【3分で分かる】太陽黒点とは?周期や変化、温度、与える影響まで解説

太陽黒点の与える影響

通信障害が発生するしくみ

通信障害

太陽黒点の数が多い時期は通信障害をもたらすことがわかっています。特に長距離の電波通信に大きな影響を与えるとされています。

原因として太陽黒点の数が多い時期というのは太陽の活動性が高まっている時です。太陽の活動が強いと、さまざまな電磁波を放射する太陽フレアが活発に起こり、そのフレアに伴い「コロナ質量放出(CME)」という現象も起こりやすくなります。

CMEは太陽磁場のエネルギーが突如解放され、大量のプラズマの塊が放出される現象です。これにより宇宙空間内に莫大な電子やエネルギーが飛び散ることとなり、それらが地球へ到達した場合、磁気嵐による通信障害が起こるのです。

2017年に発生したCME:中心の白丸部分が太陽で、観測しやすいようにコロナグラフで隠れている

1回の噴出により飛んでいくガスの質量は約100億トンともいわれ、太陽の活動が活発な時期は毎日起きています。

景気変動

太陽黒点の数は景気変動に関わりがあるとされています。この説は昔からまことしやかに囁かれており、確実な説ではありません。しかしながら、過去の金融危機が起こった際に黒点の数が異常なほど少なかったのは事実です。

国立天文台発行の理科年表は1705年から現在に至るまで、長年黒点の数を記録しています。黒点には11年の周期があることは前述しましたが、長期周期というもので約90年程の周期もあることが確認されています。

1929年以降の黒点の数の推移

1705年以降、この90年の周期を確認すると、江戸の3大飢饉や世界恐慌直前、リーマンショックがあった時期はちょうど太陽の活動が低下し、黒点の数が少なかった時期と一致します。

逆に黒点の数が多かった時期は産業革命や明治維新、いざなぎ景気など好況の時期と一致し、黒点の増減は景気変動に影響しているのではないかと考えられています。

太陽黒点にまつわる伝説

八咫烏

古代中国では、肉眼で観測できるほどの巨大な太陽黒点を見て、カラスが住んでいると考えられていました。動物に例えられた理由として、黒点の位置が観測するたびに変化していたためです。

いつしかこの太陽に住むカラスの話が日本に伝わり、日本では「八咫烏(やたがらす)」の伝説の基ともなりました。八咫烏は足が3本あるカラスです。

この3本の足はそれぞれ天・地・人を意味しており、神と自然と人が同じ太陽から生まれた兄弟であることを指しているとされています。

太陽黒点に関するまとめ

太陽黒点について解説しました。いかがでしたでしょうか。

太陽黒点は太陽の活動性の指標となり、非常に重要なものです。しかもこの黒点の数が私たちの生活にも大きく影響してくるとなると、さらに気になってきますよね。

筆者もこの記事の執筆を機に、黒点だけでなく、さらに太陽の謎について知識を深めていこうと思いました。皆さまも、ぜひ太陽の謎に迫ってみてください。

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