今も謎が残る亡くなる直前の状況
すでにお伝えした通り、亡くなる直前のhideからは、自殺の兆候は全く見られなかったと言われています。
事実、遺書なども見つかっていないうえに、hideが亡くなったのはソロ活動を本格化しはじめた時期であり、新たなバンドを組んで発売した新曲の売上も絶好調でした。海外進出に向けて全米・全欧ツアーの計画もあり、亡くなる数日前には都内のスタジオ建設予定地の仮契約をするなど、まさにこれからというタイミングでの訃報だったのです。
また、X JAPANのリーダーであるYOSHIKIさんも「彼は自殺するような人間ではない」と発言しており、当時の状況証拠からも自殺ではないと推測されているのです。
様々な事故死説がある中で、
- 肩こり解消の施術中の事故死説
- 嘔吐による窒息死説
今回は上記2つの事故死説について詳しく解説していきます。
肩こり解消の施術中の事故死説
hideの弟でマネージャーでもある松本裕士さんの発言から、hideは肩こり解消の施術中に不慮の事故で亡くなってしまったのではないかと考えられています。以下に松本裕士さんのコメントを引用します。
hideは生前、ひどい肩こりと偏頭痛に悩まされており、整骨医が行う首の牽引によるストレッチをしていた。いつものように牽引していたが、帰国直後の時差ボケと、泥酔状態であったために起こった事故であり自殺ではない。
Wikipedia
ギタリストだったhideは常日頃から肩にギターを掛けており、かなりひどい肩こりに悩まされていたと言われています。なので、自宅でいつも通り顎にタオルを引っかけて上へ引っ張る施術を行ったのですが、泥酔していたためタオルが首に引っかかってしまい、そのまま亡くなってしまったのではないかと考えられているのです。
嘔吐による窒息死説
亡くなった時のhideはかなり酔っぱらっていたため寝たまま嘔吐してしまい、嘔吐物が気管に詰まって窒息死してしまったという説も囁かれています。「嘔吐物が喉に詰まって窒息死したのではあまりにも印象が悪い」といった理由で、自殺と公表されたそうです。
しかし、根拠が不明で噂の域を出ないため、真相は不明となっています。
hideの死去後に起こった大混乱
hideは人気絶頂のタイミングで亡くなったため、社会的にも大きな混乱を招いてしまいます。
hideの実家やhideが経営していた原宿のショップには、連日ファンが訪れお供え物をし手を合わせる光景が見られました。また、hideの遺体が安置された築地本願寺の前にはファンたちが殺到、大号泣する様子が連日ワイドショーで放送され、hideの死は社会現象にまで膨れ上がっていったのです。
ファンの後追い自殺が絶えなかった
hideの訃報を知り、熱狂的なファンたちが少なくとも60人は後追い自殺をしたと言われています。著名人の死による後追い自殺の人数では過去最多だったとされ、さらなる自殺を招かないためマスコミも後追い自殺の報道を自粛したと言われるほどでした。
結果、X JAPANのリーダーYOSHIKIさんが築地本願寺に集結したファンたちの前で、後追い自殺を思いとどまるように涙ながらに訴えかける事態となってしまったのです。
葬儀に5万人ものファンが殺到
hideの葬儀には著名人史上最高の約5万人ものファンが集まりました。隅田川沿いには2~3kmもの大行列が出来たと言われています。hideの葬儀は気温が27度以上の中で行われ、197人が倒れてしまい56人が救急車で搬送される事態になったのです。
また、出棺の時には一般車両を完全に止めた状態にして規制をかけたものの、たくさんのファンが道路に飛び出し霊柩車を追いかける非常事態も発生してしまいました。
一方で、近隣住民の迷惑にならないように、ゴミ拾いを進んで行うファンも多数見受けられたと言われています。
hideの死因に関するまとめ
憶測も含め、hideの死因には今でも様々な説が唱えられています。確かに、当時の状況証拠を考えると自殺したとは到底考えられませんし、ファンとしては自殺だと認めたくない心理もあるでしょう。しかし、真実はhideにしかわかりません。
まさにこれからという絶頂の中で突然いなくなってしまったhide。彼のお墓には今なお多くのファンが訪れ、たくさんの花で彩られています。突然の死から20数年の時を経ても、hideは生前と変わらないカリスマであり続けているのです。最後までお読みいただきありがとうございました。
可哀そうですね
私も、悲しいです