「フランス革命とはどんな出来事?」
「フランス革命について学べるおすすめ書籍は?」
フランス革命に関する書籍を買おうとして、どの本を手に取ればいいのかお悩みではありませんか?フランス革命に関する書籍は数多く発売されていますが、たくさんあるがゆえにどれを読もうか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、フランス革命が学べるオススメ書籍を13冊、ランキングにしてご紹介します。フランス革命についてあまり知らない方でも楽しめる入門者向けの本から、ある程度知っている方向けの専門書、さらに革命に関わった人物についての書籍など、幅広いジャンルから選びました。
あなたの目的に合ったフランス革命の書籍を選んでみてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
13位:【新訳】フランス革命の省察 「保守主義の父」かく語りき
読んでみて
実際にフランス革命が起こった18世紀に書かれた古典的名著です。イギリスの思想家であり保守主義の父と呼ばれた「エドマンド・バーク」の著書を、現代語訳でわかりやすく編集されています。
フランス革命の流れを解説する本というよりは、フランス革命に関する思想などに関する書籍なので、フランス革命に関して一定の知識がある方にオススメです。
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12位:フランス革命の政治文化
読んでみて
タイトルにもある通り「政治文化」という主題でフランス革命を描いた一冊です。フランス革命における政治体制が、フランスの文化にどのような影響を与えて行ったかが論じられています。
全体的に難しい内容なので、フランス革命の流れや当時の社会情勢をある程度理解した上で読むのをオススメします。
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11位:フランス革命という鏡: 十九世紀ドイツ歴史主義の時代
読んでみて
19世紀初頭のドイツ歴史学や政治学へ、フランス革命がどのような影響を与えたかを主に3人の歴史学者の思想を通じて紹介した、かなりマニアックな一冊です。
フランス革命だけでなく、ヨーロッパの近現代史にも精通した方が楽しめるような内容なので、かなり上級者向けの一冊となっています。フランス革命を一通り学んできてさらに深い知識を求めたい方は、ぜひチャレンジしてみてください!
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10位:死刑執行人サンソン-国王ルイ十六世の首を刎ねた男
読んでみて
ルイ16世やマリー・アントワネットの処刑に関わった死刑執行人「シャルル=アンリ・サンソン」を取り上げた一冊です。死刑執行人を代々務めてきたサンソン家の歴史を描いた人間ドラマとしても楽しめ、またギロチンが開発された経緯などもわかり興味深く読み進められます。
死刑執行人とは言え、複雑な感情を持って職務を遂行していたんだなと実感し「人の命を奪う行為」に対していろいろと考えさせられる一冊でした。
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9位:図説 フランス革命史
読んでみて
タイトルに「図説」とある通り、図や写真が多いのでとてもわかりやすい一冊です。ゆえに初心者向けでもあるのですが、一方で本書の内容は著者の主張が非常に強く、なおかつ感情的な文章になっています。なので、本書でフランス革命を学ぶには、凝り固まった見方に偏らないためフランス革命に関する知識がある程度必要でしょう。
すでにフランス革命に関する一定の知識を持っている方は、本書を読んでご自身の考えを再確認してみるのもオススメです。
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8位:フランス革命の女たち
読んでみて
フランス革命の時代を生きた計11名の女性にスポットをあてた一冊です。王族や高貴な人物だけでなく、フランス革命の歴史に影響を与えた普通の女性たちも紹介されていて飽きずに読み進められます。図や写真なども豊富なので、見ているだけでも楽しいです。
1985年に発売されて以来のロングセラーなので内容の安定感は抜群で、幅広い層に方に読んでいただきたい一冊だと感じました。
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7位:画家たちのフランス革命 王党派ヴィジェ=ルブランと革命派ダヴィッド
読んでみて
タイトルにもある通り「王党派のヴィジェ・ルブラン」と「革命派の男性画家ダヴィット」といった対立関係にあった2人の画家にスポットをあてた一冊です。残された書簡や絵画から2人の生涯を追いかけ、なぜ王党派、革命派といった異なる生き方を選んだのかを考察しつつ、フランス革命期の激動を伝えてくれます。
マリー・アントワネットの肖像画を描いた女性画家ルブラン、一方ナポレオンの戴冠式などを描いた男性画家のダヴィットといった対照的な2人を取り上げているので、比較しながら興味深く読み進められました。
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6位:マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃
読んでみて
ルイ16世の王妃で最期はギロチンによって処刑された「マリー・アントワネット」の生涯を描いた一冊です。革命の犠牲になった悲劇のヒロインでありながら、王妃らしからぬ行動で良くない印象も合わせ持っていて評価がわかれるマリー・アントワネットの実像を、わかりやすい解説で紹介しています。
著者は、入門編でご紹介した「物語 フランス革命-バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで」と同じ安達正勝さんで、フランス革命に関するたくさんの書籍を執筆していらっしゃる方です。安達さんの著書は特定の誰かに肩入れすることなく、安定した筆致で楽しみながら読み進められますよ。
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5位:〈ヴィジュアル版〉フランス革命の肖像
読んでみて
フランス革命に関わる人物たちをたくさん紹介した一冊。約80点もの肖像画と各人物の簡単な解説があり、眺めているだけでもとても楽しい本になっています。なので活字が苦手な方でも安心して読み進められるのが本書の大きな特徴です。
また、フランス革命の流れを他の本で学ぶ時に、興味を持った人物がどんな人物だったのか?どんな顔をしていたのか?などがすぐに確認できるので、フランス革命を学ぶ際の副読本としても活用できます。
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4位:革命のライオン 小説フランス革命
読んでみて
フランス革命を小説にした一冊です。小説なので入門用として最適なうえ、1話が長すぎず適度な分量なのでテンポよく読み進められます。
文庫サイズではあるのですが全部で18巻ものボリュームがあるので、読みごたえも十分です。読んでいる途中も続きが読みたくてたまらなくなり、読み終わった後も「終わってしまった・・・」と寂しい気持ちにさせてくれてる名著でした。
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3位:物語 フランス革命―バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで
読んでみて
複雑なフランス革命を新書サイズでとてもわかりやすくまとめてあります。フランス革命に関わった有名な人物から脇役の人物までが見事な描写で書かれており、楽しみつつ気軽に読み進められます。これまであまりスポットライトのあたらなかった人物たちにも注目しているあたりが本書の楽しみの一つでもあります。
これまでいくつかのフランス革命に関する書籍を読んできましたが、本書は圧倒的な面白さでした。
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2位:フランス革命―歴史における劇薬
読んでみて
中高生向けに書かれているため文章はわかりやすいのですが内容は非常に本格的で、フランス革命に関する情報をレベルを下げずに書かれています。なので、入門書でありながらとても硬派な一冊となっています。
フランス革命を俯瞰で見て様々な考察が行われていて、読者にも考えるきっかけを与えてくれる良書です。初心者でも本格的にフランス革命を学びたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
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1位:『ベルサイユのばら』で読み解くフランス革命
読んでみて
フランス革命を題材にした少女漫画の金字塔「ベルサイユのばら」。ベルサイユのばら自体は史実をもとにしたフィクションなのですが、本書ではフランス革命の重要な部分をベルばらのキャラや演出を通じて紹介してくれます。
ベルサイユのばらのイラストもたくさん挿入されているので、当時ベルばらにハマった世代の方にもオススメです。
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まとめ
約800年もの長きに渡りフランスを治めてきた王室を滅ぼしてしまった「フランス革命」。革命の原動力となったのは一般の民衆たちでした。民衆たちが集い、そして蜂起しひとつの国を滅ぼしたフランス革命は、まさに世界史における大事件と言えるでしょう。
現存する中では世界最古の皇室(王室)を持つ日本は、自国の歴史や伝統を守るため、フランス革命による負の部分を大いに教訓とする必要があるのかもしれません。今回ご紹介した本があなたのお役に立てれば嬉しいです。