膀胱炎で病院に行くべきかを判断する3つの基準
ここまで紹介した方法は、膀胱炎の症状が出始めた初期状態に有効な治療法です。しかし、下記の症状が出た場合は、病院に行く基準として留めておいて下さい。
- 基準①:38度以上の高熱
- 基準②:腰痛や吐き気がある
- 基準③:血尿が出る
基準①:38度以上の高熱
膀胱炎で38度以上の熱が出た際は、腎盂腎炎(じんうじんえん)の可能性があります。腎盂腎炎は、尿をろ過する腎臓の一部で尿を貯める役割のある腎盂に細菌が感染して起こる病気。細菌が血と共に全身にいきわたると、死の危険になる恐れがあります。
腎盂腎炎は、細菌が膀胱をさかのぼって腎盂に到達すると発症します。また、原因となる細菌の多くは大腸菌ですが、ブドウ球菌や腸球菌も原因に。軽度の場合は内服薬で治療でき、重度になると入院が必要になることもあります。
基準②:腰痛や吐き気がある
膀胱炎の痛みの他に、腰痛や吐き気が起こる場合にも、腎盂腎炎の可能性があるので、病院に行くことをおすすめします。腎盂腎炎には、先ほどの症状の他にも、全身のだるさもあります。
また、腎盂腎炎の炎症が全身に広がると敗血症を患う可能性も。この状態では、血圧低下や多臓器不全を引き起こし、生命の危険が脅かされます。腎盂腎炎は、1週間から2週間で治療できますので、違和感を覚えた時は早めに受診しましょう。
基準③:血尿が出る
膀胱炎を治療の際に血尿が出てしまったら、膀胱炎ではなく尿路結石を発症していると考えられます。尿路結石は、尿の中の物質がタンパク質と合わさって固まった結石のこと。その結石が膀胱に流れ着くと、膀胱炎のような症状を発症します。
また、血尿は結石が尿路粘膜を傷つけると引き起こされます。そのまま放置すると、腎臓や尿管にダメージが伴っていくので、血尿が出た場合は早めに受診してください。
一晩で膀胱炎を治す方法に関するまとめ
今回は、Yahoo!知恵袋から一晩で膀胱炎を治す方法をまとめて紹介しました。
膀胱炎は、発症しても命に危険に関わることはないものの、放置しておくと危険な病気を起こすこともあります。そのため、膀胱炎の症状が出たら、今回紹介した方法を試して自然治癒をしてみることをおすすめします。
ちなみに、膀胱炎は免疫力の低下により発症の可能性が増加。また、コーヒーや酸味が強い食べ物も症状の悪化を招きます。体調を崩しやすい季節の変わり目やストレスを抱えていたら、早めに寝て体を休めることが膀胱炎を予防しやすいかと思います。
どんな状況でも健康に気を遣うことが大切なことは、言うまでもありませんね。