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【年表付】夏井いつきとはどんな人?俳句や若い頃、家族について紹介

夏井いつきとは、現在活躍中の俳人です。バラエティ番組プレバトに出演して以来、キレのある毒舌と俳句の鮮やかな添削で有名になりました。また、昨今の俳句ブームを牽引した人物でもあります。

夏井いつき

いつきさんは多くの人に俳句の楽しさを伝えるため、精力的に活動しています。誰でも気軽に俳句を楽しめるよう、俳句集団いつき組を作ったり、句会ライブを開いたり、最近ではYouTubeでの配信も行っています。

今回はそんな夏井いつきさんについて、気持ちの良い辛口批評と人情味あふれる人柄にハマってしまった筆者が執筆させていただきます。

夏井いつきとはどんな人物か

名前夏井いつき
本名加根伊月
誕生日1957年5月13日
生地愛媛県愛南町
居住地愛媛県松山市
配偶者加根光夫
子供2人(息子・娘)
血液型O型
学歴京都女子大学文学部国文科
職業俳人、エッセイスト

夏井いつきの生涯をハイライト

波乱万丈な人生を乗り越えてきたいつきさん

夏井いつきさんは、現在にいたるまでどのような生涯を送ってきたのでしょうか。はじめに簡単にご紹介します。

夏井いつきさんは1957年に、多くの俳人が生まれた愛媛県松山市で生を受けました。若い頃はヤンチャで、運動ばかりしており俳句に興味はありませんでした。

そんないつきさんが俳句を始めたのは、大学を卒業して教師になってからです。懇親会の幹事をきっかけに歳時記を購入して俳句の魅力にハマり、教師として働くなか趣味として俳句を楽しんでいたそうです。

いつきさんが本格的に俳句を勉強し始めたのは28歳になってからでした。俳句を投稿した雑誌で入選し、俳人の黒田杏子さんに丁寧に添削をしてもらったことがきっかけで、いつきさんは俳句の勉強を始めます。

いつきさんの師匠、黒田杏子

教師をしながら俳句にどっぷりハマっていったいつきさんですが、義父が亡くなり義母の体調が悪くなると状況が変わりました。義母の介護や子どもの世話に追われ、教師をやめざるをえなくなります。

これを機に、いつきさんはプロの俳人になることを決意し、教師をやめました。順調に俳句の賞をとり、悪くない滑り出しをしたいつきさん。ですが、家庭の事情により収入が安定しないうちに離婚を切り出され、いつきさんは崖っぷちに立たされます。

収入は少なく、体調を崩した実母・姑の介護や不登校になってしまった娘の世話。多くの困難が押し寄せましたが、いつきさんは俳句への情熱で乗り越え、俳人として有名になっていきます。そしてバラエティ番組プレバトに出演すると一気に人気になりました。

テレビに出演したことで世間では俳句ブームがおき、いつきさんはその牽引役になったため2017年には放送業界で権威のある放送文化基金賞を受賞します。翌年には、俳人として紅白歌合戦の審査員に選ばれました。

60歳を超えてなお、いつきさんは精力的に俳句を広める活動を行っています。句会ライブはもちろん、2020年に入ってからはyoutubeを始め、俳句についての情報を配信しています。

名前の由来は芸者?

芸者

夏井いつきさんは本名で「伊月」と書くのですが、実は芸者が由来となっているのでは、という疑惑があります。

いつきさんの名前は祖父が付けたのですが、表向きの理由としては「伊予の月のように、きれいな女の子になるように」という意味があります。

ここまで聞くと味わい深い由来なのですが、いつきさんが大学生になった頃、近所の人がぽろっと「いつきちゃんみたいに芸者の名前付けられる子もいるんだね」と漏らします。

実は「伊月」というのは、祖父が囲っていた芸者の名前だったのです。本当はどちらの理由だったのか、真相は明らかになっていませんが、心情的には前者であってほしいですね。

夏井いつきと梅沢富美男は仲良し?

永世名人となった梅沢富美男。いつきさんも感動のあまり涙目になりながら祝福した

いつきさんと言えば、プレバトで梅沢富美男さんとのバトルが有名です。たまにバトルを繰り広げる二人ですが、実のところ仲は良いのでしょうか?

結論から言えば、遠慮なく言い合える仲良しです。いつきさんは梅沢さんを努力の人と認めており、梅沢さんもいつきさんのことを「なっちゃん」と呼んでおり、親しげな様子です。

2020年になり、番組の昇段チャレンジをすべてクリアした梅沢さんは永世名人となりました。このままプレバトを卒業するかと思われた梅沢さんですが、今は俳句集作成のためにさらにレベルの高いチャレンジに挑んでいます。

俳句集にするには50句作らなければならず、今まで作った俳句で載せられるのは18句。つまり、残り32句作らなければなりません。この事実に「あと32句って、12年半かかるんだよ!82歳だわ!」と梅沢さんは頭を抱えました。しかも俳句の添削はかなりレベルが高く、ボツが続いています。

これに対していつきさんは「あと12年付き合ってあげる」と温かい言葉を返しています。

俳句集の完成がいつになるのかはわかりませんが、きっといつきさんは最後まで付きあうのでしょう。なんだかんだ言いつつも仲が良い、そんな素敵な関係を二人は築いています。

夏井いつきは若い頃ヤンチャだった

自然豊かな松山で育った

根っからの俳人で子供の頃から俳句を楽しんでいるイメージのあるいつきさんですが、若い頃は活発で運動好きでした。

子どもの頃の楽しみは、父と二人でいく釣りだったそうです。それも本格的なもので、まずはエサにするエビを捕るところから始まり、小さな船に乗って糸一本で鯛やメバルを釣っていました。

冬は山、夏は海で友達と遊び回り、中学はバレーボール部に所属と運動ばかりしている子どもだったようです。

今のいつきさんからは想像のできない姿ですね。しかし、俳句に対する感性は、幼少期にたくさんの自然と触れ合ったからこそあるのかもしれません。

夏井いつきの功績

功績1「第8回俳壇賞受賞」

写真の第34回俳壇賞ではいつきさんが組長の「いつき組」組員が最終選考まで残った

俳壇賞とは、未発表の俳句30句の提出が求められる、プロの専門俳人を発掘する登竜門的なコンクールです。いつきさんは第8回の俳壇賞を受賞。受賞作品は「ヒヤシンス」で、若々しさと意欲が高く評価されました。

収録された30句はバリエーション豊かで、感じたままを俳句にするいつきさんらしい内容になっています。多くいる俳人の中、賞に選ばれたいつきさんの実力は確かと言えるでしょう。

功績2「バラエティ番組プレバト出演」

着物でテレビに出演しているが、普段は洋服を着ている

夏井いつきさんと言えば、やはりバラエティ番組プレバトが有名です。

いつきさんはプレバトの企画「才能査定ランキング」で俳句の査定を担当しています。事前に提示した一枚の写真を基に、芸能人が作成した俳句をキレの良い毒舌で評価・添削をする姿で人気となりました。

俳句と聞くと堅苦しくて敷居の高いイメージが世間ではあったと思います。しかしプレバトにより、俳句は以前よりも身近で親しみやすいものとなりました。

俳句とは一部の人に許される敷居の高いものではなく、子どもから大人まで誰もが楽しめるもの。いつきさんの最大の功績は、俳句の位置付けを誰もが楽しめる趣味にしたことでしょう。

功績3「俳句集団いつき組を結成し句会ライブを開く 」

句会ライブ。前半は俳句の読み方講習で後半は一人一句の投稿と選句が行われる

俳句の位置付けを、誰もが楽しめるものへと変えたいつきさんは世間一般のイメージを拭い去っただけでなく、俳句を気軽に楽しむ場所も作りました。

それは俳句集団いつき組の結成です。

俳句集団というと一番に俳句結社が頭に浮かびます。俳句結社とは俳句を楽しむ集団で、主な活動内容は句集の作成・出版です。結社を運営している俳人を頂点に師弟関係を結ぶような感じで、俳句を本気でやりたい人のための集団と言えます。

そのため、俳句を楽しみたいだけでプロになりたいわけではない、という場合は挫折してしまい俳句の世界から遠ざかる人も出てきてしまうのです。そういった人のために、俳句集団いつき組は結成されました。

いつき組は俳句を楽しむ集団です。いつきさんが組長として中心にいますが、俳句の楽しみ方は自由。俳句についてもっと知りたい人はいつきさんの元に集まり、楽しみたい人は同じ気持ちの人と固まる、参加資格は「俳句って楽しい」と思う心だけです。

プロを目指している人もいない人も、みんなが俳句を楽しめる場所を作れたのはいつきさんの知名度と情熱あってのことでしょう。

夏井いつきの俳句

いつきさんは「感じたままを表現する」をモットーに自由な句作をしている。

遺失物係の窓のヒヤシンス

遺失物係、とは電車の中でうっかり忘れられてしまった物が置いてある部屋のことです。薄暗い部屋で、持ち主に忘れ去られた物からはどこか虚無感が漂います。そんな虚しい空気に呑み込まれそうになったとき、窓辺に置かれたヒヤシンスが目に入りました。

ヒヤシンスの鮮やかな色と清々しい香りは、虚無感が漂う部屋で唯一生命力にありふれていた。そんな感動を謳った句です。

惜春のサンドバックに預ける背

惜春には過ぎて行く青春惜しむこと、という意味があります。この意味を踏まえて句を見ると、背を預けているのはきっと若い人なのでしょう。学生生活最後の試合であと一歩のところで負けてしまったのか、それとも最後の部活が終わったのか。

力を出し切って、けれど届かなかった。もう終わってしまった、という寂しさや虚しさを感じさせる句です。

仏法僧廊下の濡れている理由

仏法僧(ブッポウソウ)というのは夏の季語で、水辺に生息する鳥の一種です。また仏法僧は仏教の三宝を示す言葉であり、作者のいる場所は寺であるというイメージも湧きます。おそらく寺を歩いていた彼女は、廊下がわずかに濡れているのを見たのでしょう。

なぜ濡れているのだろうと疑問に思い、辺りを見回しますが人もそれらしき跡もありません。はて?と思っていると仏法僧の「ゲッゲッ」という鳴き声が聞こえてきました。水辺に棲む鳥の鳴き声に、廊下が濡れている理由に思い当たります。

夏井いつきの家族

夫・加根光夫

加根光夫。加根兼光は俳句用の名前

夏井いつきさんの夫、加根光夫さんは現在フリーランスで活動している映像プロデューサーです。

実はいつきさんが49歳の頃に再婚した夫です。いつきさんは43歳で離婚して以来、二度と結婚する気がなかったそうです。しかし、離婚して2年ほど経った頃にCM制作やインターネット番組の仕事がきっかけで出会いました。

さらに加根さんは実はいつきさんが選者を務めていた俳句サイトに俳句を投稿しており、いつきさんも名前を覚えていました。その後も仕事や俳句を通して交流が続き、気がつくといつきさんの家の台所でフライパンを振っているような仲になっていたそうです。

とはいえ、結婚するのは面倒という気持ちは変わらず、加根さんからプロポーズをされましたがすぐには返事をしませんでした。しかし、加根さんはいつきさんが結婚しない理由を一つずつ潰していき、さらに子供からも

「僕らがこの先ずっと、いつきさんの相手をしたり面倒をみたりするのはヘヴィーやから。誰かおってくれた方がいい」

と言われ、再婚を決意しました。以降、加根さんはマネージャーという立場でいつきさんのサポートにまわり、今ではいつきさんの精神的な支えとなっています。包容力のある、素敵な旦那さんですね。

息子・家藤正人と娘・ふみ

家藤正人。俳句用の名前である家藤は夏井さんの旧姓で、正人は本名から

いつきさんの息子と娘は、両方とも成人を迎えて、現在はいつきさんの会社を手伝っています。

息子の家藤正人さんは俳人として活躍しており、いつきさんが経営している会社に所属しています。いつきさんのラジオ番組のアシスタントやテレビ番組の「俳句コーナー」を担当したり、老人ホームなどで俳句教室を開催したりと幅広く活躍中です。

今ではいつきさんと共にyoutubeで俳句について発信しており、親子ならではのテンポ良い配信です。

娘さんはふみさんと言います。家庭崩壊により一時不登校になっていましたが、今では結婚して子どもが4人おり、一般の人として生活されているそうです。

どちらも幸せそうで、なによりですね。

4人の孫たち

いつきさんのブログでは孫と一緒にいる姿を見られる

いつきさんには現在4人の孫がいます。男の子三人と女の子一人で、2020年現在一番上の男の子は10歳、一番下の女の子は2歳になります。

ちなみに四番目の孫は生まれた時刻は8:19と、「はいく」の時間に生まれたそうです。将来が楽しみな子ですね。

いつきさんのブログでは、かわいい孫と遊ぶいつきさんの姿を見られます。テレビでは著名人相手にズバズバと言ういつきさんですが、孫にとっては優しいおばあちゃんであることが見て取れました。

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