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太平洋戦争を学べるおすすめ本14選【入門から上級まで】

「太平洋戦争について知りたいけれど、たくさん本がありすぎてどれを読んだらいいのかわからない……」

太平洋戦争は近代の日本が体験した最大の戦争で、現代まで影響を与えている出来事です。太平洋戦争については膨大な数の書籍が出版されていますが多すぎて、どれを読んだらいいのかわからないのではないでしょうか。

ここでは、太平洋戦争に関する本を全く知らないという入門者向けから中級者向け、上級者向けに分けて紹介していきます。

入門者向け

角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 15 戦争、そして現代へ 昭和時代~平成

読んでみて

角川まんが学習シリーズ全15巻の最終巻で、第二次世界大戦の勃発から太平洋戦争、敗戦、そして戦後の復興から現代までの道筋がマンガで解説されています。

このシリーズは歴史のおおまかな流れを掴むということに重点を置いているため、太平洋戦争についてあまり知らない人が最初に読むのに最適な本です。

みんなのレビュー

小学生のための本。わかりやすいです。小中はぼーっとしていたし、高校も歴史はふわっとやっただけなので体系的に学べて勉強になりました。専門関連や映画鑑賞で勝手に溜まった近現代の歴史知識に流れを作ってもらえた感じ。この書籍では「戦争駄目だよね」ということが一貫して書かれています。植民地になったことのない稀有な国だということもよく分かりました。しかしWWⅡ以降の日本は戦争に向けて着実に歩んでいるのですね。今度のステップは〈有志連合〉。日本は馬鹿な選択をせず同盟国と友好国を結ぶ立場に立ってほしいな。

引用元:bookmeter

増補版 太平洋戦争通史 ―開戦決定から降伏調印まで一三七九日の記録―

読んでみて

太平洋戦争の経過について時系列にそって解説した本で、入門書として最適。真珠湾攻撃による開戦から、各戦場における戦い、原爆投下など細かく341項目ものエピソードに分けられ、1つ1つがわかりやすくまとめられています。

それぞれの解説は決して長くはありませんが、事実を客観的に述べることによって、太平洋戦争の全体像を俯瞰的に学ぶことができます。

みんなのレビュー

なし

太平洋戦争

読んでみて

歴史関係の書籍に定評のある中公新書から発売されている太平洋戦争の入門書。著者が、日本国内からアメリカ、太平洋にある各地の戦場跡にて収集した膨大な資料をもとに太平洋戦争の実像を浮かび上がらせます。

地図や図表も豊富で、開戦から戦闘の経過、終戦まで太平洋戦争に全般的な知識を学ぶことができます。人物に関する面白いエピソードも書かれていて、読み物としても楽しむことができます。

みんなのレビュー

なし

図説 太平洋戦争

読んでみて

この本は開戦から終戦までの太平洋戦争の流れが、この本の売りでもある豊富な図やカラー写真とともに解説されているため、入門書として最適です。

当時のアメリカ国内での動きや中国戦線についての記述があるのが他の入門書と違うところで、太平洋戦争について様々な視点から学びたい人にオススメです。

みんなのレビュー

今まで見たことのない戦地の写真がたくさんあって、「戦争ってこういうことなんだ」と思わせるものでした。悲惨で悲しい写真ではあったけど、そういう写真は見たくないと思ってきたけど、事実を知るには私には必要なことだと思いました。

引用元:bookmeter

中級者向け

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

読んでみて

ノモンハンやミッドウェー、カダルカナルやインパールといった日本が敗北した有名な戦いを分析し、日本軍が失敗した理由を考える1冊。

日本の戦略の失敗を日本軍の組織の構造的な問題と結びつけて分析している点がこの本の画期的な点。現代の組織が直面する問題にヒントを与えるビジネス書として、出版から30年以上経った今でも読まれている名著です。

みんなのレビュー

戦時中の日本軍の失敗の経緯から、失敗の本質を分析している 最近の日本企業の衰退は、昔の日本軍の失敗と通ずる部分があると感じる。 日本企業がこのまま衰退しない為には、失敗の普遍的な法則を学ぶ必要があると思った。 例えば、日本軍は既存の技術を究極まで高めるのが得意(改善思考)。それが故に米軍の技術革新によって差をつけられている。 日本企業も同様のケースがあるのではと思う。

引用元:bookmeter

なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議

読んでみて

かつて雑誌に掲載された当時の陸軍将校たちの座談会をまとめて書籍化したもので、実際に戦時中に日本の中枢にいた人々の口から語られる証言は非常に貴重といえます。

軍部の暴走という話なると、海軍と比べて悪玉にされることの多い陸軍ですが、なぜ日本は開戦へと突き進んでしまったのか。戦後だからこそ話せる陸軍将校たちの本音から、現代の組織にも共通する示唆を与えてくれる1冊です。

みんなのレビュー

陸軍エリートの座談会。実体験に基づいて、各タイミングでの各部署での動きが具体的に語られる。失敗の本質などで示される官僚組織の悪い所が出てる。 アメリカが石油全面禁輸をするとは思ってなかったなどの希望的観測。 それはうちで決めることじゃないという責任転嫁。陸軍と海軍がお互いのことを知らなさすぎるのに、縄張り争い。 なぜその決定がなされたのか、明確ではなく空気感で決まる。曖昧な意思表示。 現代でも大きい組織にありがちな話。これは日本人の特性なのか。 官軍が始めた昭和の戦争を賊軍が終わらせたという一言は面白い。
『なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議』感想

引用元:bookmeter

太平洋戦争 最後の証言

読んでみて

太平洋戦争で実際に日本軍の兵士として戦った人たちのインタビューを集めた1冊。特攻隊や玉砕の戦場、戦艦大和の最後を見届けた生還者など当時を経験した人にしか語れない貴重な証言の数々が載っています。

この本に載っている元兵士のほとんどが当時10代から20代の若者。戦争経験者から話を聞くことがどんどん難しくなっていくなか、将来に伝えていきたいまさに「最後の証言」をおさめた本です。

みんなのレビュー

著者が、第二次大戦の体験者に話を聞けるのは最後であろうと思い、さまざまな生存者、それも一兵士であった人々に話を聞きます。それぞれの方の話に出てくる、戦死した人々もフルネームが書かれているのが、一人一人の体験を大切にしたいという著者の思いでしょう。それにしてもミッドウェーの時に索敵がちゃんとできていなかったとか、零戦の通信機能は使えなかったとか、艦上で飛行機の準備をしていたら敵の戦闘機部隊が来ているのに気づかなかったとか、戦闘以前のひどい話が多すぎます。

引用元:bookmeter

NHKスペシャル 戦争の真実シリーズ1 本土空襲 全記録

読んでみて

本書は、NHKスペシャルで放送された内容をもとにしたもので、日本本土空襲の全体像を明らかにする1冊です。

これまで不明な点も多かった本土空襲について、アメリカ軍機に搭載されていたガンカメラの映像や、アメリカ国立文書館の資料、アメリカ軍の爆撃報告書など膨大なデータをもとに、その真実に迫っていく労作です。

みんなのレビュー

日本の近代史は歴史の授業の中でも最後の方でさっと流されるだけでよく知らないことが多い。この本を読むまで原爆よりも空襲の犠牲者数の方が遥かに多いことを知らなかった。その数約46万人。本には一人単位まで記載されていて取材陣の執念を感じた。本土空襲の犠牲者はほとんどが民間人。これは組織的な重大な戦争犯罪。アメリカはこの事実をあまり世界に知られたく無いだろう。多くの人が知るべき事実で戦勝国だからといって無差別爆撃が正当化されてはいけない。日本が悪い事したからしょうがないと思わず真実に目を向ける努力を続けよう。

引用元:bookmeter

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

読んでみて

明治時代以降の戦争を中心にした日本の外交政策をもとに、なぜ日本が太平洋戦争へと進んでいったのかを政策や外交面から解説する1冊。

ロシアを最大の敵として警戒していた日本にとって朝鮮や満州は重要な拠点であり、その利権を守ろうとして、欧米との摩擦を生んでいった背景が語られます。著者が高校生を対象に行った講義を本にまとめたものです。

みんなのレビュー

日本が戦争をした理由が事実ベースで日清戦争から第二次世界大戦まで描かれておりとても学びになった。 植民地や領土を手に入れようとする理由が自国の経済活性化や獲得した土地で官僚になれるから、自国の安全を守るためなど利己的で相手の国や人はみないふりをしていたのだろうと感じた。 あとは、陸軍やメディアが意図的に関心をそらすことで軍を集めたり士気を保ったりとあり、現代にも通じる部分があると思うので扇動されないように気をつけたい。

引用元:bookemter

教科書には載っていない 太平洋戦争の大誤解

読んでみて

「日本は軍国主義の悪の国家であり、アメリカやイギリスなどの連合国は自由のために戦った正義の国である」といった従来の俗説的イメージを否定し、事実を検証していって太平洋戦争の新しい見方を紹介する1冊。

筆者の得意分野である経済についても述べられ、「太平洋戦争は経済戦争だった」という章もあり、これまでと違う視点から太平洋戦争を捉えた本としてオススメです。

みんなのレビュー

よく言われる通説をなんとなく信じていると、あの戦争の本質っていうのは見えてこない。第二次大戦を「日独伊ファシズム国家」と「自由主義英米諸国」の対決だと思っている人は多数派ではないだろうけども、そういうファンタジーみたいな歴史観を持っている人にぜひ読んでほしい。戦前の日本を独裁国家みたいに言う人がたまにいるけど、なんで独裁国家の首相がすぐ責任とって首相辞めちゃうんですかね……。むしろ独裁国家だったら、あそこまでひどい敗戦にならずに済んだのに。知らないことも結構あって、すごく楽しめた。この著者の本は非常にいい

引用元:bookemeter

上級者向け

アジアの人々が見た太平洋戦争

読んでみて

本書は「太平洋戦争は日本による侵略戦争だったのか、日本は欧米の植民地にされていたアジアを解放したのか」を考えるヒントになる1冊で、アジアの諸国と日本がお互いをどう捉えていたのかを解説しています。

それぞれの国ごとに異なる事情もふまえつつ、アジアの人々が日本軍をどう見ていたかを知ることができる本で、日本の戦いの公正な評価を考えてみたいという人にオススメです。

みんなのレビュー

欧米の植民地からアジアの国々の独立を目指す。これが大東亜戦争の始まり、しかしながらそれは日本による侵略であった。しかし確かにアジアの人々の解放だったということも事実らしい。現地の青年将校は真剣にアジアの独立に情熱を燃やし、日本の軍のトップはしたたかに植民地化を目論んでいたような感じを受けた。太平洋戦争あまりよく知らなかったので勉強になりました。著者、僕より若いのによく調査しました。驚き。戦争は二度と繰り返さないためにもよく理解しておかなければ・・・

引用元:bookmeter

一下級将校の見た帝国陸軍

読んでみて

1人の下級将校の目を通してみた日本軍の姿を描いた回想記。戦争末期のフィリピンでの日本陸軍の実態を、評論家である著者・山本七平氏の鋭い分析とともに描かれます。

よく悪者扱いされる日本軍ですが、実態と現代日本の社会や組織にも通じる日本人独特の問題点をも洗い出している本で、ビジネス書や組織論の本としても読むことができます。

みんなのレビュー

『「空気」の研究』を読み返していて、帝国陸軍については別の著書に詳しく書いた、というような記述を見つけたので手にとった。山本七平が従軍して戦地に赴いていたとは知らなかった。現場での体験と評論家としての分析の比率が心地よくて一気に読み通せた。 無理な戦争を強行した陸軍内部の空気感が生々しく伝わってきた。トラックの燃料がなく砲弾を担いで運んだ、現地調達のはずの馬が現地にぜんぜんいなかったなど想像以上にずさんだった。上の非現実的な命令と下の水増し報告のせいでだれにも実態が把握できなくなっていたというのが怖い。

引用元:bookmeter

日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実

読んでみて

戦争末期の日本軍は補給が滞り、兵士たちは戦死よりも餓死や病死によって倒れていったことは一般にも知られていますが、本書はデータを細かく読み解くことによってその絶望的な実態を浮かび上がらせる1冊です。

とにかく悲惨な戦場の実態と戦後にまで残した影響が書かれています。当時の日本軍の真の姿が理解できるとともに、太平洋戦争について考える上でぜひ一度読んでもらいたい本です。

みんなのレビュー

本書は『失敗の本質』と比べて、より兵士の目線での問題を取り上げた内容でした。本書を読んでいて、極端な精神主義を取った当時の日本政府から、現代の「超ブラック企業」が連想されました。機械化や技術革新に大きな関心を払わず、覚醒剤を使ってでも兵士たちをやる気にさせた結果、多くの人がノイローゼになったそうです。もし自分が当時の兵士だったら、多くの兵士と同様、真面目に国のために体を張って死んでいたと思います。現代を生きる自分がそうならない為にも、もっと歴史を学び、現代の根本的な問題に気付く力を養っていきたいです。 

引用元:bookmeter

ペリリュー・沖縄戦記

読んでみて

本書は激戦といわれるペリリュー島の戦い、そして沖縄戦に従軍した著者が、当時の体験を記したもので、アメリカのドラマ「ザ・パシフィック」の原作になった本です。

「戦争は野蛮で、下劣で、恐るべき無駄である」を切り捨てる著者が戦場で体験した過酷さ、残酷さは、太平洋戦争の一面を映し出しています。アメリカ兵の戦場体験という貴重な証言を知ることのできるオススメの1冊です。

みんなのレビュー

どちらか片方を英雄視したり美化した作品ではなく、著者の経験がリアルに記録されてる。戦時における人間の残忍さ、悲惨さを知り、恐ろしく思えた。また、臭いに対する記述も多く、前線の臭いとは相当な物だったのだろうと当然の事に気付かされた。最終章の「戦争は野蛮で、下劣で、恐るべき無駄である」という言葉に、前線を経験した著者の、戦争に対する気持ちが凝縮されているように思えた。

引用元:bookmeter

まとめ

太平洋戦争に関する本の紹介でした。

まずは入門者向けの本で、戦争全体の概要を掴んだ後、日本軍という組織や外交、空襲、従軍した人の証言というように、自分の興味のある分野にスポットを当てた本を読めばさらに深く知ることができ、太平洋戦争が起きた理由を考えるヒントになってくれるでしょう。