「一つの民族、一つの総統、一つの国家」でした。

そしてヒトラーユーゲントの訓練で重視されたのは野外キャンプで、団員は3週間にわたるキャンプに参加することが義務づけられ、集団生活を通じてナチスの世界観や共同体精神をたたき込まれたのです。このような活動を行っていたヒトラーユーゲントですが、1939年に第二次世界大戦が開戦されると急速に悲劇に巻き込まれることとなりました。

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