日本で起きた解決した失踪事件・神隠し事件ランキングTOP13

8位:城丸君事件-1978年

城丸君事件を扱った新聞記事
出典:NeeSee

城丸君事件とは、1984年に札幌市で起きた9歳の男児失踪事件です。失踪した男児は4年後の1988年に当時29歳だったホステスの自宅で人骨となって発見されました。

城丸君は失踪当日、被疑者の自宅を訪れていたところを目撃されており事情徴収されています。しかし有力な情報は得られず、1988年に被疑者の自宅が火事となり家から人骨が出てきたのです。夫の弟が警察に届け出たものの、当時は火事で骨が焼けていたためにDNA鑑定が出来ませんでした。しかし1998年に最新のDNA鑑定技術により、城丸君の遺骨と断定。殺人罪で起訴されます。

2001年に裁判が始まりますが被疑者は黙秘を続け、犯罪行為はあるものの、決定的な証言や証拠が見つからないために無罪になってしまいました。事件は「黙秘権」について話題となり、日本の法律の在り方を考える事件となっています。

7位:広島一家失踪事件-2001年

一家の遺体はダムの湖底で発見された
出典:Wikipedia

広島一家失踪事件とは、2001年に広島県の小さな町に住む山上さん一家4人と愛犬1匹が突如失踪してしまった事件です。彼らはしっかりと家の玄関を施錠した状態で行方不明となっており、失踪するに至った理由や争った痕跡などは一切見つかりませんでした。

しかし、事件は迷宮入りかと思われた翌年、一家全員の遺体が広島県世羅町にある京丸ダムの湖底で発見されました。彼らの遺体はダムに沈んでいた車の中で見つかったため、一家は車に乗ったまま自らダムに転落したとみられています。事件の真相は不明ですが、一家の死因は無理心中であった断定されました。

6位:嵐真由美さん失踪事件-1994年

嵐真由美さん
出典:NeeSee

1994年に里帰り出産していた嵐真由美さんが、実家から失踪した事件です。真由美さんは産後の肥立ちが悪く、娘が1歳半になってもまだ実家にいました。そして失踪の日「同級生に会いに行く」といって外出し帰ってきませんでした。

失踪後、真由美さんの姉の洋子さんのタンスから、「自分は不倫していた」という内容のメモが発見されています。そして姉の洋子さんは、独自にメモに残っていた男性を調査。しかし決定的な証拠は見つからず、未解決となりました。しかし2011年のテレビ取材の時、インタビューを受ける父の背後に母が書いたと見られる「洋子の話を信じるな」と書かれたメモにより、実は姉が虚偽の証言をしていたのではと話題になりました。

インタビューから2年後の2013年、姉・洋子さんも失踪しています。しかし2020年時点で、「日本行方不明者捜索・地域安全支援協会(MPS)」という失踪者の情報提供を募る団体のサイトで、事件の表示が「ご協力ありがとうございました」に変わっており、何らかの形で解決したと考えられます。どのような結果になったかはわかりませんが、「解決」したのは良かったのではないでしょうか。

5位:新潟少女監禁事件-1990年

犯人の自宅があった新潟県柏崎市の景色
出典:Wikipedia

新潟少女監禁事件とは、1990年に発生した誘拐事件です。犯人の男は当時9歳だった帰宅途中の少女を誘拐し、およそ9年2か月にわたって自宅の2階に監禁していました。被害に遭った少女は発見された頃には19歳になっていましたが、無事に保護されています。

一方で、加害者の男性は新潟県警によって逮捕され、未成年者略取や逮捕監禁致傷罪、窃盗罪などの罪で起訴されました。その結果、彼は懲役14年の刑を受けて千葉刑務所に収監されましたが、2015年に出所した後に病死してしまったようです。

4位:舞鶴高1女子殺害事件-2008年

事件が発生した京都府舞鶴市の景色
出典:Wikipedia

舞鶴高1女子殺害事件とは、2008年5月に京都府舞鶴市で発生した殺人事件です。被害者の少女は深夜に失踪した後、雑木林において遺体で発見されました。死因は窒息死でしたが、遺体にはバールのようなもので複数回の暴行を受けた痕跡が残っていたようです。

遺体発見後、警察による本格的な捜査が始まりましたが、彼女の友人関係など周辺の情報からは何も得られるものがありませんでした。そのような状況の中で、同年11月に別件の窃盗罪で逮捕された男性に殺人犯としての嫌疑がかかり、殺人罪と強制わいせつ致死罪で起訴されます。

しかし、状況証拠の積み重ねのみで直接的な物証がなかったため、逮捕された男性は裁判で無罪となりました。この事件の犯人は未だに捕まっておらず、遺族の無念は晴れないまま現在に至ります。

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