ヤクザの一日のスケジュールイメージ
ヤクザの1日の流れは、役職によってもかなり違うようです。そこで、幹部クラスと部屋住みの1日スケジュールを紹介していきます。
一般組員の1日の流れ
まずは幹部のスケジュールを紹介します。以下はあくまで1例なのでその点はご留意お願い致します。
大体はしのぎ先の見回りなどが主な業務となります。上のスケジュールはあくまで一例で、その人が受け持っているしのぎの種類によって、時間帯は変動するそうです。組によっては、10時と16時に事務所に定時報告の電話を入れさせるとこもあるといいます。
部屋住みの1日の流れ
ヤクザの新入りはとても大変といわれています。スケジュールの1例は以下の通りです。
急な用事の場合は起きなければならず、365日24時間働いているような状態です。部屋に住んで雑務をこなす部屋住みが辛くて、1か月で相当数が逃げ出すといいます。ただしあまりに逃げ出す若者が多いために、近年は負担を減らしたり部屋住みを廃止した組もあるそうです。
近年増えているインテリヤクザの仕事(しのぎ)は?
近年は私たちが映画などで見る喧嘩が強い印象のヤクザではなく、頭脳派でしのぎを稼ぐやくざが増えているそうです。そういった「インテリヤクザ」と呼ばれる人たちの仕事は、以下の通りといえます。
- フロント企業からの資金
- 投資やマネーロンダリングの運用
- 産業廃棄物処理業
- 闇金や詐欺行為
- 出会い系サイトの運営
- AVのスカウト
代表的なインテリヤクザの仕事といえば、フロント企業の運営や投資などの資産運用、オレオレ詐欺などの詐欺行為といえるでしょう。また闇金を運営したり、ワンクリック詐欺などのネット詐欺をしているヤクザもいるようです。
その他には出会い系アプリを利用した詐欺や、AVのスカウトをして風俗店に紹介するといった色ごとの仕事もしています。また、産業廃棄物処理業は近年人気があり、海や山に勝手に遺棄して儲けをだし問題となっているようです。
ヤクザの意外な仕事とは?
主に反社会的な活動がメインなヤクザという家業ですが、中には意外なことも従事していました。そんな意外なヤクザの仕事を紹介します。
ヤクザにも試験がある
2009年に広域暴力団山口組は、組員向けに筆記試験を実施しています。内容は法に対する内容で、産業廃棄物や車両窃盗など広く出題されたそうです。冒頭には経済の問題も出題されるとか。法が厳しくなったことに伴って、試験会場にヤクザを集めて知識を知るためにテストが行われたということです。
救援活動に従事
2011年の東日本大震災や、1995年の阪神大震災に被災地にいち早く駆けつけて、支援物資を送っています。ヘリコプターやスクーターなどを使用し、交通が分断された地域にも駆けつけました。行政から助けてもらえない人たちを見ていると、自分たちと境遇が重なって見えたというのが理由なのだそうです。ただし、震災が起こると建設業界が忙しくなり、ヤクザが儲かるという裏の事情があるのも事実です。
ヤクザは一般人より忙しいって本当?
結論から言うとほとんどの組員が、ブラック企業並みに忙しいようです。稼ぎ方によっては大きな収入が得られるようですが、それはごく一部の組員であり、ほとんどは地道に長時間働き収入を得ています。特に若手であるほど、トラブルがあると飛び起きて対応など、ほぼ24時間体勢の日が続きます。一般の仕事に就職できるならば、ヤクザには就職しない方が良いことがわかります。
ヤクザの仕事に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?ヤクザの仕事についてまとめましたが、ヤクザが普段どういった仕事をしているのかを改めて調査することで、新たな発見も多々ありました。私たちが知らない場所でも仕事していることを知って驚いています。この記事を読んで、何か知識が増えたという人がいれば嬉しく思います。