稲葉事件の犯人の交際相手「畑中絹代」の現在は?概要や警察の問題も紹介

交際相手の畑中絹代とは?

畑中絹代は稲葉圭昭と交際していたという

畑中絹代は事件当時、稲葉圭昭の交際相手で、稲葉圭昭は覚せい剤密売で儲けたお金を、この女性との交際費に充てていました。畑中絹代とはどういった女性なのか?分かる範囲で解説します。

稲葉圭昭の交際相手で警察官だった

稲葉圭昭との交際は警察署では広く知られていたらしい

畑中絹代は稲葉圭昭と交際当時、道警銃器対策課の巡査部長でした。交際は警察署内で広く知られていたといいます。稲葉が密売で儲けた4000万円以上の金額の一部は、彼女との交際費に充てられていたのだそう。

畑中絹代も同じ警察官であるならば、道警銃器対策課の人間であったことを考えると、稲葉の密売や拳銃の不正摘発を知らなかったとは考えにくいのではないでしょうか。

稲葉を守るために罪を犯した

畑中絹代の自宅から覚せい剤を吸うためのパイプが2個出てきた
出典:Wikipedia

稲葉圭昭の恋人だった畑中絹代は、稲葉を守るために罪を犯しています。1つは稲葉事件が発覚した時に、稲葉家だけでなく畑中絹代の家も調査対象になりました。その時畑中絹代の自宅から、覚せい剤のためのパイプを2個押収しています。これは畑中絹代が、「稲葉のマンションにあったもので、見つかるとまずいと思い持って帰ってきた」と話したそうです。

そして2002年の8月17日に、畑中絹代と稲葉圭昭の息子・稲葉と交際のあった暴力団組員が乗った車が、衝突事故を起こしてしまいます。その時運転していたのが暴力団組員だったのですが飲酒していたために、畑中絹代が「自分が運転したのだ」と嘘をついたそうです。

暴力団関係者と稲葉の息子と3人で飲酒をしていた

この時は暴力団組員が父親の逮捕で落ち込んでいる息子を励ますために、稲葉の交際相手の畑中絹代と3人で飲酒してたのだそう。その帰りにタクシーと衝突事故にあってしまい、畑中絹代はとっさに暴力団組員を逃がして自分が運転したと虚偽の申告をしています。これが畑中絹代のもう一つの罪であり、「稲葉事件の当事者と一緒にいるところを見られたくなかった」と後に証言しました。

警察を懲戒免職となった

畑中絹代は警察官を懲戒免職となった

2002年の9月5日に畑中絹代は犯人隠匿容疑で、検察官に送致されています。この日と同日付で、警察官は懲戒免職されました。理由は交通事故の他に、稲葉圭昭との親密な交際・稲葉圭昭の自宅で覚せい剤吸引用パイプを見つけたにもかかわらず報告しなかったこと、暴力団関係者の男が飲酒運転することを容認したためだといいます。

稲葉圭昭と畑中絹代のその後と現在

稲葉圭昭と畑中絹代は事件後どのようになったのか気になるところだ

警察内部を揺るがす事件となった稲葉事件ですが、犯人の稲葉圭昭と交際していた畑中絹代はその後どのようになったのか、また現在何をしているのかを紹介していきます。

稲葉圭昭は懲役と罰金

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稲葉圭昭は2003年に、懲役9年と罰金160万円を言い渡されています。弁護側は道警の違法捜査に原因があると情状酌量を求めるも、判決では捜査費に充てる以外に、愛人との交際費などにも充てられており、動機は警察組織内の自らの立場を誇示する目的であると退けた結果でした。

そして稲葉は2011年9月に刑期を終え出所し、同年10月に「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」という手記を出版し、インタビューにも応じています。そして家業の八百屋の他、息子と一緒に「いなば探偵事務所」を開き、探偵業をして生活しているそうです。

畑中絹代の消息は現在のところ不明

畑中絹代の現在はわかっていない

畑中絹代も稲葉圭昭の覚せい剤使用事実隠匿の罪と、飲酒運転の犯人隠匿の罪により警察を懲戒免職となっています。畑中絹代の情報は少なく、現在どのように生活しているのかわからない状態です。どこかでひっそりと生活していることが予想されます。

また畑中絹代をネット上で検索してみると、「シマノレーシングの畑中勇介選手と結婚しサイクルライフナビゲーターもしている」という情報が出てきますが、こちらは同姓同名の別人物です。

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