小説ヲタクがおすすめするオールタイムベスト83冊

歴史漫画おすすめ67選【時代別に日本史から世界史まで】

「日本や世界の歴史が楽しく分かるような漫画を読みたいな」
「ストーリーも面白い歴史漫画はないかな?」

このように考えて検索してみると、「歴史漫画」というジャンルの作品の豊富さに驚く人も多いのではないでしょうか。なかには「このテーマを選んだか!」と言いたくなるような意外な作品まであって、歴史漫画の奥深さに目を開かされます。

けれども、作品数が豊富すぎてどれを選んだらいいのか分かりにくい、という問題もあることは確かです。特に歴史の勉強の一環として漫画を読みたい人の中には、「この時代のことが知りたい!」ということが明確な人も多いでしょう。そこで、この記事では日本史漫画を時代別に、世界史漫画を地域別にまとめました。

番外編では、時代・地域関係なく「歴史」というものを面白く読める漫画をご紹介しています。歴史を愛してやまないRekisiruのライターがおすすめする67作品、ぜひ目を通してみてください。

日本史編【古代】5選

日出処の天子

読んでみて

『日出処の天子』は、1980年から4年間少女漫画誌『Lala』で連載された山岸凉子の作品です。全7巻で完結しています。聖徳太子を主人公に、しかも「美女と見間違うほどの美しさ」「同性愛者で超能力者」などトリッキーなキャラクター設定で話題を呼びました。

飛鳥時代、超能力を使って政治的策略を巡らせる聖徳太子に蘇我家の人々や推古天皇が翻弄されるという大胆不敵なストーリーは物語として面白いです。私たちが歴史の授業で学んだ聖徳太子のイメージとはかけ離れていて、そのズレが想像が膨らませてくれます。

みんなのレビュー

友人に勧められて。少しずつ読むはずが一気読み。すごいものに出会ってしまった。そのまま歴史書になっても不思議でないと感じるほど物語や絵や台詞が細かく計算されている。人物描写も天晴で、残酷さと愛嬌を持ち合わせ、絶妙なバランスで「人間らしく」多面的に描かれている。

読書メーター

天智と天武―新説・日本書紀―

読んでみて

園村昌弘・中村真理子の『天智と天武―新説・日本書紀―』は、「日本古代史上最大の兄弟喧嘩」と呼ばれる兄・天智天皇と弟・天武天皇の争いを描いた漫画です。全11巻で完結しています。

物語は大化の改新を中心に、天智・天武の兄弟間の壮大な争いが展開します。「新説・日本書紀」という副題のとおり、「日本書紀」の成立に関する斬新な説も登場するので歴史に詳しい人が読んでも新鮮で面白いでしょう。

原作の園村と作画の中村、そしてこの作品を制作するきっかけになった説を唱えた哲学者・梅原猛の鼎談も収録されていて、読み応えがあります。

みんなのレビュー

天の果て地の限り

読んでみて

『天の果て地の限り』は、天武天皇の妃で万葉集にも歌が収録されている額田王(ぬかたのおおきみ)を主人公にした歴史漫画です。1巻で完結しているので、歴史漫画初心者の人も手にとりやすいでしょう。

飛鳥時代、中大兄皇子(後の天智天皇)と大海人皇子(後の天武天皇)は美しく賢い少女・後の額田王に出会います。兄弟はどちらも額田王に惹かれていくのですが、同時に世の中を治める覇者となる野望ももっていました。

彼らからの愛に揺れる額田王もまた、時代の激動に呑まれていき…三角関係という恋愛漫画ではありがちなテーマですが、歴史を絡めると壮大な物語となるのが面白いところです。

みんなのレビュー

天上の虹

読んでみて

里中満智子の『天上の虹』は、天武天皇の皇后で自身も天皇となった持統天皇を主人公にした歴史漫画です。コミックスにして全23巻で完結しています。里中はこの作品をライフワークとして描いていて、完結には13年のブランクを挟んで32年かかりました。

天智天皇の娘として生まれた鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ)は叔父にあたる天武天皇の妃となります。しかし父と夫の確執、彼女自身の政治の才能などに悩みの種は尽きません。女性として、また政治家として懸命に生きる姿に胸を打たれる作品です。

みんなのレビュー

一気読み。『明日香の王女』を読んで以来、中大兄皇子贔屓なのですが、その娘であり大海人皇子の妻である持統天皇の一代記。ややこしい皇子や皇女の親族関係・姻戚関係もわかりやすい。大陸との関係も垣間見え、古代の日本がいかにして『国』となっていったかがよくわかります。

読書メーター

長屋王残照記

読んでみて

こちらも里中満智子の作品『長屋王残照記』。藤原4兄弟の陰謀といわれる「長屋王の変」で自殺に追い込まれた悲劇の人・長屋王を主人公にした歴史漫画です。全3巻で完結しています。

時は藤原氏が政治に台頭してきた時代、藤原不比等は天皇に娘を嫁がせ、天皇家の外戚として政治を独占しようとしていました。そのようななかで、その高貴な血筋と政治家としての才能から周囲に疎まれ始めた長屋王。果たして彼の運命は…

結末は歴史で学んだ人も多いでしょうが、教科書からは感じられない登場人物の人間味や思想を感じられて面白く読めます。

みんなのレビュー

歴史家によって、悲劇の皇族とも専横と贅沢三昧に浸かった悪徳政治家とも評価の一定しない長屋王。里中先生の長屋王は高貴な志と信念を最期まで貫いた悲劇的な主人公でとても魅力的でした。老獪で野心に満ちた藤原一族や他氏族の貴族達も人間味があり、キャラ造りに感服しました。

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