第11位:お辞儀の文化
外国人が驚く文化の1つに「お辞儀」があり、日本人のお辞儀の多様さから海外でも「ogigi」という言葉として認知され始めているといわれています。外国人から見ると、日本人は頻繁にお辞儀することを不思議に感じるのだそう。
日本人がお辞儀する機会を挙げてみると、「初めて会ったとき」「お礼を言うとき」「謝るとき」など頻繁にお辞儀していることがわかります。外国ではお辞儀することはあるものの日本人よりも圧倒的に少なく、多くお辞儀すると卑屈に感じてしまうといいます。
幕末に来日し日本に西洋医学を伝えたシーボルトは、第11代将軍である徳川家斉に謁見する際に、「何度もお辞儀をさせられ閉口した」と日記に書いています。
【頑張りすぎダサ辞典】
電話してる時にお辞儀しちゃう
会社のインド人が不思議がってたけど、
日本人の特性だからしょうがない pic.twitter.com/mwWvEsIdsO
— 湖西二郎(コニシジロウ) (@JiroKonishi531) October 15, 2023
第10位:お酌をする文化
日本に来て外国人が驚くことの1つが、「お酌を宴会でする」という文化です。日本では乾杯後に空いたグラスにお酒を注ぎあい、席を動き上司にお酌をするという光景が見られます。これは日本では当たり前の光景であり、暗黙のルールといってよいでしょう。
しかし外国人から見ると、お酌は「飲みたくない人に無理やりお酒を飲ませている」ように感じるのだといいます。外国では手酌かウェイターに注いでもらうのが普通であり、自分のペースで飲みたいのに強要され迷惑以外の何物でもないと感じるのだそうです。
ではなぜ日本人がお酌をするのかというと、元々は神道に由来し、相手の幸せを願う気持ちがこめられた行為から始まったそうです。そのため戦国時代には、戦をねぎらうために行われ、時代が下り今でも絆を確かめる意味でお酌という文化が残っているのだといいます。
人権研修でお酌を強要させるセクハラパワハラについて学んだ後、そのまま懇親会にてお酌に周らされるという不思議な体験をした。
— わだ せう|フリーライター (@bunta93) December 6, 2017