太宰治の名言集や関連書籍
太宰治全集(全10巻セット)
太宰治の代表作を全てそろえた10巻セットの文庫集です。第10巻目はエッセイやアフォリズムをまとめた書籍にもなっています。
エッセイも秀逸な太宰治。いつでも太宰治作品に触れたい人は、手元に置いておくべき作品集です。
さよならを言うまえに
厳選された太宰作品のあらゆる名言を綴っている作品。「生きること」「恋愛」「芸術」とテーマ別に分かれているので、読みたいテーマに沿ってページをめくるのがおすすめです。
死の直前に書いたエッセイ『如是我聞』も収録されています。ファンであれば、お守り代わりに持つべき一冊です。
太宰治の手紙:返事は必ず必ず要りません
太宰治が親しい人に宛てた手紙100通が収録されています。小説からだけでは知ることができない太宰の本音が赤裸々に綴られており、新たな側面を知ることができるでしょう。
戦争の記憶、文豪の苦悩、昭和時代独特の背景も垣間見ることができる一冊です。
文豪たちの憂鬱語録
絶望、憂鬱、厭世…文豪の生々しい愚痴や文句が収集された本書。太宰治だけでなく、石川啄木や夏目漱石など、名だたる作家の言葉も綴られています。
投げやりな気分になった時、これを読めば逆に救われてしまうかもしれません。ネガティブな文豪たちの言葉に、時代を超えて親近感を抱くことができるでしょう。
太宰治の名言についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、太宰治の名言について、その発言の背景や意図を解説してきました。
人生に絶望した時や得体のしれない憂鬱に襲われた時、無理にポジティブな言葉を聞くよりも、同じような暗さをはらんだ言葉に救われたりしますよね。太宰は身をもってそのような言葉を生み出す名人でした。
本人が意図していたか分かりませんが、死後70年が経った今も、太宰の言葉は多くの現代人の心に色褪せずに刻まれています。名言に興味を持ったらぜひ太宰治の作品を読んでみてください。
クスっと笑ってしまうようなユーモアに富んだ作品や、女性人称体の繊細で美しい作品もありますよ。太宰治に味方になってもらえば、落ち込んでも自分自身を肯定できるでしょう。