土方歳三はなぜ生涯独身だったのか?
土方歳三は多くの女性と関係を持ったものの、生涯独身でした。生涯独身だった理由は色々考えられていますが、「何かで名を挙げるまでは独身でいる」と考えていたからではないかと言われています。
実は土方には郷里に「琴」という許嫁がいたそうです。琴は近所でも有名な美女で、三味線の長唄も名取の腕前だったといいます。しかし土方は、
「この天下多事の際、何か一事業を遂げて名を挙げたい。よってなおしばらくは、自由の身にしてほしい」
と話したそう。そして琴は許嫁として江戸で待っていましたが、結局土方は戦死してしまい、生涯独身で通したそうです。
京でも屯所に寝泊まりしており、時折こっそり女性に会いに行き、あまり深く付き合わないタイプだったといいます。新撰組の使命に燃えていた土方は、必要以上に女性に深入りしないようにしていたのかもしれません。
その他幕末でイケメンと言われていた人
土方歳三以外にも、話題になっているイケメンは多くいます。代表的な人物は以下の通りです。
- 織田信福
- 木戸孝允(桂小五郎)
- 松平容保
- 奥平容邁
- 南方熊楠
- 桂太郎
- 花房義質
- 渋沢平九郎
- 有栖川宮威仁親王
- 坂本龍馬
- 高杉晋作
- 徳川慶喜
【写真付き】幕末のイケメン21選!新撰組から維新志士、将軍まで
イケメンばかり?土方歳三が登場する作品
土方歳三を演じた役者と作品
新選組血風録 – 栗塚旭
1965年の新選組血風録は、栗塚旭が演じています。このドラマで土方=栗塚と言われるほどのはまり役として評判となりました。原作の司馬遼太郎にも「あなたは土方歳三だ」と賞賛されたそうです。
幕末てなもんや大騒動 – いかりや長介
1967年の「幕末てなもんや大騒動」は、いかりや長介が演じています。一番左が土方ですが、いかりや長介が演じると、どことなくコミカルな印象を受けますね。
花神 – 長塚京三
1977年の「花神」は、長塚京三が演じました。荒々しい雰囲気で端正な顔立ちが、土方役にぴったりの印象を受けます。
白虎隊 – 近藤正臣
1986年の「白虎隊」は、近藤正臣が演じています。「永遠のイケメン」といわれる近藤正臣ですが、やはり土方歳三もイメージにピッタリですね。
五稜郭 – 渡哲也
1988年の「五稜郭」は、渡哲也が土方役です。放映当時47歳だったそうで、少し渋めな印象の土方歳三になっています。
新選組池田屋の血闘 – 地井武男
1992年の「新選組池田屋の血闘」は、地井武男が演じています。近藤勇役は里見浩太朗と、役者の年齢層が高めの新選組です。しかし違和感は無く、普段の優しい感じから印象が変わっています。
新選組血風録 – 村上弘明
1998年の「新選組血風録」は、村上弘明が演じました。近藤勇役は渡哲也であり、かなり渋めな配役です。土方が銃弾を受けて亡くなるシーンは、かなり迫真の演技で話題になりました。