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【解説あり】モネの代表作品まとめ!創作背景や美術館なども紹介

クロード・モネは19世紀後半に活躍した印象派の画家の一人です。代表作である「睡蓮」や「印象・日の出」はとても有名ですよね。日本人にも特に愛されており、展覧会の観客数は他の画家に引けをとりません。

モネの作品は「サン・ラザール駅舎」、「ルーアン大聖堂」など他にもたくさんあります。今回はそんなモネの作品の魅力をたくさんの方に知っていただきたく思い、記事にしました。次回、展覧会が開かれたときにはより楽しめるように主要な絵画を詳しく解説していきたいと思います。

学生時代、美術クラブに所属しており、現在でも年間20回以上展覧会を見に行く筆者が数ある絵画の中から選りすぐってご紹介していきたいと思います。

モネの作品・代表作一覧

印象・日の出

モネ 「印象・日の出」

「印象・日の出」 の概要

制作年1872年
美術館マルモッタン美術館(フランス・パリ)
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ48cm×63cm

「印象・日の出」 の解説

「睡蓮」と並んでモネの代表作とも言える「印象・日の出」。ノルマンディー地方のル・アーヴルの港に朝日がのぼる様子をやわらかなタッチで描いています。

第1回印象派展に出品されましたが、風刺新聞に「なんといういい加減さだ。作りかけの壁紙の方がよっぽどいい」などという酷評のコメントが掲載されました。この第1回印象派展という名前も当初は軽蔑の意味も込めてつけられたものとされています。

徐々に認められるようになってからは「彼らは風景を描き出すのではなく、彼らの感じ取った印象を描き出しているのだ」等の好意的なコメントも受けられるようになりました。

モネの生きていた時代には今ほど良い評価を受けていませんでしたが、1957年にジョン・リヴォルドの書いた「印象派の歴史」という書籍に、印象派の名前の由来となったことなどが記され、それ以後は傑作として世に認められるようになりました。

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睡蓮

モネ 「睡蓮(と太鼓橋)」
モネ 「睡蓮」

「睡蓮」の概要

制作年1895年-1926年
美術館世界各国の美術館(日本でも国立西洋美術館など数多くの美術館に所蔵)
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズさまざま

「睡蓮」 の解説

言わずと知れたモネの代表作。晩年の30年間に渡って、200点から300点もの作品が残されたと言われています。

モチーフとなっているのはジヴェルニーの自宅にあった庭の池で、初期の頃は太鼓橋とともに移る睡蓮を、その後は水面に浮かぶ睡蓮のみを描いているものが多いです。水面に反射する光に非常に興味をもち、時間や天気の経過とともに変化する水面に映る風景などを描写することに力を注ぎました。

晩年は白内障を患っていたと言われるモネですが、それが作品にも現れるようになっています。睡蓮の市場価値は非常に高く、オークションでは100億円以上の値段がするものもあります。

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サン=ラザール駅

モネ 「サン=ラザール駅」

「サン=ラザール駅」 の概要

制作年1877年
美術館オルセー美術館(フランス・パリ)など
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ82cm×101cm

「サン=ラザール駅」の解説

「サン・ラザール駅舎」は1877年頃に描かれた作品で、第3回印象派展に出品されています。こちらも連作となっており、現在12点の作品が確認されています。

蒸気機関車から吐き出される煙とガラスを通る日光の光が織りなす幻想的な雰囲気を見事なタッチで描いています。近代的な建造物そのものを描くのではなく、そこに発生する喧騒的な雰囲気を絵の中に表現することに重点を置いています。

美術批評家のジョルジュ・リヴィエールから賛辞も送られ、第3回印象派展で最も注目を集めた名作となっています。

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ルーアン大聖堂

モネ 「ルーアン大聖堂」

「ルーアン大聖堂」 の概要

制作年1892年-1894年
美術館オルセー美術館(フランス・パリ)など
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ107cm×74cm

「ルーアン大聖堂」 の解説

1892年当時、ジヴェルニーに住んでいたモネは取材旅行と称してルーアンに赴きました。そこで、ルーアン大聖堂を微妙に異なる数カ所の位置から描き続けました。その作品の数は33点にも及びます。

ルーアン大聖堂ではほとんどの絵が同じ位置から描かれているので、光の当たる加減が時間とともに推移していくのがよくわかります。大きく分けて、朝方、正午ごろ、夕方、曇りの日などの時間帯に分類されます。

同作品群はポール・シニャックやカミーユ・ピサロなどの名だたる画家にも賞賛されています。

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日傘をさす女性

モネ 「日傘をさす女性」

「日傘をさす女性」 の概要

制作年1875年
美術館ワシントン ナショナルギャラリー
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ100cm×81cm

「日傘をさす女性」 の解説

モデルとなったのは一人目の妻であるカミーユ・ドンシューと息子のジャンです。「ラ・ジャポネーズ」と同じ年に描かれたこの作品は自然の中にいる人物とその情景を軽やかなタッチで描き、光のさまざまな色彩をよく捉えています。「ラ・ジャポネーズ」とともに第2回印象派展に出品されています。

約10年後に、アリス・オジュデをモデルとした同様の作品が描かれていますが、こちらは人物の表情がはっきりしません。これは「私が納得するままに、戸外の人物を風景画のように描く」というモネの信念によるものと考えらえれています。

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ひまわり

モネ 「ひまわり」

「ひまわり」 の概要

制作年1881年
美術館メトロポリタン美術館(アメリカ・ニューヨーク)
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ101cm×81.5cm

「ひまわり」 の解説

モネは自然の移り変わりを画面に残すことを重要視していたため、静物画はほとんどありません。数少ない静物画の中でもとりわけ有名なのが、「ひまわり」です。この作品は天気の悪い日が続き、外で絵を描けない時に、室内でモネが描いたものとされています。

「ひまわり」といえばゴッホのイメージが強いですが、二人の作品の違いは並べてみるとよくわかります。ゴッホの「ひまわり」は全体的に黄色が強く、炎の画家と呼ばれた彼にふさわしい力強い作品となっています。

一方でモネの「ひまわり」はできる限りモチーフをそのまま描こうとしている様子が見受けられます。こちらはやわらかく、あたたかみのある印象を受けます。

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ポプラ並木

モネ 「ポプラ並木」

「ポプラ並木」 の概要

制作年1891年
美術館国立西洋美術館 松方コレクション(日本)
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ93cm×73.5cm

「ポプラ並木」 の解説

こちらもモネが力を入れていた連作シリーズの1つです。自宅のあるジヴェルニーのエプト川のポプラ並木に魅了され、1891年から数点の作品を仕上げています。

3本のポプラ並木の黄色と空の青、雲の白、植物の緑が合わさって明るい印象を与える作品となっています。モチーフとなっているポプラ並木は木材として伐採される予定でしたが、モネが交渉をして伐採を遅らせることになったという逸話もあります。

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ウォータールー橋

モネ 「ウォータールー橋」

「ウォータールー橋」 の概要

制作年1902年
美術館国立西洋美術館 松方コレクション(日本)
種類や技法油彩画・カンヴァス
サイズ65.7cm×100.5cm

「ウォータールー橋」 の解説

モネは1899年ごろから数回ロンドンを訪れており、その際に描かれた作品です。テムズ川のほとりから「国会議事堂」、「チャーリング・クロス橋」とともにモチーフとして選ばれたのが、この「ウォータールー橋」です。

霧の中で朦朧として見えるモチーフを光の加減を表現することによって見事に描き出しています。モチーフはほとんど形をとどめていませんが、水面に反射する光の効果などを重視したモネらしい作品となっています。

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モネの作品に関するまとめ

モネの作品は初期は写実的であったにせよ、ほぼ生涯を通じて、自然の中の光の変化を捉えることを意識して描かれていることがよくわかるかと思います。

日本でも頻繁に開かれているモネの展覧会ですが、どの絵がどのような意味を持っているのかその場で理解するのは難しいのではないでしょうか。

そんな方のために、モネの作品の魅力について簡単に紹介させていただきました。

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