八尺様が現れる場所とは?目撃された県や正体、遭遇した際の対処法

「八尺様って一時期話題になったけど、実在するのかな?」
「どこで遭遇するのだろう?」

八尺様とは、ネット掲示板2chのオカルト板で紹介された怪異です。オカルト板の「洒落にならないほどの怖い話を集めてみない?196」に投稿された怪談話であり、オカルト好きならばかなり知名度が高い妖怪といえるでしょう。

八尺様はオカルト好きを中心に知名度がある妖怪だ

そこでこの記事では、八尺様とは実在するのか?八尺様が目撃された場所や遭遇した場合の対処法などを調査してみました。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

八尺様とは?

八尺さまとはどんな妖怪なのか紹介

八尺様とはどういった妖怪なのか、ここでは八尺様の特徴や噂の出所を紹介します。

八尺様の特徴

八尺様とはある村に封印されていたという、背の高い女性の妖怪です。見る人によって若い女性であったり老婆であったりと違うそうですが、一番有名な話では白いワンピースを着た女性の姿をしています。

女性は非常に背が高く頭に何かを被っているという点は共通しており、「ぽぽぽぽぽ」と奇妙な声を出して歩いているといいます。そして気に入った男性にとり憑き、数日以内に取り殺してしまうといわれているのです。

若い男性が狙われるのだという

若い男性、特に子どもにとり憑きやすいといわれており、「ぽぽぽぽ」の声以外にも身内の声などを真似て油断させようとするといいます。身近な人の声を真似るだけでなく、窓を叩いて恐怖心を煽ることもあるのだそうです。

オカルト板の怪談話だった

2ちゃんねるの書き込みから有名になった
出典:ガジェット通信

八尺様が全国的に有名になったのは、匿名掲示板2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)への書き込みだったといいます。オカルト板に書かれていたといい、考察などが議論されスレは大いに盛り上がりました。2ちゃんねるに書かれたエピソードは、以下が大まかな概要になります。

今から十年以上も前の話で、語り手が高校生だった時の話です。1人で祖父母の家に遊びに来ており、広緑でくつろいでいると、どことなく「ぽぽ、ぽっぽぽ、ぽ、ぽ」と聞こえてきたといいます。

すると目の前の2メートルはある庭の生垣の上で、帽子が動いていました。何だと思い帽子を目で追っていると、白いワンピースを着た大女が歩いていたといいます。その大女はどこかにいってしまい、音も聞こえなくなってしまっていたそうです。

最初は深刻に捉えていなかった語り手ですが、祖父母に話すと態度が急変。祖父は飛び出して大声で電話をし、祖母は「八尺様といって魅入った人を取り殺してしまう」ことを説明してくれたといいます。そして八尺様から逃げる準備する間、お札と盛り塩に守られた部屋にいたのだそう。

その後準備が整い車で逃げていると、八尺様は追いかけてきて窓をコツコツと叩いたそうです。しかし村の外に出ると消えてしまい、なんとか一命を取り留めたのだといいます。

2012年に誤って地蔵を壊してしまったという書き込みがあった

八尺様に出会ったしばらく後に、祖母から「地蔵様が破壊されていた」という電話があったと書き込んでいます。そして2012年にはタヌキを避けるために誤って地蔵を壊してしまい、八尺様にあったという書き込みもあり話題になりました。

地蔵が壊れた後に現れた八尺様は「ありがとう」と言って去っていったそうです。これらの書き込みから、「八尺様の封印は解けたのだ」といわれており、以降八尺様の目撃談も増えていきました。

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