「シャチは人を襲うことがあるのかな?」
「水族館で飼育されているけどトラブル等はないのかな…」
シャチは水族館で触れ合える身近な生き物ですが、肉食で哺乳類や鯨を食べて生活しています。非常に頭が良いことでも有名で、群れを組んで自分よりも体が大きい鯨も襲ったりもするそうです。
水族館でシャチのショーを見たりと人間との関わりも多くありますが、人間を襲ったりしないのかと疑問に思ったことはありませんか?ここではシャチが人間を襲うことはあるのか?またあったとしたらどういった事故だったのかを調査しています。
この記事を書いた人
フリーランスライター
フリーランスライター、高田里美(たかださとみ)。大学は日本語・日本文学科を専攻。同時にドイツ史に興味を持ち、語学学校に通いながら研究に励む。ドイツ史研究歴は約20年で、過去に読んだヨーロッパ史の専門書は100冊以上。日本語教師、会社員を経て結婚し、現在は歴史研究を続けながらWebライターとして活躍中。
シャチは人間を襲うことはある?
シャチは肉食動物で、魚や哺乳動物・クジラなどを食べて生活しています。ただし魚ばかり食べるシャチや哺乳動物ばかり食べるシャチなど、場所により違いがあるそうです。そんなシャチですが、もし人間が海を泳いでいたら襲うことがあるのかを調査しました。
人間を食べるために襲うことはまずない
結論からいえば、シャチは基本的に人を襲って食べることはないそうです。人間がシャチに襲われたケースもあるようですが、ほとんどはシャチの誤認で人を捕食するためではなかったといいます。ただしシャチは非常に賢いために、一度襲われたら「報復攻撃」をすることもあるそうです。
死亡事故も稀に報告されている
人を捕食するための事故ではないものの、じゃれて噛みつき飼育員を溺死させたりなども起こっています。また極まれにサーファーが襲われたという報告もありますが、これは足ヒレ等にじゃれついたものだと考えられているそうです。その他アザラシと間違えて襲ったのでは?といった事例も報告されています。
シャチが人間を襲わない4つの理由
シャチは色々な理由が複合し、人間を襲うことはないといわれているようです。そこでここでは、なぜシャチが人間を襲わないのかの理由を紹介します。
①母親が食べないものを子も食べないため
シャチは母が子育てをし、しっかりと教育もするというかなり知能の高い生き物です。そのため母親が食べたものしか基本的に食べず、その延長で母親が食べていないから人間を食べないといわれています。
シャチが哺乳類を食べるか魚を食べるかは群れによって違ってきますが、これは育った環境が大きく関係しているといえそうです。
②人間があまり美味しくないため
シャチが人間を食べない理由は、単純に人間が美味しくないということも挙げられそうです。シャチが食べるのは魚であったりアザラシなどの哺乳類ですが、それらに比べて人間は脂身が少なく食べられる肉も少ないといえます。そのためわざわざ人間を襲ってまで人間を食べるメリットが、シャチにはないのです。
③人間を怖がっているため
シャチが人間を襲わない理由の1つに、人間を襲うと報復されることが分かっているからだといわれています。おそらくシャチたちは、人間を襲えば銃で撃たれたりして駆除されてしまうと分かっているようです。そのため美味しくないことを含めてリスクの割に実が少ないため襲わないといえます。
④シャチは偏食であるため
シャチは親から受け継いだ食性に関連しますが、かなりグルメな生き物なのだそう。そのため例えばサメの肝臓部分しか食べなかったり、鯨の顎の部分など美味しいところしか食べないといいます。人間が美味しくないことにも共通しますが、決まったものしか食べず人間はその中に含まれていないのです。
何
虐めたりした船や漁師の顔を覚えて復讐するからなあ。人の怖さを理解していると思う。シャチヒレは人も食わないから
お互い様。しかしながら鮫は人からもシャチからも狙われているから災難だなあ。鯱鉾もあるから仲がいいのね。人とは。飼育員がやられたのは尊重しないからかな。