ヤマギシ会の有名人・芸能人7選！現在の様子や実態も徹底調査 - 2ページ目 (2ページ中)

ヤマギシに入会すると芸能界は無理？

ヤマギシ会に加入していた有名人も、宗教学者であったり元会員であることが多く、現在もヤマギシ会に所属している芸能人や有名人はいません。なぜヤマギシ会に有名な人がいないかの理由ですが、やはり「全人類幸福社会の実顕」を目指す「ヤマギシズム」によるものだと考えられます。

ヤマギシ村は現在こそ情報公開していますが、本来閉鎖的な村です。農業・牧畜に関しては外部とのやり取りがありますが、それ以外は村の内部の人間で全て完結させているほどなのです。そのため、有名人が仮にいたとしても、情報が漏れることはないといいます。

閉鎖的な環境の中、農業や牧畜を生業としているコミュニティーにとって、芸能界などは縁がない世界といえそうです。

1990年代に「ヤマギシを考える全国ネットワーク」が結成され負の部分が告発されると、会に対する疑惑や批判を取り上げるメディアが増えていきました。それから色々な問題が起こりつつも、現在もヤマギシ会は存在しています。そんなヤマギシ会の現在を調査しました。

ヤマギシ会は現在、ブラジルやスイス・韓国・アメリカ合衆国・タイなど全世界に6拠点の社会実顕地を持ち、会員は約5万人程度いるといわれています。そして現在も売上高は、日本の農事組合法人のトップで、年間売上高は約66億円にも上るのです。

例えば「松坂ポーク」など、ヤマギシ会の名前を伏せた商品が販売されていたり、卵や野菜なども「オーガニック」を求めている人に人気となっているのが要因といえます。特に卵は有名で、高級卵も販売されておりそういったものも収入源となっているようです。

1994年に「ヤマギシを考える全国ネットワーク」という被害者団体の設立により、ヤマギシ会内での子供への虐待が問題となりました。また1995年以降は、元会員が財産の返還を要求する裁判を行うようになっていきます。

裁判で原告側は、「理事・幹部による参画者の支配管理」「監視の常態化」「参画者によるマインドコントロールによる物言わぬ労働ロボットを生産」とも非難しました。これらにより世間的に「カルト集団」と非難する風潮が強まったこともあり、一部が現在改善されています。例えば、

などです。特に世間を驚かせた食事問題や子育て問題が、少し改善されたといいます。

ヤマギシ会には結婚相手を決める「結婚調整機関」があり、担当者が結婚相手を決めていきます。自主的な結婚は出来ずに、30〜40代の男性に対して20代の女性が結婚するパターンが多いそうです。見解としては「若い女の子の方が優秀な子供を産む、男性は何歳でも良い」という考えに基づいているといいます。

ただし近年のバッシングを受けて、以前は一方的に結婚相手を決めていたそうですが、今は一応意見を聞くという噂です。

1998年から方針転換で「村から街へ」のスローガンを基に、「20代、30代の若者のために、実顕地を出て街で暮らそう」と呼びかけ、外部社会に出る方針を打ち出しました。そのためヤマギシ会が外部社会と隔てる境界が、少し弱められる事となっています。

そして1900年代から現在まで会員は減少傾向にあり、1999年には約2150人いた参画者も2001年には約1700人にまで減少。会員の減少により、ヤマギシ村の閉鎖や統合が進んでいるといいます。

さらに「子供が（学園で）やれなくなった場合は、親は子供と一緒に村を出る」という暗黙のルールが敷かれるようになり、離村勧告の対象になりうる矯正機関への入所者を増やすなど、脱会者を減らすようにするように力を入れているそうです。

いかがでしたでしょうか？ヤマギシ会に有名人がいるのかを調査してみましたが、ヤマギシの考え方から有名人がいないという話になるほどと納得した次第です。独特な団体は私たちが知らないだけで現在もあることに、驚きも感じました。この記事を読んで、新たに何か知ったことがある人がいたら幸いです。

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