3位:江東区マンション神隠し殺人事件-2008年
2008年に東京都江東区のマンションに住む、東城瑠理香さん(当時23歳)が神隠しのように行方不明になった事件です。しかし後に犯人が逮捕され、殺人・死体損壊事件であることが判明しました。
失踪から2か月後に被害者と同じマンションに住む、星島貴徳が逮捕されました。星島は被害者と同じ階に住んでおり、殺害後遺体を解体し、トイレに流したりごみ置き場に捨てに行ったりと3週間かけて遺体を処理していったといいます。しかし被害者宅に残っていた指紋と星島の指紋が一致し、逮捕に至りました。
2位:八王子ホスト殺人事件-2010年
2010年に八王子市内のホストクラブを経営する土田正道さんが失踪した事件です。土田さんは「西東京のカリスマ」と呼ばれており、かねてから「丸一日連絡が取れなかったら警察に連絡してほしい」と知人に頼んでいたといいます。
失踪から3年後の2013年に、ホスト仲間7名が逮捕され殺人が発覚しました。警察は同市の民家に土田さんが運び込まれたという情報を入手。家宅捜索した結果、汚水槽から顔の骨の一部とインプラントが発見されています。
犯行を主導したのは土田さんの後輩ホストで、土屋さんは店内で射殺され、自宅に持っていき遺体を遺棄したことを認めました。殺害の動機は被害者のパワハラだったと、犯人は公判で証言しています。
1位:門倉健氏失踪事件-2021年
門倉健氏失踪事件とは、日本のプロ野球球団である中日ドラゴンズの2軍投手コーチを務める門倉健氏が失踪した事件です。この事件は2021年のシーズン中に起こったこともあり、スポーツ界を中心にメディアを大きく騒がせています。
2021年5月15日、門倉健氏は練習を無断欠席した後、一切の連絡がつかなくなってしまいました。その後、球団の下に直筆の退団届が横浜市内から郵送され、家族に筆跡を確認したところ本人のものであることがわかったため、球団は退団届を受理しました。
この事件に関して、スポーツ紙や週刊誌は様々な憶測による報道を繰り返しましたが、その多くは事実に沿ったものではありませんでした。そして、同年6月6日夜に門倉健氏が突如自宅へ帰宅し、病院で受診したところうつ病であることが判明しました。その後、彼は2度3度と失踪を繰り返しています。
失踪事件・神隠し事件に関するまとめ
今回は、日本で起きすでに解決した失踪事件・神隠し事件を紹介しました。今でもなお、失踪事件は多発しています。
そのたびに、警察はもちろん、被害者の家族や有志で集まった人たちによる懸命な捜索が行われてきました。しかし、事件の被害に遭った人の行方がわからず解決しない事件が多いのも事実です。
今回を機に、他の事件も詳しく調べてみると失踪事件に対する理解がより深まるかもしれません。