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美空ひばりの死因とは?昭和の歌姫が病を抱えた理由や亡くなる前の生活を解説

美空ひばりが病気になった原因

家族に囲まれて幸せそうな美空ひばり

何よりも家族を大切にしていた美空ひばり。しかし、1970年代に入り、暴力団と関係していた弟が起こした不祥事により、美空ひばり本人もバッシングを受け、芸能活動ができないほどになります(時代的に芸能活動には、暴力団の庇護が必要だったとも言われています)。

大きなヒット曲にも恵まれず1980年代に入ると、今度は次々に家族が病に倒れ、この世を去ってしまうのです。

酒とタバコがやめられなかった

やめられないのには理由があった

美空ひばりの人生の中で、最も大きな困難が1980年代の相次ぐ親しい人たちの死でした。

1981年には母・加藤喜美枝が脳腫瘍により68歳で死去しました。母と2人3脚で歩んできた芸能活動だっただけに、美空ひばりの心中を思うとやりきれないものがあります。1983年と86年には、2人の弟たちも死去した上、親友だった江利チエミの急死なども影響して、酒とタバコが手放せなくなるのです。

生涯正式な結婚はしなかった美空ひばりですが、1977年に弟の息子である加藤和也を養子にして、精一杯の愛情を注ぎます。しかし、それでも酒やタバコとは縁が切れることがありませんでした。それだけ美空ひばりの喪失感は大きなものだったのでしょう。

玄米とお茶だけで栄養不足だった

玄米は栄養的に優れているが…

自らの病が明らかになってから、美空ひばりの食事は玄米のおにぎりとお茶だけになりました。韓国系アメリカ人の医師、ハワード・ヤングを紹介された美空ひばりは彼の勧める食事だけを摂るようになったのです。

確かに玄米には豊富な栄養素が含まれていますが、玄米だけの食事は栄養が偏ってしまいます。玄米は精米をしていないだけに、消化が悪く、栄養の吸収率も低いです。ですから、玄米を食べて痩せたという人がいるわけです。

健康な時ならともかく、病気の美空ひばりが玄米おにぎりだけしか口にしないというのは行き過ぎでした。また、おにぎりとともに美空ひばりが飲んでいたお茶は「センナ」という薬草です。

センナは便秘の人が下剤として服用するほどの効果があります。玄米とセンナの組み合わせは、一層美空ひばりの栄養状態を悪くしたのではないでしょうか。

治療が上手くいかなかった

特発性間質性肺炎は原因がわからないため、戦いにくい相手だ

こうして大腿骨頭壊死による痛みと肝硬変による不調と戦っていた美空ひばりは、1989年には特発性間質性肺炎と診断されます。

この病気に有効な治療はステロイドホルモンを使うことですが、すでに肝硬変を患っていた美空ひばりには、副作用が出る恐れがありました。このため、有効な治療を行うことができなかったのです。

美空ひばりの体内には、治療を阻むようにさまざまな病気が存在していたことになります。その上、玄米とお茶だけの食生活で栄養も不足していたのですから、治療が上手くいかなかったのも当然だったのかもしれません。

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