【24年1月最新】大学生におすすめの小説・書籍ランキングTOP30

20位:四畳半神話大系

読んでみて

新入生のときに4つのうちから選んだサークルが原因で、バラ色の大学生活を送れていないと嘆く大学3年の主人公。そんな主人公が他のサークルを選んでいたら、どうなっていたかというパラレルワールドが描かれた作品です。

誰しもが一度、もしあの時違う選択をしていたらと考えることがあるのではないでしょうか?

そんな思わず吹き出してしまいそうなストーリーで、文体は堅苦しいのに、内容はふざけているというギャップがまたついつい笑ってしまいます。

彼が別の選択肢を選んでいたらどうなっていたのか、ぜひ読んで確かめてみてください。

みんなのレビュー

19位:砂漠

読んでみて

大学に入学し出会った5人の男女の日常といくつかの事件を描いた作品。合コンや麻雀、通り魔との遭遇など様々な経験や一緒に過ごした時間が、彼らを繋ぎ、そして成長していきます。

5人の中でも西嶋というキャラの印象が特に強烈でした。リアルにいたらきっと仲良くできないだろうなと思うようなキャラですが、西嶋の言葉は大学生には特に刺さるフレーズがたくさんあり、私はこの本を大学生のときに読みたかったと本気で後悔したほどです。

今、大学生のあなたに読んでほしい作品で、物語の最後の一文が、何とも言えない爽やかな読後感を与えてくれます。

みんなのレビュー

18位:星の王子さま

読んでみて

世界中で翻訳され、70年以上読まれ続けている名作。砂漠に不時着した「僕」が出会った小さな男の子は、遠い宇宙から旅してやってきた星の王子様でした。

僕と王子様が出会って対話して行く中で、大切なものとは何かに気づいていく様には私もハッとさせられ、自分にとって大切なものは何かと考えさせられます。子供のころに一度読んだことがある人でも、大学生になった今、もう一度読み直してほしい作品の1つです。

児童書のようでありながら、哲学書のようにも思えるそんな作品でした。

みんなのレビュー

人間が大人になると忘れがちになる心と、それぞれの星の住人(王様や点灯夫、地理学者など)になりがちだという事実を改めて感じた。 大切なものは目に見えず、心でしか見えないという短いが深い言葉が印象的である。 最初は王子様が自分勝手なことばかり話し、主人公の話を全く聞かないコミュニケーションの取れないやつと思っていたが、本当の意思疎通は言葉でないことを気付かされる。 王子様が育てた薔薇のように愛する時間が長ければ長いほど人や物は自分にとって大切な存在になる。

読書メーター

17位:銀河鉄道の夜

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表題作の「銀河鉄道の夜」を含む14編を収録された作品。貧しく孤独な少年ジョバンニが親友のカムパネルラと共に銀河鉄道に乗って、美しく悲しい夜空を旅します。

2人が銀河鉄道に乗り込んだ後、夜空の景色を表現する描写が本当にきれいで、自分もそこで同じ景色を見ているのではないかと思えるほどでした。「銀河鉄道の夜」以外の作品もおもしろく感動する話ばかりで、この一冊で二度も三度も楽しめます。

宮沢賢治といえば童話のイメージが強いかもしれませんが、大人になった大学生でも十分楽しめる作品でした。

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16位:星を継ぐもの

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月面調査員が月で真紅の宇宙服をまとった死体を発見し、調査の結果、その死体は死後5万年が経っていることが判明しました。一体この死体はどこから来たのか、地球人なのかそれとも別の星からやってきたのか世界中の科学者がこの謎に挑みます。

言語学や生物学、天文学や考古学、医学などそれぞれの専門家の視点から謎を解き明かそうとしますが、一つの謎を解けば新たな謎が生まれてしまいます。物語の途中、本当に解決できるのだろうかと不安になるときもありましたが、終盤に一気に謎が解けていく場面では鳥肌が立ちました。

フィクションのはずですが、現実のドキュメンタリーを読んでいるようなそんな気持ちになるSF小説です。

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15位:陽気なギャングが地球を回す

読んでみて

嘘を見抜く名人、スリの天才、演説の達人、精確な体内時計を持つ女、この4人は今まで失敗したことのない銀行強盗でした。今回もうまく強盗に成功し、逃走していたところ、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に金を奪われてしまいます。

銀行強盗が盗んだ金を別の集団に盗まれてしまうという何ともおもしろい作品で、銀行強盗という犯罪に手を染めているにもかかわらず、なぜか憎めない4人の個性的なキャラが見どころです。また、4人の会話がユーモアにあふれ、ついつい笑ってしまいました。

続編として2冊出版済みですので、そちらもぜひ読んでみてください。

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14位:新世界より

読んでみて

1000年後の日本、人類は「呪力」と呼ばれる念動力を得て平和に暮らしていました。ある日、豊かな自然に囲まれた集落に住む子供たちは、集落の外に出かけ、行ってはいけないと言われていた場所に入ってしまいます。そこで、子供たちは1000年前の文明が滅びた理由と今に至る経緯を知ってしまい、平和な日常に綻びが生まれるのでした。

緻密に練られた世界観に、あっという間に引き込まれ一気読みしてしまいます。上中下巻と3冊に分かれてボリュームもありますが、それが全く気にならないほどでした。

SF好きにはぜひ一度読んでほしい作品です。

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13位:月の影 影の海(十二国記シリーズ)

読んでみて

女子高生の陽子は突然ケイキと名乗る男に連れられ、別世界に迷い込んでしまいました。ケイキとはぐれてしまい、ここがどこなのか、何故連れてこられたのか、なぜ命を狙われるのか、何一つわからないまま物語の幕が上がります。

異世界に連れてこられた陽子が本当に不憫で、何もわからないまま一人で別世界をさまよい、出会った人の裏切りに会うなど、踏んだり蹴ったりでした。しかし、ケイキという男の名前だけを頼りに、歩み続けます。

上巻はひたすら陽子に苦難が降りかかり、読むのがつらいと思うかもしれませんが、それでも続きを読んでほしいと思える小説です。

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12位:西の魔女が死んだ

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中学生になり、学校に行きたくなくなった少女まいは、西の魔女と呼ばれる大好きなおばあちゃんのところで過ごすことになります。まいはそこで魔女修行を受けることなりますが、魔女修行のポイントは「自分で決めること」でした。

中学生のころに課題図書などに指定されるなどで知っている人も多いのではないでしょうか?大学生になって今更と思うかもしれませんが、そんな今だからこそ読んでほしい作品です。

あのときには見えてこなかった、気づかなかった、そして大学生になったからこそ分かる大事なことを教えてくれます。

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11位:1984年

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「ビッグ・ブラザー」率いる独裁政権が国家を支配し、人々は自由な言論が禁止され、すべての行動は監視されていました。主人公のウィンストン・スミスは真理省記録局に勤め、歴史の改ざんが仕事でしたが、一人の美女と恋に落ちたことで、彼は反政府活動に興味を持つようになります。

何とも言えないディストピアが描かれた小説で、監視社会が行き過ぎた場合、このような世界になるのだろうと思いました。監視社会の狂気や恐ろしさが描かれ、物語は重く苦しい内容ですが、常に何かを考えさせられる作品でした。

時間に余裕のあるときにじっくり読みたい作品です。

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