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クレオパトラの名言4選!背景を知ると深みが増す言葉の真意も解説

「世界三大美女」の一人に数えられることでも有名な、クレオパトラ。プトレマイオス朝エジプトの女王として君臨し、最終的に国を終わらせるきっかけとなったその生き様は、今も語り継がれています。

「絶世の美女」として知られるクレオパトラですが、近年では本当は美人ではなかった、とする向きが強いようですね。

彼女が遺した名言は少ないですが、本当は美人だったのかそうでもなかったのか、によって名言の意味も変わってくるようです。

そこで今回は、クレオパトラの名言を背景を踏まえた考察と共にご紹介しましょう。

クレオパトラの名言と意図、背景

クレオパトラ

クレオパトラの名言は、それほど多く残されてはいないようです。残されたわずかな名言の意図と背景を知ることで、クレオパトラがどのような女性だったのか読み解いてみましょう。

クレオパトラの名言1

国を支配しているのは男。その男たちを支配しているのは私。

エジプト王国発展のため、カエサルとアントニウスふたりの男性を魅了したという逸話の残るクレオパトラらしい名言です。国の権力者である男性をも魅了し、あまつさえ管理下に置くこともできるという自信のあらわれでもあるでしょう。

一方で、「国を支配しているのは男」の一言には、古代エジプト王国にも男尊女卑の風習があったことがうかがえます。男性が実権を握る社会で、女性として地位を勝ち得たクレオパトラの偉大さ、聡明さや力強さが感じられます。

クレオパトラの名言2

悲しさは世界共通。笑いは文化によって異なる。

クレオパトラは9カ国語を操り、外交もおこなっていた才女であったことが複数の文献で語られています。異国を知り、様々な文化を見聞きしたであろうクレオパトラならではの名言です。現代にも通じる見解は、古代エジプトの頃から人間の本質は変わっていないと教えてくれるようです。

「悲しさは世界共通」の言葉には、愛したカエサルを失った悲しみが込められているのではないでしょうか。クレオパトラの生きた時代は、王族は親族同士で結婚するというしきたりがあったため、彼女は自分の弟ふたりと結婚しています。本当に好きだったカエサルとは愛人としての関係しか持てず、カエサルが暗殺されたことでより悲しみが深まったのかもしれません。

クレオパトラの名言3

お金では幸せは買えない。だが、お金は、あなたが不幸である間、何不自由ない生活をさせてくれる。

クレオパトラがカエサルやアントニウスを自分のものにするために、豊富な財産を惜しみなく使ったという逸話も数多く残されています。アントニウスに財力を見せつけるために大粒の真珠を目の前で溶かしてみせ、その液体を飲んだという話はあまりにも有名。確かに、クレオパトラは豊富な財産のおかげで不自由な生活をしたことはなかったでしょう。

一方で、「お金では幸せは買えない」の一文も、王族として生きたクレオパトラならではの言葉といえます。弟と婚姻関係を結ぶ必要があったため、カエサルやアントニウスとは愛人関係に留まっていたといいます。どんなに財産があっても一国の女王であっても、本当の幸せは得られていないと感じていたのかもしれません。この名言は、愛はお金に勝るということを教えてくれているのではないでしょうか。

クレオパトラの名言4

クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、大地の全表面が変わっていただろう

クレオパトラ自身の発言ではありませんが、彼女に関連する名言として最も有名な言葉です。フランスの哲学者パスカルの言葉で、クレオパトラが国はおろか歴史そのものを大きく変える影響力を持っていたことを表現した一文といえるでしょう。

一般的には「クレオパトラがもっと醜かったら男性を誘惑できず、エジプトの運命は違っていただろう」とされていますが、近年ではクレオパトラが美人ではなかったことも指摘されています。コインに残されたクレオパトラの肖像画がひどく大きな鷲鼻だったことを指して、「もっと愛らしい鼻だったらオクタウィアヌスをも誘惑して、エジプトを存続させることができただろう」とも解釈できるようです。

クレオパトラの名言集や関連書籍

クレオパトラの謎 (講談社/吉村作治 著)

クレオパトラについて知りたいという方におすすめです。史実に基づいて、クレオパトラがどのような野望を抱き、ローマの英雄たちを誘惑していったのかを、臨場感たっぷりに描いています。「あの名言はこの背景の中で生まれたのかもしれない」と想像を巡らせることが楽しくなりますよ。

クレオパトラ(文庫クセジュ/クリスティアン・ジョルジュ・シュエンツェ 著/北野 徹 訳)

クレオパトラがどのような女性だったのか、その実像を読み解いていく一冊です。一般的に知られている伝記はもちろん、パピルス文書や古銭、碑文などの考古学資料にも基づいて解明していきます。名言の背景にあった彼女の暮らしや人間関係を、歴史的事実から知ることができるでしょう。

偉人はそこまで言ってない。 歴史的名言の意外なウラ側(PHP文庫/堀江 宏樹 著)

クレオパトラ自身の名言ではなく、パスカルの名言についての考察が本書では述べられています。付随してクレオパトラの人物像についても学術的に触れているので、クレオパトラのことをより深く知りたい方、もっと深く歴史を読み解きたいという方におすすめです。

クレオパトラの名言についてのまとめ

クレオパトラの名言についてまとめました。数少ない名言からも、クレオパトラの影響力の大きさが感じ取れるのではないでしょうか。今もなお語り継がれる名言は、言葉や文化はもとより生い立ちや生活の違いがあったとしても、彼女が現代の人と同じように生きた人間だったことを教えてくれます。

その生き様から、時には男性を翻弄した悪女のイメージがつくことも多いクレオパトラですが、名言の裏にある真意を想像すると、愛に生き、仕事に生きた才女の姿も浮かんできます。女性の社会進出が増えて来た今、クレオパトラの名言は多くの働く女性を力づけてくれることでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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