身近な人がソシオパスと疑われる時の3つの対処法
ここからは、「身近な人物がソシオパスと疑われる場合の対処法」を3つ紹介します。
- ①期待を持たない
- ②距離を保つ
- ③相手に話を合わせておく
上記でソシオパスの特徴を10個紹介しましたが、身近な人物にソシオパスの特徴が見られる人もいるでしょう。ソシオパスとは、それほど珍しい存在ではないのです。だからこそ、不要に傷つかないようにするためにも身近なソシオパスへの対処法は必要になります。
ここで紹介するのは非常に簡単な対処法です。身近にソシオパスらしき人物がいると感じたときには、是非試してみてください。
①期待を持たない
「期待を持たない」ことは、ソシオパスへの大きな対処法の1つです。罪悪感や共感性をソシオパスに期待しないようにしましょう。
ソシオパスは自分の利益のために、誰かを利用したり傷つけたりすることに何の罪悪感も持ちません。自分の衝動のまま快楽を求めて行動するのです。それゆえに平気で約束を破ったり嘘をつきます。
このような症状はきちんとした治療が必要で、素人が言い聞かせても治るものではありません。ソシオパスと疑われる身近な人物に接するときは、感謝や謝罪などを期待しないほうが賢明です。
②距離を保つ
ソシオパスと疑われる相手とは、適度な「距離を保つ」ことをおすすめします。相手が単なる友人である場合は付き合いを減らすなどして、無理に関わらないようにしてください。
しかし、会社の同僚や上司など嫌でも関わらないといけない相手がソシオパスの場合もあります。そういうときは「物事に共感できない」「良心がない」といったソシオパスの特徴を前提に接してみてください。
初めから「相手はソシオパス」と頭に叩き込み、期待をせずにいれば不用意に傷つくことも少ないはずです。家族にソシオパスがいる場合は病院を受診したうえで、できる限りの距離感を保つようにしましょう。
③相手に話を合わせておく
「相手に話を合わせておく」こともソシオパスへの対処法のひとつです。ソシオパスと疑われる相手との会話は半分以上を聞き流すつもりでいましょう。
特徴でも記載したとおり、ソシオパスは欲しいものを得るために魅力的な人物を演じています。そのために平気で嘘をつくのです。彼らの話を真面目に受け取っていたら、心がいくつあっても足りません。適当に受け流しながら聞いてあげてください。
ただし、ソシオパスはサイコパスと異なり、自分と同じ思想を持つ人に執着する場合があります。敵視されないように話を合わせることも大切ですが、だからといって同調しすぎないように気をつけてください。
ソシオパス疑惑のある有名人
ソシオパス疑惑のある人物の中には、ベストセラー作家や世界的な犯罪者など有名人が数多く存在します。その中から、特にソシオパス疑惑に関して信憑性の高い有名人を2名ご紹介。立場は真逆ともいえる2名ですが、生い立ちや生涯はソシオパスの特徴が表れています。
M・E・トーマス（元弁護士の大学教授）
M・E・トーマス（仮名）は、ソシオパスと診断された元弁護士の女性です。彼女は幼い頃から損得勘定でしか人間関係を築くことができませんでした。実の家族ともです。
ソシオパスの特徴である衝動性から大きな失敗と成功を繰り返してきたトーマス。現在は大学教授として働いているそうです。その傍らで自身の半生を綴った著書を出版。アメリカやアイルランド、イギリスでベストセラーとなりました。
彼女のように、ソシオパスでも社会的な地位を持ち生きている人間も存在します。ソシオパスといえど、全員が全員悪人というわけではないのです。
チャールズ・マンソン
出典：Wikiwand
チャールズ・マンソンは1960年代から1970年代にかけて存在したアメリカの犯罪者です。同じソシオパスでも、上記のトーマスとは正反対の人物となります。
マンソンの幼少期は悲惨なものでした。5歳のときに母親と叔父が逮捕され、親戚をたらい回しにされた挙句に12歳で孤児院に入ります。孤児院を出た後で彼は犯罪を繰り返し、最終的にカルト指導者となりました。
人を支配し、大きなコミュニティを築いた点はソシオパスの特徴と一致します。また、金欲しさに訪れた家での殺人をきっかけに連続殺人も犯しました。被害者の中には当時の女優シャロン・テートもいます。
出典：Wikipedia
マンソンは逮捕後も「信徒が勝手にやったことだ」とし、殺人の指示はしていないと嘘の主張を繰り返しました。彼には終身刑が言い渡されましたが、最後まで反省や謝罪もせず、テレビインタビューや取材にのみ応じていたといいます。
人を支配し、良心や共感性がなく自己中心的な自信家。ソシオパスの典型的な人物であったといえるでしょう。
ソシオパスの特徴に関するまとめ
今回はソシオパスの特徴について、対処法やソシオパス疑惑のある有名人も交えて紹介しました。
社会病質者と呼ばれるソシオパスであっても、人によって社会的立場は異なります。犯罪者である一方で、弁護士や教授である人もいるのです。
ソシオパスは日常生活に溶け込み、私たちの身近に存在しています。この記事を読むことで、ソシオパスの特徴を理解し、身近にいる彼らから身を守ることができれば幸いです。
