フリーメイソンは入会できる？その方法は？資格や手順・加入の流れを紹介

フリーメイソン入会の手順

フリーメイソンは「自由意志」を重視している組織のため、入会する場合は積極的に行動する必要があります。フリーメイソンの入会手順は以下の通りです。

1. フリーメイソンについて理解する
2. 入会したいロッジの会員と知り合いになる
3. 嘆願書を提出する

それぞれについて詳しく解説していきます。

1. フリーメイソンについて理解する

入会を決意したら、まずはフリーメイソンについて情報を集め、組織への理解を深めましょう。

フリーメイソンの知り合いがいるのであれば、その人に聞くのが一番の近道です。もしいない場合は、日本のグランドロッジに問い合わせてみましょう。

レキシルではフリーメイソンについて詳しく解説している記事があるので、よかったらそちらも参考にしてください。

フリーメイソンとは？マークや入会方法、歴史についてを分かりやすく解説

2. 入会したいロッジの会員と知り合いになる

フリーメイソンについて知り、それでも入りたいと思ったなら今度は入会したいロッジの会員と知り合いになりましょう。

ロッジを選ぶ際に重要な基準は「最低でも月1で行われる定例会に参加できるか」です。定例会の時間はロッジごとに異なります。また、雰囲気も違うので、自分にあったロッジを選びましょう。

よくわからない、という場合は日本グランドロッジに連絡して相談に乗ってもらうのもおすすめです。

入会したいロッジが決まったなら、次はそのロッジの会員と知り合いになりましょう。できる限り多くの会員と知り合いになることが大切です。なぜなら、入会申請にはロッジの会員（マスターメイソン）2人に保証人になってもらう必要があるからです。

ここが最大の難関と言えるかもしれませんね。

3. 請願書を提出する

保証人になってくれるマスターメイソンを2人確保したら、いよいよ請願書の提出です。

請願書はインターネットから提出するか、そのロッジのセレクタリーという役職についている人から入手して提出します。請願書が提出されると、ロッジは申請を受理したことを日本グランドロッジに連絡。

その後に、身辺調査と面談が行われてマスターにその結果が報告されます。就職の一次面接のようなイメージですね。結果が良ければ、ロッジ内で申請に関連する投票が行われます。投票が終わり、認められればフリーメイソンの会員として第1階級が与えられます。

フリーメイソン入会までの流れ

先ほどはさらっと説明しましたが、フリーメイソン会員になるまでに平均2〜3ヶ月かかり、主に以下の4段階のステップを踏みます。

1. 定例会で審査が行われる
2. 入会金を支払う
3. 儀式と宣誓の暗唱をする
4. 参入儀礼を行う

1. 定例会で審査が行われる

フリーメイソンの会員として認められるまでには、身辺調査と面接、投票が行われると紹介しました。投票は月に1回行われる定例会で行います。

そのため、時期によっては1ヶ月、年末などの忙しい時期や申請者が多数いる場合は、さらに多くの時間がかかります。

2. 入会金を支払う

定例会の審査に通れば、ほとんど入会は許可されたと言ってよいでしょう。入会金や年会費はロッジの会員数、経費によって拠点ごとに異なります。

そのため、はっきりとは言えませんが、目安として入会費が45,000円。年会費が8,000円ほどかかります。また、慈善活動のためのお金をロッジ内で募る場合があります。これに関しては会員がそれぞれ自由に決定できるため、生活に負担のない金額の設定が可能です。

3. 儀式と宣誓の暗唱をする

フリーメイソンへ入会する前に、参入儀礼が行われます。参入儀礼とは、正式なメンバーになるために行われる儀礼のことです。少し語弊がありますが、入社式のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。

参入儀礼の日程は、審査が通った後に決定されます。申請者はメンバーに儀礼や宣誓の方法を教わり、儀礼の日までにそれらの暗唱を行います。

4. 参入儀礼を行う

参入儀礼はフリーメイソンが最も秘匿しているものなので、実際のところはハッキリとわかりません。一説によると、ちょっとした演劇のようなことをするそうです。

参入儀礼では、入会申請者は最初に小部屋へ通されます。しばらくすると案内役が部屋にやってきて目隠しされ、ドアへ進みます。3度のノックの後に目隠しをされたまま室内へ通され、さまざまな試練を受けるそうです。

試練が終わると目隠しが外され、マスターから訓示を受けます。そして、フリーメイソンであることを示す握手の方法を教えられ、儀礼などの秘密を守ることを宣誓して儀式は終了。

晴れてフリーメイソンの一員となります。

入会を一度拒否された場合でも再申請できるのか

万が一、申請が受理されなかったとしても、一定期間後に再申請が可能です。ロッジによって異なりますが、およそ3〜6ヶ月後に請願書を提出できます。

ただし、身辺調査や投票で拒否された場合、その情報が各ロッジで共有されるので注意が必要です。

フリーメイソンの日本の拠点一覧

フリーメイソンの入会に関するまとめ

フリーメイソンの入会について紹介しましたが、いかがでしたか？

フリーメイソンは裕福な人や権威のある人しか入会できないイメージがありました。しかし、きちんとした生活を送れている成人男性であれば、一般人でもフリーメイソンに入会できることがわかりましたね。

この記事が、フリーメイソンへの入会を考えているあなたの助けになれたのなら幸いです。