「IQが高い人は聞いたことがあるけど、逆の低い人はどんな人なのかな?」
「世界で一番IQが低い人って誰だろう?」
よく聞く「IQ」という言葉ですが、実際はどういった数値なのかあまり知らない人も多いのではないでしょうか?またIQが高い人や低い人はどんな特徴があるのかも、意外に知らないといえそうです。そこで、この記事では「世界でIQが低い人」という視点を中心に解説していきます。
この記事を書いた人
フリーランスライター
フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。
そもそもIQとは?
そもそも「IQ」ですが、「知能指数」を表す言葉です。知能指数とは「同年代の集団内での位置」の中で知能が高いほど数値が高くなり、知能が低いほど数値が小さくなります。平均値は100です。
2種類のIQが存在する
IQには2種類の数値が存在します。1つは「年齢算出型IQ」といわれ、知能テストの結果で得られた精神年齢を生活年齢で割った値を出していきます。計算式は以下の通りです。
「精神(知能)年齢÷生活年齢(実年齢)×100」
精神年齢とは大人びているとか幼いといった視点ではなくその人の知的能力を表し、それに対する生活年齢とは暦上の実年齢を表すのです。
次に偏差値知能指数(DIQ)があり、正規分布を利用して算出します。現在はこちらが主流となっており、例えば被験者のスコアが完全な正規分布になった場合、1000人に1人の割合でIQ145、500人に1人がIQ100といったスコアです。
IQが低いの定義とは
IQが低いという定義ですが、IQ70未満だと社会性に障がいがあるといいます。70以下の人は全体の2%程度であり、知的障がいに該当しているのです。
IQは平均がIQ100で正規分布によるとIQ85〜115が全体の68%、IQ75〜85・IQ115〜130の割合が14%です。そしてIQ70〜130で約95%が含まれています。
IQが低いとどうなる?
IQが低いと「理解力が低く頭の回転が遅い」といわれています。IQが低い人は臨機応変な対応や応用・段取りなどが苦手な傾向があるようです。何かの説明を受けても理解するのに時間がかかってしまい、結局覚えられないといった事もあります。
例えば何か型にはまったことならできるのに、少し型から反れてしまったら途端に出来なくなってしまう、そういったタイプはIQがもしかしたら低いのかもしれません。
ただし、IQが低いからといって=学校成績というわけではありません。そのため「IQテストが低かったから何か問題あるのかな?」など心配しなくても大丈夫です。日々脳トレなどをして過ごすと、臨機応変な対応ができたりなど、変わっていくことができます。
世界で一番IQが低い人は誰?
IQが世界で一番低い人は誰なのだろう?といった疑問を調査してみました。
特定の人はいない
まず「世界一IQが低い人は誰か?」といった疑問ですが、特定のこの人のQが低いといった情報はありません。上記で説明した偏差値知能指数で70以下の人が一番IQが低いといえるのかもしれませんが、障がいがあるなど色々な事情が想定されます。また低い場合はIQを測定できないことも多く、判定は難しいようです。
IQの最低値は35程度
IQの最低値は35程度だといわれています。目安として、
- IQ75~80:境界領域知能(明らかな知的障がいとは言えないが支援が必要)
- IQ50~70:軽度精神遅滞
- IQ35~50:中度精神遅滞
- IQ35以下:重度精神遅滞
この指標によって専門家は「発達障害や知的障害」なのではといった判断をし、周りの支援が必要であるかを判断する材料として使用しています。
日本でIQが最も高い人は誰?
日本で最もIQが高い人は、大前研一氏でIQ216を誇っています。大前さんは教育関係の企業「株式会社ブレック・スルー」を創業しており、2010年に関連大学院ビジネス・ブレックスルー大学大学院が正式な大学となり、大前さんが学長に就任しています。
IQの高さが窺えるかのように、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授や高麗大学校(コリョだいがっこう)の名誉教授にも就任し、日本だけでなく韓国でも活躍しているのです。
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