ソシオパスとサイコパスの違いは何?アスペルガーとの見分け方も紹介

ソシオパスとサイコパスに共通する3つの危険性

犯罪を犯す危険性もある

ソシオパスとサイコパスには異なる点はありますが、社会や他人に対する危険性はいくつか共通項が見受けられます。中でも大きく取り上げられるのは次の3つです。

  • 人や動物を平気で傷つける
  • いい人に見える嘘をつく
  • 他者との共感性が低い

上記3つの危険性は、初めのうちは殺人事件のような大きな犯罪には見えません。しかし、成長するにつれて加害性が増す可能性はあります。

つまり、ソシオパスやサイコパスの疑いがあると理解した段階で何もしないままでは、いずれ最悪の結末を招いてしまう恐れがあるのです。それを防ぐためにも、身近な人物にこれらの危険性がないかじっくり観察しましょう。

①人や動物を平気で傷つける

可愛い子犬も彼らには傷つける対象に

ソシオパスやサイコパスに共通する危険性としてまず挙げられるのは、「人や動物を平気で傷つける」ことです。

一般の人間ならば、子犬や子猫など可愛らしい動物は癒しの対象です。家族や友人を心配はしても、傷つけようとは思いませんよね。もし、傷つけてしまったならば、激しい罪悪感に襲われるはずです。

しかし、ソシオパスやサイコパスにはそのような感情はありません。つまるところ、彼らには「良心がない」のです。

ソシオパスやサイコパスは罪悪感や責任感、恐怖心など人間が本来持っているはずの感情が欠如しています。そのため、人や動物を傷つけても「悪い」と思えないのです。

②いい人に見える嘘をつく

初対面では「とてもいい人」に見える

恐ろしいことに、ソシオパスやサイコパスは自分たちの異常な性格を表には出しません。表面上は「いい人に見える嘘をつく」のです。

彼らは話し上手で社交的。そのうえ、どのように接すれば相手が喜ぶかを熟知しています。最初に会った段階ではとても異常な人物とは思えないでしょう。

しかし、ソシオパスやサイコパスが嘘をつくのは自分が有利になるように物事を進めるためです。決して相手への思いやりからではありません。

③他者との共感性が低い

他者へ共感することが難しい性格

違いの面でも記載したように、ソシオパスは自分と同じ思考を持つ人物には共感します。しかし、それ以外の人物に対しては共感することが難しい性格です。サイコパスにいたっては、他者への共感が全くありません。

「他者との共感性が低い」彼らは自己中心的な世界に生きており、他者の気持ちを考慮できずにいます。その結果、些細な言動や行動で相手を傷つけてしまうのです。加えて、①で紹介したように「良心がない」ため気にすることもありません。

ちなみに、アスペルガー症候群*という障害も「他者への共感性が低い」とされていますが、ソシオパスやサイコパスとは異なります。アスペルガー症候群は、単に人間関係におけるコミュニケーションが苦手なだけです。誤解しないようにしましょう。

*アスペルガー症候群
アスペルガー症候群とは、コミュニケーション能力や想像力に障害を持つ人々のことです。一般的には、発達障害や自閉症の1つとされています。原因は未だに不明です。

ソシオパス・サイコパスが起こした有名事件

ソシオパスやサイコパスが関わった事件たち
ソシオパスが起こした有名事件サイコパスが起こした有名事件
秋田児童連続殺害事件相模原障害者施設殺傷事件
秋葉原通り魔事件コロンバイン高校銃乱射殺害事件

最後にソシオパスとサイコパスが起こしたとされる有名な事件を紹介します。それぞれにソシオパス・サイコパスの特徴が表れており、ソシオパスとサイコパスの違いを理解しやすい事例といえるでしょう。

ただし、犯罪者の全てがソシオパスやサイコパスの資質を持っているとは限りません。あくまでも、ソシオパスやサイコパスの資質を持つ者が犯罪へ走ったらどうなるかを表す一例だと考えてください。

ソシオパスが起こした有名な2つの事件

①秋田児童連続殺害事件

凶器はロープだった

秋田児童連続殺害事件とは、2006年に秋田県で起きた児童殺害事件です。犯人は30代の主婦。幼い実子である女児と近隣に住む男児を殺害しました。死因はそれぞれ、川への転落による溺死とロープによる窒息死と見られています。

犯人の主婦は実子にも関わらず「子供に対する拒絶感」があったとされていますが、それだけでなく幼少期から父親による虐待や酷いいじめを受けていました。

他者に共感できず、自分中心に物事を考えてしまうのがソシオパス。犯人の主婦にはソシオパスになる後天的な要因が十分にあったと考えられます。

②秋葉原通り魔事件

現場検証の様子
出典:Wikiwand

秋葉原通り魔事件とは、2008年に東京の秋葉原で発生した無差別通り魔事件です。犯人は20代の青年。トラックで歩行者を跳ね、ナイフで通行人を次々と刺す大惨事を引き起こします。7人が亡くなり10人が重傷を負いました。

犯人である青年は幼少期から母親による影響を強く受けており、それが原因でソシオパス的な要素が生まれたのでしょう。ただし、犯人自身は幼少期の影響を否定しています。

しかしながら、犯人の思春期から青年期かけた生活環境にソシオパス的な衝動性が見受けられることも事実です。

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