「耳鳴りを何とか止める方法ないかな…」
「ずっと鳴っていて気になるんだよね」
「キーン」や「ピー」などの音がする耳鳴りは、多くの人を悩ませる不快症状の1つです。しかし特効薬ですぐ治るというわけではないため、どうしたら耳鳴りが止まるのか、止め方を模索している方も多いといえます。
そこでこの記事では、Yahoo!知恵袋に書かれていた「耳鳴りの止め方」の工夫を紹介していきます。
この記事を書いた人
フリーランスライター
フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。
そもそも耳鳴りとはどんな症状?
耳鳴りとは、周りに音源が無いにもかかわらず、自分にだけ耳や頭の中で音が聞こえる現象をいいます。突然「ピー」「キーン」などの音が聞こえてきて、数秒立つと消えていくといった症状が多いようです。
そのため軽い不快感から酷い時はうつ病にも陥ってしまい、大なり小なり不快感を与えてしまいます。種類は本人にしか聞こえない自覚的要因のものから、外部から聴得可能な外部的要因と2タイプがあるのです。
この中でも急に生じた耳鳴りは急性の難聴の自覚症状であるため、急な耳鳴りが起きた場合は速やかに耳鼻咽喉科へ通院するようにしましょう。
耳鳴りの原因と考えられる病気は?
耳鳴りの原因は、原因がはっきりわからないものから、命の危険をはらんでいるものまで幅広くあります。そこでここでは、耳鳴りの原因と考えられる病気について紹介していきます。
耳の病気
1つ目は、耳の病気にかかっている場合です。主な耳鳴りの原因となる耳の病気は以下のとおりです。
- 突発性難聴
- 急性低音障害型感音難聴
- メニエール病
- 中耳炎
- 耳管狭窄症・耳管開放症
- 外リンパ瘻
- 聴神経腫瘍
- 上咽頭がん
「突発性難聴」とは、突然耳が聞こえなくなる病気です。片耳だけ聞こえなくなることが多く、耳鳴りやめまいを伴います。「急性低音障害型感音難聴」とは、耳に詰まったような症状が起こり、低音が聞き取れなくなる病気です。この症状も、耳鳴りが伴うケースがあります。
そして耳の中にある内リンパ液の調整バランスが崩れ、吐き気やめまい・耳鳴りを繰り返す「メニエール病」、風邪などにより中耳が炎症した「中耳炎」も耳鳴りを伴うことがあります。耳管狭窄症は、風邪で耳の管が細くなり起こる病気で、耳鳴りの原因の1つです。また「上咽頭がん」も、扁桃腺が晴れ上がり、耳管が狭窄してしまい、耳なりの原因となる場合があります。
薬の副作用
抗がん剤や抗菌剤・解熱剤や向精神薬による副作用で起こることがあります。限られた病気に対しての限られた薬剤で起こることが多いといわれていますが、もし初めて使用する薬で耳鳴りが出た場合は、処方した病院に相談した方が良いでしょう。
精神的な病気
耳鳴りの原因の1つに「自律神経失調症」により、心身的な不調から耳鳴りがなる場合もあります。自律神経失調症はストレスにより臓器の調節をする神経が乱れ、心身に不快症状が現れるものです。
自律神経失調症が起こす症状は、倦怠感・頭痛・不眠・めまいなど多岐にわたりますが、症状の1つに耳鳴りがあるといいます。
高血圧
高血圧も、耳鳴りの原因の1つといわれています。高血圧であることにより、頭痛やめまいも同時に起こることもあり、普段あまり症状が出ないため、小さな不調が積み重なって発覚することも多いようです。