佐世保事件の犯人・辻菜摘は結婚していた?現在の様子や事件概要を紹介

「佐世保小6女児同級生殺人事件の犯人は今どうしているのだろう?」
「結婚しているという噂を聞いたけど本当なの?」

佐世保小6女児同級生殺人事件は、2004年に長崎県佐世保市で起きた小学6年生の女児が同級生を殺害した事件です。犯人の女児が11歳でありながら、残酷に同級生を殺害したことに世間は驚愕しました。

事件があった小学校
出典:Wikipedia

佐世保事件は未成年の凶悪犯罪として社会問題となった事件ですが、犯人の女児は事件後どうなったのでしょうか?この記事では、犯人の辻菜摘が結婚したという噂を中心に、現在の噂などを紹介していきます。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

佐世保小6女児同級生殺人事件とは?

事件報道する記事
出典:Twitter

佐世保小6女児同級生殺人事件とは、2004年に小学6年生の女児が、同級生の辻菜摘に切り付けられ殺害された事件です。事件の日の給食準備中に、被害者を学習ルームに呼び出して被害者を椅子に座らせ、背後から手で目を隠し首と手首を切り付けています。

被害者の首の傷の深さは長さ10cmにもおよび、左手の傷は骨が見えるほどの防御創があったそうです。犯行は計画的で、殺害方法はアイスピックや絞殺も考えていたといいます。きっかけは被害者生徒とのネットトラブルが原因でした。原因は被害者のサイトに辻菜摘の悪口が書かれていたことが発端となっています。

学習ルームで事件は起きた
出典:Twitter

そのほか交換日記で喧嘩となり、辻菜摘が交換日記の仲間から外されることになったのだそうです。そのことも辻菜摘が殺意を抱くきっかけとなってしまいました。

犯人の辻菜摘とはどんな人物?

辻菜摘とはどんな子どもだったのか?

同級生を切り付け殺害したという辻菜摘とはどんな人物なのか?ここでは辻菜摘の性格などを解説します。

家庭環境はいたって普通の家庭だった

特に問題のない至って普通の家庭だったという噂だ

辻菜摘は1992年に長崎県佐世保市に生まれています。家庭は両親・祖母・姉(当時高校生)の5人家族で、父親は保険の代理店経営をしておりいたって普通の家庭だったといいます。

辻菜摘の性格は内向的だったといい、手のかからない子供だったそうです。そして小学5年生には地域であるミニバスケットボールのクラブに所属し、バスケに熱中するようになりました。そして活発だった被害者女性の影響を受け、バスケに熱中するようになっていったようです。

加害者はホラーサイトやネットの世界にのめり込んでいった
出典:ガールズちゃんねる

しかし小学5年生の終わりには、ミニバスケットクラブを辞めてしまっています。理由は中学受験勉強のためでした。クラブを辞めてから、元々好きだったホラーサイトを閲覧し、ネットの世界に入り込んでいったといいます。そして学校でも逆上するとナイフを振り回すような、問題行動が増えていきました。

ホラー小説に夢中に

バトルロワイヤルは映画化もされた
出典:推しムビ!

辻菜摘は事件前から「バトル・ロワイヤル」や「ボイス」といったホラー小説に夢中になっていたといいます。事件の4か月ほど前には、友人にバトル・ロワイヤルを貸し出したりしていたのだとか。また大石圭の「呪怨」にも興味を持っていて、父親に買ってほしいと話していたといいます。

ホラー小説の影響は日常生活にもあらわれていたともいい、事件の半年ほど前にwebサイトを開きバトルロワイヤルの二次小説を描くほどにのめりこんでいたという話です。

ネットで「ネバダたん」と呼ばれた

出回った画像の1つ
出典:誰も知らない らぽっぷの世界

これは事件後の話になりますが、ネットで「ネバダたん」というニックネームで呼ばれるようになりました。理由は辻菜摘が「NEVADA」と書かれたパーカーを着ていたためで、写真も「可愛い」と評判になり、不謹慎ですが「史上最も可愛い殺人者」などといわれていたようです。

2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)では、「ネバダたん祭り」というスレもあり、アスキーアートまで作られていたといいます。倫理的な問題が問われますが、こちらもネットが普及し始めたことによる1つの社会現象といえるのではないでしょうか。

事件後は児童自立支援施設に入所していた

国立きぬ川学院に入所していた
出典:国立きぬ川学院公式HP

2004年に辻菜摘の処分として、最長2年間の行動を制限する措置を認めた上で、国立児童自立支援施設「国立きぬ川学院」に入所させています。辻菜摘は広汎性発達障害(自閉症やアスペルガー症候群など)の可能性を指摘されていました。しかし精神鑑定によると、加害女子は情緒面に同世代に比べて著しい遅れが見られるものの、障がいとみなすべきではないという判断となっています。

国立きぬ川学院では、問題行動は起こしていなかったようです。そして入所当初は集団行動させずに心理検査のみを行っていましたが、徐々に集団生活に移行しました。施設内では事件に対して非常に後悔した様子を見せていたそうですが、国立きぬ川学院に入所中に遺族への謝罪の手紙を書いたことは一度もなかったといいます。

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