メアリーベルの現在の様子は?サイコパス事件の概要や出所後の生活

メアリーベルはサイコパスだった?

メアリー・ベルはソシオパスでありシリアルキラーだった

メアリー・ベルはサイコパスなのか?サイコパスの定義は辞書によると以下の通りです。

「精神病質者。その人格のために本人や社会が悩む、正常といわれる人格から逸脱したものである人」

デジタル大辞泉

明らかに正常といわれる人格からは逸脱しているのは間違いありません。ただしサイコパスの代名詞的なメアリー・ベルですが、先天的な精神病を持っていたのかは不明です。しかし母親からの愛情を受けていないため極度の愛着障害であることは間違いなく、後天的なソシオパスともいわれているようです。

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また人間らしい感情が無く、快楽と自分を見てほしいという承認欲求のために連続的に殺人を犯す「シリアルキラー」ともいえます。色々な要素が複合した犯罪的素質を持ったモンスターが、メアリー・ベルといえるでしょう。

メアリーベルの事件後は?

2人の少女のその後は…?

逮捕された2人の少女ですが、事件後どのようになったのか解説します。

有罪となり服役した

メアリーは有罪判決を受けた

当時11歳だったメアリーは異例的に、有罪判決を受けました。当時イングランド法では、10歳未満の児童は善悪の判断が出来ないとしており、いかなる刑法上においても罰することは出来ないと決められていました。

また、10歳から14歳未満も善悪の判断が出来ないと推定されるものの、追訴側が善悪の判断が立証できると判断した場合のみ覆せたそうです。メアリーベルは11歳とは思えない冷静な態度をとり続けていました。

感情を持たず淡々とした様子だったそうだ

付き添っていた看護師は、メアリーは全く感情を持っていないように冷酷で淡々としていたと回想しています。結果、メアリー・ベルは2件の殺人罪で有罪に、ノーマ・ベルは付き添っていただけということで、無罪となりました。

服役中脱獄している

出所後のメアリー・ベル
出典:NeeSee

メアリー・ベルは受け入れてくれる精神病院が見つからず、結局通常の矯正施設に送られました。その後1970年に職員の1人から性的虐待を受けたと訴え出ています。しかし裁判官は、虚偽だと却下しました。

そして1977年、メアリーは囚人仲間だったアーネット・プリーストと共に刑務所を脱獄。3日後に捕らえられるも、その間に処女を捨てています。自分が正常になったかを試すための脱走だったそうです。そして1980年5月に、22歳で釈放されました。

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2 COMMENTS

さやいちこ

めっちゃわかりやすかったです!今度はジェームスばるがー事件ややってほしいです!

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