日本&世界で起きた不可解・不思議な事件ランキングTOP12

今日まで多くの事件が日本や世界で起きていますが、中には色々不可解な点が多い事件なども発生しています。それらの事件は残された証拠などを見ても不自然な点が多く、謎が残っている事件も多くあるのです。

そこでこの記事では日本と世界の事件の中で「不可解・不思議な事件」というものをランキング形式で紹介していきます。なお順位には筆者の主観が多分に含まれているために、その点はご了承いただけたら幸いです。

この記事を書いた人

フリーランスライター

高田 里美

フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。

12位:名古屋妊婦切り裂き殺人事件 – 1988年

被害者女性
出典:MATOMEDIA

1988年に愛知県名古屋市で起きた猟奇殺人事件です。当時27歳の臨月だった主婦が、切り裂かれて胎児が取り出されていました。第一発見者の夫は最初「赤ちゃんが生まれた」と感じ部屋に入ると、無残な姿の妻と泣いている赤ちゃんを発見しています。

この後赤ちゃんは緊急搬送され一命を取り留めています。この事件の多くの不可解な点が指摘されており、内容は以下の通りです。

  • 切り裂かれたお腹の中にプッシュホン式の電話の受話器とミッキーマウスのキーホルダーが詰め込まれていた
  • コタツの電気コードが首に巻かれていたけれども、凶器は違う紐だった
  • 腹を裂かれたのは絞殺の後だと分かっている
  • ためらい傷は無し
  • 強姦や屍姦した形跡は無し
事件現場の見取り図
出典:MATOMEDIA

タンスを漁った形跡があるために物盗りの犯行が怪しまれていますが、猟奇的な行動の説明はつきません。そして凶器が発見されておらずドアノブに血液反応も無かったために、犯行後に手を洗ったことが想定されています。これらの行動から犯罪のプロではないかと憶測されており、現在も犯人は捕まっておらず未解決となっている事件です。

11位:岡山地底湖行方不明事件 – 2008年

地底湖の構造
出典:ゴースポ

岡山県新見市にある鍾乳洞「日咩坂鐘乳穴(ひめさかたちあな)」で、高知大学3年生だった男性が行方不明となった事件です。2008年の1月5日に「地底湖で1人が溺れた」と消防に電話があり、少年が鍾乳洞奥の地底湖で泳いでいて急に姿が見えなくなったということでした。少年は洞窟探検サークルの5名と洞窟に入っていたといいます。

地底湖まで到達するのが大変なのだという
出典:ゴースポ

この事件は不可解な内容が多くあり、主な点は以下です。

  • 入洞届を出していない
  • 被害者は1人だけ泳がされていた可能性がある
  • 入口から地底湖まで約1600メートル
  • 地底湖までが5メートルの絶壁
  • 溺れたときの証言がいた人が一致していない
  • 救援を求めている間にサークルメンバーは全員撤収し命綱も回収していた
  • 遭難事故で隊長が記者会見を逃げ回って応じなかった

また事件後被害者のmixiの日記が改ざんされていたり、噂に拍車がかかったようです。結局遺体も発見されておらず、噂では「悪乗りして部員を死なせてしまい、隠ぺいをはかり逃げ回っていた事件ではないか」といわれていますが、事故と処理され未解決となっています。

10位:赤城神社主婦失踪事件 – 1998年

赤城神社がある赤城山
出典:Wikipedia

千葉県の主婦、志塚法子さんが家族6名(夫・娘・孫・叔父・叔母・義母)と群馬県の赤城神社にお参りにいったまま行方不明になった事件です。法子さんはお参りをするためにお賽銭として101円を持って神社の参道を登っていきそのまま行方不明となっています。失踪で不可解な点は、以下の通りです。

  • ゴールデンウィークで人が沢山いたのに不審な人物や物音などを聞いた人がいない
  • 道は整備されていて危険な場所はない
  • 娘が拝殿から100メートル程離れたところの山中に佇んでいたのを目撃
  • 失踪時法子さんは赤い傘にピンクのシャツという目立つ服装をしていたが失踪
拝殿前に失踪していることが発覚している

娘さんが目を離した数十秒の間にいなくなっていたといいます。それからしばらくして、家族も心配になり探し始めたそうです。あまりに忽然と失踪してしまったことから、「神隠し事件」と噂される程で、現在も法子さんの消息はわかっていません。赤城神社は大正時代や昭和時代にも神隠し事件があったという噂があります。

9位:広島一家失踪事件 – 2001年

被害者一家
出典:ゴースポ

2001年に広島県世羅町の山上さん一家4名と、愛犬1匹が失踪した事件です。サンダルが4名分無くなっており、自家用車が消えていたために失踪事件として捜索されていました。そして翌年に自宅近くの「京丸ダム」から一家と愛犬の遺体が発見されています。警察は「無理心中」と断定しましたが、不可解な点も多く残っています。

  • 自宅は施錠されていた
  • 電気がついたままだった
  • 全員がパジャマ姿だった
  • 妻は事件日の海外旅行の準備をしっかりしていた

心中するつもりだったにしては、きちんと家を施錠していたのに、電気はつけたままだったりと不自然な点が多く色々な憶測も呼んでいるようです。

一家の車はダムの底から発見された

また世羅町が江戸時代に神隠し事件があった地域であったとし、伝説が起こった山を代々所有していたのが山上家だったそうです。この山を山上さんが売却したために、山の神が怒ったのではという噂も流れたといいます。

1 2 3

1 COMMENT

コメントを残す