中国三大悪女の正体とは?有力候補4名の素顔に迫る【死因や墓所も紹介】

中国三大悪女の関連作品

おすすめ書籍・本・漫画

『封神演義』

1996年に『週刊少年ジャンプ』に掲載されたマンガです。もともとは中国の明の時代に描かれた小説だった『封神演義』をもとにつくられた作品でした。舞台は紀元前11世紀の中国、殷王朝の時代。崑崙山の仙人である太公望は、悪しき仙人や道士を封じ込める「封神計画」を発動します。

この中で妲己は抜群のプロポーションとあふれる色気で紂王を悩殺。自分の欲求のままに快楽を追及する悪女として描かれました。この辺は、史実の妲己とほとんど同じですね。一度読み始めたら、止まらなくなってしまう面白さがありました。20年以上前の作品とは思えません。ぜひ、一読してほしいですね。

『蒼穹の昴』

浅田次郎原作の長編小説です。清朝末期の中国で二人の主人公が己の命運を切り開く物語。一人目の主人公李春児は貧しい家の出身で、出世のため去勢手術を受け宦官となりました。彼は西太后に仕えます。もう一人の主人公梁文秀は科挙で主席合格し、光緒帝時代の朝廷で役人として立身出世しました。

保守的な伝統を守ろうとする西太后と政治改革を目指す光緒帝や側近たち。彼らは激しく対立し、春児と文秀も否応なくその渦に巻き込まれます。主人公ではありませんが、西太后の存在は物語の中で際立っていました。権力闘争に明け暮れた西太后の姿を垣間見ることができますよ。

おすすめドラマ

『美人心計~一人の妃と二人の皇帝~』

高祖劉邦の跡継ぎをめぐる争いで虚々実々の駆け引きが繰り広げられる後宮の様子を描いたドラマです。大帝国となった漢の次の皇帝になるのはだれか。皇太子(のちの恵帝)のライバルと目される代王劉恒(のちの3代皇帝文帝)のもとにスパイとして送り込まれた女性の生涯を描きます。

彼女をスパイとして送り込んだ人物こそ、恵帝の母である呂雉でした。ドラマの中でも呂雉の横暴ぶりはいかんなく発揮されています。三大悪女の面目躍如といったところですね。呂雉だけではなく、ストーリーも壮大で見ごたえがありますので、オススメですよ。

『武則天-The Empress- BOX1』

女性の身でありながら、中国史上ただひとり皇帝の座に上り詰めた武則天の生涯を描いたドラマです。儒教思想が強い中国で、女性が男性の上に立つのは至難の業でした。武則天は持ち前の美貌と優秀な頭脳、そしていざというときに発揮される大胆さで権力の階段を駆け上がります。

全82話、制作費52億円を投じてつくられた作品は、唐王朝最盛期の華やかな世界を見事に再現。しかも、武則天役はセクシーさに定評があるファンビンビン(范冰冰)。知的でセクシーな武則天を見事に演じ切っていました。最近注目される”華流”の代表作の一つといってよいのではないでしょうか。

中国三大悪女に関するまとめ

いかがでしたか?

中国三大悪女には妲己、呂雉、武則天、西太后の中から3人が選ばれることが多いです。妲己は己の欲望に忠実に生き、呂雉や武則天、西太后は強い権力欲から邪魔する者たちを排除しました。

彼女たちに共通するのは、自分の目的達成のためにはどんな手段でも使うということです。妲己や呂雉は「焙烙の刑」や「人豚事件」などのように残虐性も加わりますので、悪女としての恐ろしさは段違いだったように思えます。

読者の皆様が、中国三大悪女に関し「そうだったのか!」と思えるような時間を提供できたら幸いです。

1 2 3

コメントを残す