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天才小説家!アガサ・クリスティとはどんな人?おすすめの作品、ドラマ、映画も紹介【年表付】

アガサ・クリスティはイギリス生まれのミステリー作家です。第一次世界大戦終戦後の1920年に『スタイルズ荘の怪事件』という作品で推理小説作家としてデビューを果たしました。

その後、アガサ・クリスティが発表した長編ミステリー小説の多くは世界的なベストセラーとなり、やがて「ミステリーの女王」と呼ばれるようになります。

ミステリーの女王と呼ばれるまでアガサ・クリスティを一躍有名にした著作は、1926年に発表された『アクロイド殺し』です。これまでのミステリ小説の定石を全て覆すかのような大胆なトリックを使い、読者を驚嘆させ、フェア・アンフェア論争と呼ばれる大論争を巻き起こしました。

その後もアガサは小説の執筆を続け、デビューの1920年から1976年までの実に56年もの間、途切れることなく毎年1~3作の著作の発表をし続けたのです。アガサ・クリスティが発表した長編小説は66作にも上り、現代でもミステリーファンの間で彼女の作品は親しまれています。

彼女が作中で使った誰もがあっと驚くような斬新なトリックの数々は、後世に生きるミステリー作家たちに多大な影響を及ぼしました。

アガサの影響を受けたであろうと思われる小説や映画、オマージュ作品は数え切れないほどたくさんあります。アガサ・クリスティは歴史に名を残す偉大なミステリー作家だったと言えるでしょう。

アガサ・クリスティの来歴は?

 名前アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ
誕生日1890年9月15日
生地イギリス デボン州トーキー
没日1976年1月12日
没地イギリス オックスフォードシャー
配偶者アーチボルド・クリスティ(1914年 - 1928年)、マックス・マローワン(1930年 - 1976年)
埋葬場所イギリス チョルシー セントメアリ教会

アガサ・クリスティの幼少期 は?

幼少期のアガサ・クリスティ

アガサ・クリスティは三人姉弟の末っ子として育てられます。しかし、姉は寄宿学校におり兄は軍隊に入っていたため、姉弟で共に過ごす機会はほとんどありませんでした。

アガサの母親は独自の教育信念を持っており、アガサに姉や兄のように正規の学校に通うことを禁じ、自らが直接教育をしていました。

学校に通うことのなかったアガサに同年代の友達ができるはずもなく、家の庭で空想上の友人と一人遊びをしたり、書斎で様々な書籍を読みふけったりといった内向的な少女時代を過ごしたそうです。

アガサ・クリスティの作家デビュー は?

『スタイルズ荘の怪事件』

アガサは1909年に『砂漠の雪』という初の長編小説を書き上げます。残念ながらこの作品は出版社から不採用とされてしまうのですが、その後もアガサは作家としての活動を続けます。

1914年には第一次世界大戦が始まり、戦争中アガサは看護師や薬剤師の助手として働きました。この時にアガサが得た毒薬の知識が後の作品作りに活かされていきます。

そして終戦後の1920年、アガサは『スタイルズ荘の怪事件』で念願の作家デビューを果たします。『スタイルズ荘の殺人』は、かの有名な名探偵エルキュール・ポアロシリーズの記念すべき第一作目です。

アガサクリスティの代表作品一覧

・1926年:アクロイド殺し
・1934年:オリエント急行の殺人
・1936年:ABC殺人事件
・1936年:メソポタミヤの殺人
・1937年:ナイルに死す
・1939年:そして誰もいなくなった
・1944年:ゼロ時間へ
・1949年:ねじれた家
・1950年:予告殺人
・1957年:パディントン発4時50分
・1975年:カーテン

アガサ・クリスティの名言 は?

”私は66の作品の中で161人殺してきたけれど、私自身は生きることが大好きなの

”考古学者というのはどんな女性にとっても最高の夫です。妻が年をとればとるほど、夫が興味を持ってくれるようになります。

”人生で本当に重要な瞬間は手遅れになるまでわからない。

”幸福な子供時代を送った人は、もっとも幸運な人だといえるでしょう。

”私は必要が発明の母だとは思いません。私に言わせれば、発明は怠惰から生まれるものです。少しでも楽をするために。

アガサ・クリスティにまつわる都市伝説・武勇伝

都市伝説・武勇伝1「アガサ・クリスティ失踪事件」

アガサの失踪を伝える記事

1926年12月、アガサ・クリスティは自宅を出たまま行方不明になってしまいます。

警察は何らかの事件に巻き込まれた可能性も視野に入れて捜索をしましたが、11日後にホテルで宿泊していたところを保護されたことで事件は収束します。

この失踪事件について、当時のマスメディアは様々な詮索を行いましたが、とうとうアガサが真実を語ることはなかったため動機は不明のままです。

しかし、保護されたホテルで彼女は夫の愛人・テレサの名義を使って宿泊をしており、このことから「夫の不貞行為が失踪の引き金となったのではないか?」と言われています。

ちなみにアガサはこの事件翌々年の1928年に、夫のアーチボルド・クリスティと離婚しています。

都市伝説・武勇伝2「名探偵ポアロは生計の手段?」

ポアロシリーズの原書

アガサ・クリスティといえば名探偵ポアロが登場するシリーズを連想する人が多いかと思いますが、実は彼女はポアロを書きたくて書いていたわけではないそうです。

アガサはポアロのストーリーを書くことにうんざりしていたそうなのですが、読者からのポアロ人気は絶大であったため、出版社にほぼ強制されるような形でポアロシリーズを書き続けました。

ポアロは「生計の手段」だと割り切っていたという話まであります。

なお名探偵ポアロシリーズはアガサの長編小説の中で33作あります。アガサが発表した長編小説は66作なので、その半分をポアロシリーズが占めていたということになりますね。

うんざりしながらも読者の人気に応え、ポアロシリーズを生み出し続けたアガサは小説家の鑑だと言えるでしょう。

アガサ・クリスティの略歴年表

1890年
イギリスで生まれる
アガサ・クリスティは1890年の9月15日、イギリスの保養地であるデヴォン州のトーキーで産声を上げました。三人姉弟の末っ子にあたります。
1909年
長編小説を書く
初めての長編小説『砂漠の雪』を書き上げ、隣家に住んでいた作家イーデン・フィルポッツに指導を受けます。
1914年
結婚そして第一次世界大戦
7月に第一次世界大戦が始まり、アガサは看護師や薬剤師の助手として勤務しました。同年12月にアーチボルド・クリスティ大尉と結婚します。
1920年
作家デビュー
『スタイルズ荘の怪事件』で念願の推理作家デビューを果たします。
1926年
謎の失踪事件
12月に謎の失踪事件を起こします。11日後に無事に保護されましたが、失踪の理由は謎のままです。
1928年
アーチボルドと離婚
女性問題を抱えていた夫のアーチボルド・クリスティとついに離婚します。
1930年
再婚
中東の旅行で出会った考古学者マックス・マローワンと再婚します。
1976年
85歳で逝去
高齢のため風邪をこじらせ、アガサはイギリスの自宅で息を引き取りました。
長編、短編、戯曲などアガサが発表した作品は100作品以上にも上り、その功績をたたえ大英帝国勲章が授与されています。

アガサ・クリスティの具体年表

1890年 – 0歳「イギリスで誕生する」

生誕の地・デボン州トーキー

アガサ・クリスティの誕生

1890年9月、保養地として有名なイギリスのデボン州トーキーでアガサは生まれました。生まれた当時の名前はアガサ・メアリ・クラリッサ・ミラーといいます。
家族構成は父、母、姉、兄の四人家族で、アガサは三人姉弟の末っ子でした。姉弟とは10歳以上も年が離れており、一緒に過ごす機会はほとんど無かったそうです。
母親のクララは独自の教育信念を持っており、アガサに学校へ通うことを禁じ自らが直接勉強を教えていました。
同年代の友達もできず、幼少期のほとんどを使用人や空想の友人と遊んだり本を読んだりすることで過ごしたアガサですが、子供時代のことを「とても幸福だった」と後に振り返っています。

1901年 – 11歳「父の死、そして破産」

父・フレデリックとアガサ

父の死後、作品作りを始める

アガサの家庭はいわゆる中産階級でした。庭付きの家に住み使用人を雇うなど、それなりに裕福な生活を送っていましたが、徐々に経済状況が悪化していきます。
そして1901年に父フレデリックが亡くなると、とうとう一家は破産をしてしまうのです。
その後は住んでいた家を売り払い、転々と移動をしながらの生活が続きました。そんな中アガサは詩や短編小説の執筆し、出版社への投稿を始めていきます。

1909年 – 18歳「初の長編小説を書き上げる」

長編小説『砂漠の雪』を執筆

イーデン・フィルポッツ

アガサが18歳のころ、自身初めての長編小説『砂漠の雪』を書き上げます。そして隣の家に住んでいた作家イーデン・フィルポッツに指導を受けました。
その時のことをアガサは「的確な助言をしてもらえた」と後に振り返っています。その助言を励みにアガサは執筆活動を続けていきます。

1914年 – 24歳「第一次世界大戦での体験」

看護師として働いたアガサ

一度目の結婚

1914年7月に第一次世界大戦が勃発します。当時のアガサの恋人アーチボルド・クリスティ大尉はフランスに送られるのですが、一時的な帰国を許されイギリスに戻ってきます。
そして同年の12月に二人は結婚し、その後も帰国のたびに逢瀬を重ねました。

戦争での奉仕活動

夫がフランスにいる間、アガサは病院で看護師として奉仕活動をします。そこでアガサは多くの人の死を目の当たりにしました。
薬剤師助手としての仕事も経験し、そこでアガサは毒薬の知識を得ます。
アガサの推理小説では殺害方法に毒薬が使われることが多々ありますが、この時の経験が後の作品作りに活かされているのです。

1920年 – 30歳「推理作家デビュー」

念願の出版へ

終戦後もアガサは小説の執筆活動を続けます。
数々の出版社から不採用にされながらも、1916年に執筆した『スタイルズ荘の怪事件』という作品で念願の推理作家デビューを果たしました。
この作品は、後に読者から絶大な人気を誇ることになるエルキュール・ポアロシリーズの第1作目です。
『スタイルズ荘の怪事件』はボドリー・ヘッド社から出版されました。

1926年 – 36歳「激動の1年間」

母・クラリッサと幼少期のアガサ

『アクロイド殺し』発表

この年アガサが発表した『アクロイド殺し』という作品は、今までにない斬新なトリックを使い推理小説界に大きな衝撃を与えました。
それがどれほどの衝撃だったのかというと、この作品のトリックがフェアかアンフェアかを巡り、「フェア・アンフェア論争」と呼ばれる大論争にまで発展するほどでした。
『アクロイド殺し』はアガサを推理作家として一躍有名にした作品であり、代表作品の一つとして挙げられています。

母の死

1926年の4月、アガサの母親クラリッサが亡くなります。母親を愛していたアガサは深い悲しみに暮れました。

失踪事件

同年12月、アガサは自宅を出たまま失踪してしまいます。警察は事件に巻き込まれた可能性も視野に入れながら捜査を始めます。
また、当時アガサは夫のアーチボルドと不仲であったこともあり、夫が殺害をしたのではないか?という可能性も視野に入れられていたそうです。
有名作家の失踪とあって、新聞は大々的にこのことを報じました。民衆から多数の目撃情報が寄せられたこともあり、失踪から11日後にアガサは無事に保護されます。
しかし失踪の理由について、ついにアガサから真相が語られることはありませんでした。

1928年 – 38歳「アーチボルドとの離婚」

アーチボルトとアガサ

離婚へ

不仲が続いていた夫アーチボルドとアガサはついに離婚します。
その後、アーチボルドは愛人と再婚しました。

1930年 – 40歳「考古学者と再婚」

マックス・マローワンとアガサ

アガサの再婚

アガサは中東へ旅行した際、考古学者のマックス・マローワンと出会います。その後、二人は嵐のようなロマンスを経て結婚しました。
マックスはこの時26歳でしたので、アガサとは14歳も年が離れています。
マックスの影響でアガサは考古学に目覚め、中東の発掘によく同行していたそうです。作品作りにもそれが活かされており、アガサが1936年に発表した『メソポタミヤの殺人』は中東を舞台にした作品となっています。

1976年 – 85歳「アガサ85歳で逝去」

終の棲家となったグリーンウェイエステート

自宅で逝去

85歳となったアガサは風邪をこじらせ、イギリス、ウォリングフォードの自宅で逝去しました。
アガサは作家デビューした1920年から亡くなる1976年までの間に、長編小説66作、中編・短編小説156作、戯曲15作を発表しました。
彼女が発表した多くの作品はベストセラーとなり、数十年経った今でもアガサの作品は愛され続けています。こうしてアガサは推理小説界の歴史に名を刻んだのです。

アガサ・クリスティの関連作品

おすすめ作品

そして誰もいなくなった

絶海の孤島を舞台に繰り広げられる「クローズド・サークル」もののミステリー小説です。絶対に逃げることのできない状況の中の殺人、一体誰が?何のために?続きが気になり、ページをめくる手が止まらなくなります。

アクロイド殺し

名探偵ポアロシリーズの一つです。作品が発表された当時、あまりにも型破りなトリックにフェア・アンフェア論争が巻き起こったことで有名です。このトリックがフェアかアンフェアか、読み手によって受け取り方は様々だろうと思います。

春にして君を離れ

ミステリーの女王と呼ばれたアガサ・クリスティですが、実はミステリー小説以外の作品も発表しています。これがその一つです。自らをよき妻よき母だと信じ切っている女性が主人公の物語なのですが、心を抉られるような恐ろしく哀しい結末でした。

おすすめ映画

オリエント急行殺人事件

ヨーロッパを走る豪華列車オリエント急行を舞台に繰り広げられるミステリー映画です。乗客全員が容疑者という状況で、名探偵ポアロが真実を明らかにしていきます。ラストシーンはあまりにも衝撃的でした。

ねじれた家

とある大富豪の一族の中で繰り広げられるミステリ映画です。大富豪の老人が殺され、その遺産を巡り三代に渡る一族が熾烈な争いを繰り広げます。嫉妬や憎悪が絡み合う人間ドラマが見ものです。

おすすめドラマ

そして誰もいなくなった

とにかく原作小説の再現性が高く、小説の世界をそのまま映像として見られるような作品です。登場人物たちが一人ずつ消されていく緊迫感がたまりません。キャストも豪華な俳優陣を取り揃えているため、非常に見応えがあります。

関連外部リンク

・映画『ねじれた家』公式サイト
・そして誰もいなくなった 公式サイト
・映画『オリエント急行殺人事件』公式サイト

アガサ・クリスティについてのまとめ

アガサ・クリスティの生涯と作品についてご紹介をさせて頂きました。

アガサ・クリスティのことを深く知るには、やはり彼女の著作を読んでみるのが一番だと思います。実際に作品を読みながらアガサの生涯を振り返ってみると、彼女の人生が作品にどのような影響を及ぼしたのかがよく分かります。

まだアガサ・クリスティの本を読んだことがない人は、まずは有名な作品や気になった作品からぜひ読んでみてくださいね。

ミステリファンなら絶対に満足できることをお約束します。

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