これまでに多くの事件が日本や世界で起こっていますが、残念なことに現在も未解決になっている事件は多くあります。理由は証拠が乏しかったり怪しい人物がいたりと千差万別ですが、中には「親が犯人では?」と世間的に疑われてしまった事件も存在するのです。
その中には真犯人が見つかってあらぬ噂だったと分かった事件も存在しており、現在のネット社会だからこそ見直されるべき問題ともいえるでしょう。そこでこの記事では過去に未解決事件だったものも含めて、親が犯人ではと疑われてしまった事件を紹介します。
この記事を書いた人
フリーランスライター
フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。
日本で起きた親が犯人と噂された未解決事件
香川・坂出3人殺人事件:2007年
香川県の坂出市で、女性とその孫の幼女姉妹2名と合計3名が殺害された事件です。姉妹2名は隣の祖母の家に泊まりに行き、次の日母親が迎えに行った時に3名は行方不明になっていたといいます。
父親によれば、寝室や玄関・浴室に血痕があり、寝室のカーペットはL字型に切られ血はカーペットを超えて畳まで染み込んでいました。警察は自宅室内が荒らされた形跡が無く、財布などの金品も残っておらず、悲鳴や物音も聞こえなかったために顔見知りの犯行として捜査を進めています。
この事件は結局、祖母にとっての義理の弟(孫にとっては大叔父にあたる)が犯人として逮捕されました。犯人の大叔父は3名を殺害後に港に遺棄しており、海底で自転車と携帯電話が発見されています。動機は、祖母が妹(犯人の妻)から多額の借金をしており、その怨恨が元での犯行だったといいます。
しかしそれまでは失踪事件としてマスコミに報じられており、両親は「とにかく早く帰ってきてほしい」と訴えていました。そして姉妹の父もインタビューに答えますが、日がたつごとにテレビや雑誌で「父親が怪しい」と直接言わないまでもそうとも取れる報道が増えていきます。
そして当時既に存在したインターネットの2チャンネルでも、「父親が怪しい」というコメントが実名入りで書き込まれる事態となっていきました。それから親族の男性が逮捕されると、父の冤罪は晴れましたが、自分の母と子供を殺された上に犯人扱いまでされて心に深い傷を負ったとコメントしています。
近年でもネットでの誹謗中傷が話題となっていますが、だからこそこの悲惨な事件を語り継ぐ必要があるといえるでしょう。
仮の一夜事件:1883年
宮城県宮城郡で起きた、女性と義理の父が結婚初夜に死亡した事件です。義父と嫁が一緒にいて死亡しているために、義父が原因なのか、嫁が原因なのか、その他何が起こったのかわからない未解決事件といわれています。
当時この地方では、「婚礼の後に花婿の父親が花嫁と同衾し、味見した後に祝言の杯を取り交わす」という「仮の一夜」と呼ばれる風習があったそうです。そして事件の時も花嫁が仲人に手を引かれて次の間で待機し、屏風で仕切られた空間には布団があり義父と関係を持つといいます。
この儀式は通常、時間を多くかけないそうですが、事件の日は3時間たっても花嫁の父も女性も出てきませんでした。3時間過ぎたころに仲人が中を覗くとまだ2人で抱き合っていたそう。それから2時間待っても2人が出てこないために、花婿が再度覗くと2人は裸で抱き合って死亡していたといいます。
昔の事件で田舎ということもあり、死因は不明ということです。腹上死なのか毒殺なのかなどは今となってはわかりませんが、状況的に義父と嫁が2人の密室状態であり、二人の間で何かがあったのは間違いないと思われる事件です。
和菓子店娘殺人事件:2019年
2019年に和菓子店の店主だった木津英喜が、娘を殺害して自殺した事件です。娘は和菓子店の冷蔵庫に遺体が入っており、犯人と思われる父は行方がわかっていませんでした。その後木津英喜は犯行現場から約30km離れたさいたま市の河川敷で、首を吊って自殺していたのが発見されています。犯人と目される父が死亡したために、不起訴処分となりました。
事件があった日、被害者女性の弟が「父が自殺しようとしている」と110番通報があり、警察が父親を探しに和菓子店に入ると冷蔵庫に被害者女性の遺体を発見。女性は膝を抱えたような体勢で入り、絞殺されていたといいます。
犯人は自宅に電話をかけており、「娘を切った、死にたい」と話していたといいます。そのため突発的な犯行だと考えられています。ただし犯行の動機ですが近所の人の話によると、「親子で手を繋いで歩いていた」など独占欲が強く、被害者女性も「最近お父さんが嫌」と話していたそう。
そして店内では「二人で死のう」と書いたメモに書かれた遺書のようなものも見つかっています。性的虐待があったと噂されていますが、犯人が自殺したので真相は闇の中です。
和歌山母子転落死事件:2021年
大阪で母子が関西空港連絡橋で投身自殺した事件です。母親は37歳の女性で、子供は4歳の娘であり、和歌山カレー事件の林真須美死刑囚の長女と孫でした。目撃者の証言によると、急に車を止め、エンジンをかけたまま橋から飛び降りたといいます。数時間前には女性の子供・心桜さんが死亡しており、虐待死させた疑いがありますが、死亡してしまったために不起訴となりました。
事件の経緯は投身自殺の数時間前に、「娘の意識がない。血のような黒いものを吐いている」と119番通報があり、駆けつけた救急隊が16歳の少女・鶴崎心桜さんを搬送しましたが、死亡が確認されています。心桜さんには、父親らしき男性が付き添っていました。そして通報した母親も子供を連れて家を出発。しかし病院に行くのではなく、関西空港方面に向かいそのまま娘と無理心中したと見られています。
救急車で運ばれた心桜さんは暴行の痕が多く、日常的な虐待を受けていた可能性が高いと考えられます。心桜さんと一緒にいた男性は再婚相手で、虐待死した心桜さんとの血縁関係はありませんでした。この養父も少女が死亡後自殺を図っていますが、未遂となり逮捕されています。
養父は無職で廃人のようだったといい、母親が家計を一人で担いストレスのはけ口として心桜さんを暴行していたのではと考えられています。しかし虐待していた母親が自殺してしまったので、詳しい心情は永遠に分からずじまいとなりました。
長女は「和歌山カレー事件」の後に、不当に就職先を解雇されたり、婚約を破棄されたりと「林真須美死刑囚の娘」ということでとても苦労したと生前語っています。その心の傷が負の連鎖として、子供への虐待に繋がったのかもしれません。
文章読みづらくない?本当に日本語学んでたのか?笑
娘は和菓子店の冷蔵庫に遺体が入っており、犯人と思われる父は行方がわかっていませんでした。
娘の遺体は和菓子店の冷蔵庫に入っており、犯人と思われる父は行方がわかっていませんでした。
じゃない?
文章読みづらくない?本当に日本語学んでたのか?笑
仮の一夜事件って、もともとそういう風習自体あったのはまずクズ
人が殺されるのは良くないことだと
思っていますが、
私は人が殺されるのを見てみたい。
好奇心みたいなもんです。
毎日家の近くで人が殺されていないか
窓を見てしまいます。
?!!
?!!
怖すぎるコメントあってびびった
警察に行ってコメント見せてきていいよね。
………
通報しようかな
怖いコメントがあるじゃねえか
そんな好奇心があればメキシコにでも行っときな