ヤマギシ会の有名人・芸能人7選！現在の様子や実態も徹底調査

「ヤマギシ会というカルト村出身の有名人っているのかな？」
「ヤマギシ会って有名だけどどんな集団なの？」

幸福会ヤマギシ会とは、原始共産制を目指した独特なコミュニティーを作っている団体です。通称「ヤマギシ会」ですが、「カルト的」とも評されているようです。

中でもヤマギシ会が運営する「ヤマギシ村」はカルト村として有名で、近年トラブルも多くあり話題となりました。そんなヤマギシ会ですが、有名人にヤマギシ会に所属する人はいるのか？また、ヤマギシ村の現在などについて調査しました。

この記事を書いた人

フリーランスライター

フリーランスライター、高田里美（たかださとみ）。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

そもそもヤマギシ会とはどんな団体？

「幸福会ヤマギシ会」とは、原始共産制を目指し農業や牧畜によってユートピアを作ることを志している団体です。ヤマギシ会は農業・牧畜業・林業などを基盤的として生活を送り、「心も物も充ち満ちた真の幸福社会」をヤマギシ社会と呼んでいます。

ヤマギシ会はヤマギシズム社会実顕地（通称：ヤマギシ村）があり、全国で20か所以上で約1500人が生活しているといいます。ヤマギシ会によるとヤマギシ村は、「一体生活」「『財布1つの生活』」と呼ばれる生活を営んでいるそうです。

独自の村を経営

ヤマギシ村では独特な集団生活を送っており、特徴として主に以下のことがあげられます。

貨幣が流通しておらず私有財産は一切持たない
朝6時から夕方6時までの労働（あくまで自主的に）
食事は1日2食
体罰などは当たり前
自由恋愛・結婚が出来ない
生産部が管理する独特な性生活

詳しくは以下の記事を参照ください。

日本にあるカルト村「ヤマギシ会」とは？結婚・性事情など実態を紹介

ヤマギシ会出身と言われる有名人・芸能人7名

ヤマギシ会出身の芸能人や有名人がいるのかを調査してみました。結論からいうと、現在もヤマギシ会に所属している芸能人はいません。しかし以前加入していた、もしくは噂がある人物が判明したので、その人物を紹介します。

1.島田裕巳

宗教学者でテレビなどのメディアに出演し、新興宗教などを解説している人物です。島田さんは東京大学で宗教学史課程を卒業後、同大学院の人文科学研究科修士課程修了、博士課程を満期退学しています。

そして研究対象として「もぐり調査」としてヤマギシ会に入会。潜入を通してヤマギシズムに共鳴していったといいますが、半年後「生活が窮屈だった」と退学してしまったそうです。

2.新島淳良

中国文学者だった人物です。そして「人類の理想郷」を追及し、1973年にヤマギシ会に入会。共産主義を支持しており、毛沢東や魯迅を尊敬していたといいます。ヤマギシ会に入会後は、「ヤマギシズム学園」の設立にも貢献。

1978年に一度ヤマギシ会を離れるも、再度入会し「広告塔」的な役割を担っていました。最後はヤマギシ村で亡くなっています。

3.小野さやか

映画「アヒルの子」の監督です。小野さやか監督は、ヤマギシズム学園幼年部の5期生だったといい、5歳のころから1年間、親元を離れて学園の「お母さん係」と共に1年間を過ごしたそうです。幼年部に入れられた小野監督は、「家族に捨てられた」と感じるトラウマのために1年間の記憶が欠落しているといいます。そして家族のもとに戻ってからは「良い子でいよう」と自分を演じ続けるようになり、自分を見失うようになってしまったそうです。