【24年11月最新】恋愛小説おすすめランキングTOP20

10位:四月になれば彼女は

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映画プロデューサーとしての活躍も目覚ましい川村元気の『四月になれば彼女は』。川村が書いた初めての恋愛小説です。著者は執筆にあたって、100人以上もの人たちに恋愛について聞いて回ったといいます。

ある日、精神科医の藤代のもとに初めて付き合った彼女から手紙が届きます。かつて愛した人からの手紙に藤代は動揺しますが、彼には1年後に結婚すると決めた婚約者がいました。けれども婚約者をはじめ、周囲の人間関係に変化が生じてきて…恋や愛を求めてもがく登場人物たちが、少しだけ救われるラストは私たちにも恋愛についてのヒントをくれます。

みんなのレビュー

いつかは死ぬと分かっていながらも生きているいつかは別れがあると分かっていながらも恋に落ちる苦しみを知ってもなお、また  自分の中での愛とは何かの答えが、輪郭が見えたような気がする

引用元:読書メーター

9位:やめるときも、すこやかなるときも

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窪美澄(くぼ みすみ)の『やめるときも、すこやかなるときも』は、相手を知り、歩み寄って受け入れていくことのやさしさを丁寧に描いた恋愛小説です。窪美澄はデビュー作『ふがいない僕は空を見た』などの官能的な作風のイメージが強いかと思いますが、ここでご紹介する作品はまた違った雰囲気が漂っています。

この作品は家具職人の壱晴とOLの桜子の視点で語られていきます。過去に起こった出来事から、毎年12月に数日間声が出なくなってしまう壱晴と、実家を経済的に支えるので手いっぱいで恋とは縁遠い生活をしてきた桜子。2人の恋はどういう道筋を辿るのでしょうか…私たちは誰しも心に傷をもっていてだからこそ臆病になってしまうことがありますが、それでも前に進めるということをやさしく教えてくれる小説です。

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8位:愛の夢とか

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川上未映子の『愛の夢とか』は、日常のなかで訪れる小さな「揺らぎ」に光を当てた短編集です。たとえば隣の家から聞こえてくるピアノの音、臨月のお腹を抱えて迎えた旅先の朝などにその揺らぎは訪れ、波紋を広げるようにそれまでの日常に影響します。

表題作の「愛の夢とか」は、隣の家の主婦が奏でるピアノがきっかけとなり、彼女と主人公の「私」の少し不思議な交流が始まるお話です。また、たとえば「十三月怪談」は愛し合う夫婦のうち妻の方が亡くなり、魂として夫を見つめる物語。「恋愛小説…?」と思われるかもしれませんが、どの短編も登場人物の2人の関係性はやはり恋愛に感じられます。

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7位:いま、会いにゆきます

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市川拓司の代表作『いま、会いにゆきます』は、2004年に中村獅童と竹内結子の主演で映画にもなった作品です。その後ドラマ化、さらにアメリカや韓国でのリメイク版も制作されていて人気のほどがうかがえます。

1年前に妻を亡くし、一人息子の佑司と2人で暮らしてきた巧。妻・澪が残した「1年経ったら、雨の季節に戻ってくる」という言葉が気になっていたのですが、梅雨を迎えたある日なんと澪が本当に戻ってきます。けれども彼女は記憶を失くしてしまっていて…読む人によってどの登場人物に感情移入するかは違ってくると思うのですが、誰の立場でも思わず涙がこぼれる名作です。

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6位:トワイライト

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アメリカの小説家ステファニー・メイヤーの『トワイライト』は、人間の少女とヴァンパイアの許されない恋を描いた恋愛ファンタジー小説です。アメリカではハリーポッターシリーズに次ぐ人気だそうで、10代女子のファンが熱烈だといわれています。

母親が再婚することになり、別れた父親と住むため雨と霧の街・フォークスへと引っ越してきた17歳の少女・ベラ。あるとき特殊な雰囲気を放つ青年・エドワードと出会うのですが、なぜか彼はベラに敵意を向けてきます。やがてベラはエドワードの人間離れした能力を垣間見ることになり…ベラとエドワードの恋愛模様もドキドキしますが、ファンタジーとしても良質な作品で読後は満足感に浸れます。

みんなのレビュー

小学生の時にテレビで見たトワイライトの映画が忘れられなくて コロナ休みを期に全巻大人買いしてしまった高三です。 恋愛が始まる予感にすっごくワクワクします。 すごく大好きな作品なので丁寧に読んでいきたいと思います

引用元:読書メーター

5位:きみはポラリス

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「恋愛」と一括りにいっても関係性は人それぞれ、星の数ほどそのかたちが存在しています。三浦しをんの『きみはポラリス』は、ひとつとして同じもののない関係性のうちいくつかを取り出して丁寧に描いた短編集です。

「ポラリス」とはこぐま座で輝く2等星のことです。かたちにとらわれることなく描き出した恋愛のうちには、同性愛もあれば禁忌を冒すような恋、信仰に近いような恋もあります。その人の居場所で光り輝くその恋心を見ていると、恋に落ちる勇気が湧くかもしれません。

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4位:植物図鑑

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有川浩の『植物図鑑』は最初に携帯小説として発表され、その後書籍として出版された恋愛小説です。そのため語り口が軽くて読みやすく、読書に慣れていない人や中高生にもおすすめできます。しっかりときめかせてくれるうえ、ラストは思わず感動してしまう小説です。

主人公のさやかはある冬の晩、会社の飲み会から帰ってきたところマンションの前で行き倒れている青年を見つけます。イツキと名乗るその青年を思わず自宅に泊め、家事全般をこなしてもらうことを条件にルームシェアを始めることになるのですが…『植物図鑑』というタイトルどおり、料理上手なイツキは野草の知識も豊富でさやかも自然と詳しくなっていきます。野草狩りを重ねるうちに互いの距離が近づいていく様子に思わずときめきますよ。

みんなのレビュー

このタイトルの本でまさか泣くとは、、、 中盤でキュン ラストで泣いてしまった 続きが気になって一気読み そして料理がとても美味しそう イツキに作ってもらいたいーーー さやか辛かったね、、、 待ち続けて頑張ったね、、、 ハッピーエンドで本当によかった 恋愛要素もあり 植物のお話もたっぷり楽しめて 大好きな本になりました

引用元:読書メーター

3位:図書館戦争

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有川浩の『図書館戦争』は、漫画やアニメ、映画にもなった大人気小説です。全4巻からなるシリーズで、別冊が2冊あります。「図書館法」という架空の法律が世界観に大きな影響を与えていて、ファンタジーやSFに慣れていない人には分かりにくい部分もあるかもしれませんが、有川の軽快な文体でスイスイ読めますよ。

舞台は2019年の架空日本。公序良俗に反する表現を取り締まる「メディア良化隊」と、本の自由を守るため自主防衛の道を選んだ「図書隊」との抗争が激化する中、19歳の笠原郁は高校生のときに出会った図書隊員に憧れて図書隊に入隊します。けれども上司となった堂上は憧れの「王子様」とは真逆の鬼教官で…郁の成長と恋愛模様、そして図書隊の戦いが両方楽しめる名作です。

みんなのレビュー

とても面白かった。まだまだ堂上と郁を見ていたいので、続編も楽しみ。有川さんの小説はご本人が楽しんで書いているのが伝わってくるので、あとがき含めて面白いなーと感じます。

引用元:読書メーター

2位:マチネの終わりに

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平野啓一郎の『マチネの終わりに』は、2019年に福山雅治と石田ゆり子の主演で映画化もされた恋愛小説です。平野が「ずっとその世界に浸っていたい小説」を目指して書いたというとおり、続きが気になるけど終わるのが惜しい、そのような小説になっています。

天才クラシックギタリストとして常に最前線を走ってきた蒔野聡史・38歳。ある演奏会後の食事会で世界をまたにかけて活躍するジャーナリスト・小峰洋子と出会います。初めて会ったときから強く惹かれ合う2人ですが、洋子には婚約者がいて…恋愛に主軸を置きながら「40代の生き方」「父娘関係」「文明」など、さまざまなテーマが複雑に絡み合っている、読み応えのある作品です。

みんなのレビュー

切なくて苦しくて、読み進めるのが辛いほどだった。こんなにも愛する人に巡り会えたことが羨ましくもあり、その翻弄される運命に苦しくもあった。ここからどうなったんだろう。出来ることなら幸せになってほしい。

引用元:読書メーター

1位:ぼくは明日、昨日のきみとデートする

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『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、2016年に福士蒼汰と小松奈々の主演で映画にもなった恋愛小説です。著者の七月隆文はライトノベルの世界でポップなコメディタッチの作品を多く手がけてきました。この作品が初めての一般文芸作品です。

京都の美術大学に通う男子大学生・南山高寿は、通学電車で出会った福寿愛美に一目惚れします。なんとか交際がスタートしたのですが、初めてのデート、初めて手を繋ぐなど初めてのことを迎えるたびに愛美はなぜか涙を流し…愛美の秘密が明かされると、思わず最初から読み返したくなります。秘密を知ったうえで読んでいくと切なさが何倍にも膨らむ小説です。

みんなのレビュー

鈍感な当方は170ページくらいからの急展開に理解が追い付かなかった。でも、それ以前は純粋にほのぼのとしていて読みやすいし、それ以降は興味津々で読み進められる。台風のようにいろんなことがあっという間に過ぎ去っていく作品。切なくなるけど、一瞬一瞬の大切さがとても身にしみる。

引用元:読書メーター

まとめ

おすすめの恋愛小説を20冊ご紹介してきました。読んでみたい作品は見つかりましたでしょうか?

感動的な純愛が好きな人、ほろ苦い大人の恋を読みたい人、はたまたファンタジーやミステリーの要素も楽しみたい人…ひとくちに「恋愛小説」といっても、読みたい傾向はさまざまです。自分に合うタイプの作品を楽しんだ後に、ちょっと違う系統のものを覗いてみるのも楽しいかもしれません。

特に「純愛」と「大人の恋」は紙一重のようなところもあるので、読みたいタイプの作品じゃなくても「なんだか面白そうだな」と感じたら手に取ってみるのがおすすめです。

そのような場面で、この記事があなたのお役に立てたらとても嬉しいです。

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