ヤクザは一般人には手を出さない？実態や関連する事件を紹介

ヤクザが一般人に手を出した事件を紹介

ヤクザと一般人がトラブルになったり、ヤクザのいざこざに一般市民が巻き込まれた事件は多く存在します。その中で大きな事件を6つ紹介します。

工藤会クラブ襲撃事件

2003年に工藤会系組員に手榴弾を投げ込まれ、倶楽部を襲撃した事件です。この事件で中で働いていた女性たち12人が重軽傷を負っています。手榴弾を投げ込まれたすぐ傍にいた女性は、顔面・両足に重度の火傷を負い、飛び散ったガラス片で怪我をした女性もいたといいます。

襲われた理由は、倶楽部の経営者が暴力団追放運動主導者だったからだそうです。倶楽部襲撃後も実弾入りの脅迫状が送られてきたりと嫌がらせが続き、事件の翌月には廃業してしまっています。この事件を警察は「市民に対するテロ行為」と断言し、取り締まりを強化するきっかけとなる事件となりました。

神戸大学院生リンチ事件

2002年に神戸商船大学院生が、山口組系「末原組」組長に殺害された事件です。発端は組長の情婦と大学院生が、駐車場でトラブルになったためだといいます。男性の友人の通報により警察が駆けつけるも、被害者男性は組長の後部座席に押し込まれており気づかれませんでした。

その後被害者は別の場所に連れていかれ、フェンスに縛り付けられた状態でリンチにあった上、放置され死亡しています。被害者は肋骨がほとんど折られ、くも膜下出血の形跡も見られましたが、死因は凍死でした。組長らが去ってから数時間生存していたと考えられています。遺体が見つかった4日後に組長たちは逮捕され、組長に懲役20年、その他の組員には懲役10〜14年の判決が下されました。

佐賀入院患者射殺事件

2007年に佐賀県で、整形外科に入院していた男性が暴力団員に射殺された事件です。襲撃した男は福岡県久留米市の道仁会系の組員であり、被害者の病室に以前入院していた敵対する組員を狙ったものの人違いで殺害されました。

同年に起きた、道仁会組長が九州誠道会に福岡市で殺害されたことの報復だったといいます。2006年に道仁会が分裂してから、佐賀・福岡・熊本で抗争が激化しており巻き込まれた事件となりました。この事件を受けて九州誠道会は謝罪と、抗争終結の文章を提出しています。

長野坂城殺人事件

2020年に長野県坂城町で起きた、男性1名女性1名を射殺後、暴力団関係者・小沢翔が自殺した事件です。小沢の元妻は浮気しており、被害者は浮気相手の弟と妹でした。犯行の動機は、恐らく元妻とのトラブルに巻き込まれたと考えられています。

元妻の浮気相手の家に押しかけたら、浮気相手は不在でその弟と妹がおり、反抗的な行動を取られてカッとなったのではと考えられているそうです。犯人は傷害事件で指名手配中の身でもあったといい、自暴自棄であったのではとも憶測されていますが、加害者死亡のため真相はわかっていません。

北九州元漁協組合長射殺事件

2013年に福岡県北九州市の路上で、元脇之浦漁協組合長が射殺された事件です。自宅近くの路上で血を流して倒れているのが発見されています。組合長は日ごろから北九州を本拠とする暴力団「工藤会」から恫喝の電話がかかってたといい、家に銃弾を打ち込まれたりもしていたそうです。

日ごろ「事業に参画させろ」と脅されていたといい、「そんな権限はない」と返答しても聞く耳を持たなかったと生前、被害者が証言していました。事件後、福岡県警は犯行の手口から「工藤会」がかかわっていると判断し、特定危険指定暴力団工藤会系組事務所を家宅捜索しています。

前橋スナック銃乱射事件

2003年に群馬県前橋市のスナックで、住吉会系の暴力団組員が銃を乱射した事件です。この事件では4名が死亡し、その中の3名は一般人でした。目的は敵対していた稲川会系幹部の殺害が目的でしたが、狙われていた幹部は重傷を負うも一命を取り留めています。

きっかけは稲川会と住吉会の抗争が原因でした。住吉会の葬式に、稲川会の組員が紛れ込み射殺した事件により抗争が勃発。「葬式の時は襲撃してはいけない」というタブーを犯した稲川会に対する不満から抗争は激化し、スナック襲撃に至っています。事件後首謀者の男と、実行役の2名の組員が逮捕され、それぞれ死刑判決が言い渡されました。

ヤクザは一般人に手を出さないのかに関するまとめ

いかがでしたでしょうか？今回ヤクザは本当に一般人には手を出さないのかについて調査しましたが、結局逮捕されたくないから手を出さないだけであり、実際はあまり関係がないことが分かりました。出来るだけかかわらずに過ごしたいと思った次第です。最後までお読みいただきありがとうございました。