藤本理稀(よしき)くん:山口男児失踪事件 – 2018年
2018年に帰省先の山口県で、2歳の藤本理稀(よしき)君が行方不明となった事件です。3日後にスーパーボランティアとして話題になった尾畑春夫さんが発見し、無事に保護されました。発見時、理稀くんは脱水症状があるものの目立った外傷は見られず、受け答えもしっかり出来ていたということです。
事件当日は祖父・兄と一緒に海水浴場に行っていましたが、家を出て100メートル程のところで、「帰る」といい一人で戻ろうとしたそうです。母親が後から来ていたので会うだろうと思っていたら、母親達と会っておらず行方不明となっていました。
理稀くんが山の中にいるところを尾畑さんが無事に保護。尾畑さんの呼びかけに対して理稀は「僕、ここだよ」と小さな声で返事をしたそうです。発見した尾畑春夫さんは色々な場所でボランティア活動に従事しており、理稀くんも捜索ボランティアとして参加していた方でした。
幡谷りなちゃん:札幌女児行方不明事件 – 2014年
2014年1月27日に札幌市白石区在住だった、当時9歳の少女が行方不明となった事件です。犯人・松井創が6日間自宅に監禁していました。沢山の段ボールを運び、少女雑誌を4冊もった不審な人物を乗せたとタクシードライバーが通報。降ろした家は「子供の悲鳴が聞こえた」とネットで書き込みもあったといい、警察が家宅捜索しました。
任意で家の中を調べると、リビングの椅子に咲良ちゃんは座っており、比較的元気な様子を見せていたそうです。犯人は警察官を装って、咲良ちゃんを自宅に連れ込んだといいます。発見するまでは「万引き犯だから拘束する」といいがかりをつけ監禁していました。
被害者は途中まで粘着テープで巻かれていましたが、途中から部屋を歩けるようになるものの外に出てはだめだと言いつけられていたといいます。犯人の松井は裁判中もアニメソングを歌ったりと反省が見られなかったといい、懲役7年が言い渡されました。
齋藤杏花さん:朝霞市女児誘拐事件 – 2014年
埼玉県朝霞市で当時13歳だった齋藤杏花さんが行方不明となった事件です。事件は2年後の2016年に保護されるまで、杏花さんは監禁されていました。犯人は千葉大学に通う寺内樺風であり、大学生活を送りながら就職活動もしていたといいます。少女を監禁して洗脳させるために、朝顔の種から抽出した麻薬成分の食事を食べさせたりしていました。
犯人は被害者を車で拉致し、「両親が離婚することになったから弁護士と話がある」「両親が借金のために臓器を売ろうとしている」と脅し、千葉大学に隣接する3階建てアパートに監禁していました。杏花さんは監禁から1か月後に家を抜け出し助けを求めていますが、助けを求めた人々から取り合ってもらえなかったそうです。
2017年に寺内の裁判が行われるも、途中で奇声を発したり、日本語が分からないなど意味が通らない発言を繰り返していたといいます。そのため判決の延期が言い渡されていましたが、2019年に寺内は懲役12年の刑が下されました。
門倉健さん:門倉健氏失踪事件 – 2021年
中日ドラゴンズの2軍コーチを務めていた門倉健さんが失踪した事件です。2021年の5月頃から無断欠席が続き、不審に思った球団が家族に連絡したところ失踪が判明したといいます。数日後2軍マネージャー宛に「一身上の都合により退団させていただきます」という文書が届いたといいます。
門倉氏は約1か月後に横浜の公園に野宿しているところを発見され、その後6月6日に無事に帰宅できたと報告がされました。失踪原因は不倫がバレることを恐れたためだったといいますが、定かではありません。その後門倉氏は病院でうつ病と診断を受けたとの事です。
2軍コーチを退団した後再び行方が分からなくなったといい、北陸の海の家で働いているところを目撃されています。その後、近畿地方の少年野球の始球式に出たりもしていたといい、実家に戻り少しずつ元気を取り戻してきているということです。