「椎名もたの死因は何?」
「自殺したって噂もあるけど、死因は病気じゃないの?」
椎名もた(本名:溝口遼)は、石川県出身の音楽家兼クリエイターです。VOCALOID(以下ボーカロイド)を駆使した楽曲が人気を集めていました。
しかし、そんな椎名もたは2015年7月23日に、20歳の若さでこの世を去りました。死因が公表されなかったため、真実を知りたい方も多くいますよね。
そこで、今回は椎名もたの死因とされる2つの説を、ネット上に流れた噂も交えて紹介します。また、椎名もたの生い立ちや代表楽曲も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
一橋大卒 歴史学専攻
Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。
椎名もたの死因は?
では早速、椎名もたの死因とされる下記2つの説を紹介します。
- 自殺説
- 病死説
自殺説
自殺説が椎名もたの死因ではないかと最も指摘されている説です。その理由は椎名もたが残したTwitterの内容です。
あなたのようになれたなら…どんなに…よかったろう….なあ…
— 椎名もた (@siinamota) July 23, 2015
大人になったから魅力がなくなった、と。
大人になってはいけないらしいですね— 椎名もた (@siinamota) July 23, 2015
2つのツイートは椎名もたが残した最後のツイートと最後から2番目に当たるツイートです。この内容からわかる通り、椎名もたは精神的に参っていたことがわかります。
椎名もたは、中学生の時についた嘘が原因で非難された経験がありました。また、人の目を気にし、完璧主義な性格でもあったそうです。そのため、人の反応や曲が上手くできなかった時の不安から、自らが生きる価値がないとツイートしたこともありました。
そのような背景から自己肯定感が低かったのではないかと考えられます。人気が上がっていくことで生じる様々な不安に、飲み込まれてしまったのかもしれません。
加えて、7月23日に椎名もたが住んでいた場所を通る小田急線が人身事故を起こしていました。事故時間は21時37分。椎名もたの最後のツイートが20時48分だったので、自殺説を裏付ける大きな要因となりました。
しかし、葬儀に参列した方によると椎名もたはとても綺麗な顔をしていたそうです。そのことから、7月23日の人身事故は偶然だったことが考えられます。
病死説
もう1つの死因として上がっているのが病死説です。先に述べたように葬儀での椎名もたは、綺麗な顔をしていました。そのため、脳卒中や心臓麻痺といった突然死に至る病気が原因で亡くなったと考える人も少なくありません。
2つの説の背景から筆者としては、不安からくる不眠症を紛らわすために服用していた睡眠薬の過剰摂取による自殺ではないかと考えています。
椎名もたの生い立ち
ここでは、椎名もたの生い立ちを詳しく紹介します。
- 幼少期から音楽の道へ
- 中学生からボカロの道へ
- 高校中退と同時にボーカロイドを引退
- メジャーデビュー
- 20歳で亡くなる
椎名もたはどのような経緯でボーカロイドを駆使した音楽活動を開始するに至ったのでしょうか?それではいってみましょう。
幼少期から音楽の道へ
椎名もたは、1995年3月9日に石川県小松市で生まれました。幼少の時より音楽の道を歩み、4歳の時に姉の影響でエレクトーン教室に通い始めます。しかし、教室の先生が体育会だったこともあり、泣きながら練習していたそうです。
それでも音楽が好きだった椎名もたは、小学校5年生の時にはマーチングバンドに加入。全国大会まで行く実力がありました。