悠仁(ひさひと)さまの「お前の将来潰すぞ」発言の真相を徹底解説

悠仁(ひさひと)さまの「お前の将来潰すぞ」発言が生まれた5つの背景

ここからは、悠仁さまの「お前の将来潰すぞ」発言が生まれた背景を、5つにまとめて解説します。

• 中学校の頃から特別待遇だった
• 粗暴な発言が増えていた
• 刃物事件で世間の注目を浴びていた
• 秋篠宮家に対する世間の印象
• 愛子さまの天皇待望論

背景①：中学校の頃から特別待遇だった

悠仁さまは、小学校の頃から特別待遇を受けていた事は間違いありません。2019年4月、悠仁さまはお茶の水女子大学附属中学校に進学しますが、入学式で114人の新入生を代表して挨拶をしました。

皇室の子ども達は、小学校は学習院初等科に通う事が慣例です。しかし悠仁さまは、お茶の水女子大学附属小学校に進学し、エスカレーター式に付属中学校に進学しました。

お茶の水中には内部進学生以外に、難関の中学受験を乗り越えた外部生もいます。学校側は悠仁さまが祝辞を述べた理由を、「学業や人格的成長を総合的に判断して選出した」と述べました。ただ、卒業生達はこの判断に疑問を感じています。

前述した通り、皇族の子供は学習院に通う事が慣例ですが、学習院は「皇族は目立つ事には選ばない校風」です。理由は皇族の子を特別扱いすると、周囲が萎縮するため。悠仁さまへの特別扱いの批判が、「お前の将来潰すぞ」の記事に繋がったのかもしれません。

背景②：粗暴な発言が増えていた

実のところ、悠仁さまは中学校を進学するにつれ、粗暴な発言が増えていました。2021年9月に掲載された女性自身では、学生生活を送る悠仁さまを以下のように取り上げています。

「実は、悠仁さまは最近、粗暴な言動が増えているというのです。ご自身の行動を他人から注意されると、色をなして言い返し、ときには口にするのもはばかられるような暴言を口にされることもあるといいます。

もちろん、中学3年生の男子生徒であれば、言動が多少荒々しくなるのも、仕方がないでしょう。ただ、そういった言葉づかいをされると知った同級生の保護者の中には、『あまり付き合いを深めないように』と言い聞かせている方もいると聞きました」

女性自身

この記事によると、悠仁さまは口に出す事もはばかられるような発言を口にするとの事。この記事が掲載されたのは、「お前の将来潰すぞ」のデマが流れてから約2年後。悠仁さまが中学3年生に進学している頃の話であり、時期的にはズレがあります。

ただ今回の記事を読んだ時に、2年前の記事が頭によぎった人もいたと思います。中学3年生の頃に粗暴な発言が目立っていたのなら、その兆候が2年前に存在しても不思議ではありません。

ただ女性自身も論壇net同様に、デマ記事の多いメディアです。皇室報道において虚偽内容の記事を掲載したとして、宮内庁からたびたび抗議も求められています。悠仁さまの粗暴な発言も、本当に事実かは不明です。

背景③：刃物事件による世間の注目

2019年4月26日に起きた刃物事件は、世間の大きな注目を集めました。刃物事件とは、住所不定の職業不詳の男がお茶の水中学に侵入し、悠仁さまの机に2本のナイフを置いたという事件です。

男は皇族制度を批判すると共に、世間の注目を集めるため犯行に及びました。東京地裁は男に懲役1年6カ月執行猶予4年を言い渡しています。Twitterでは左翼思想で同姓同名の人物がいましたが、同一人物なのかは不明です。

宮内庁は刃物事件を知った悠仁さまの様子を、「驚かれた様子だった」と明かしました。当時の悠仁さまは中学生になったばかりの少年であり、精神的に不安定になってもおかしくありません。

この事件以降、お茶の水中学は悠仁さまの学生生活の様子をあまり公表しなくなりました。刃物事件を経て悠仁さまは世間の注目を今まで以上に集めますが、当時の彼はまだ中学1年生。多感な時期に見知らぬ男から命を狙われ、精神的に不安定になるのは仕方ない事でしょう。

背景④：秋篠宮家に対する世間の印象

実のところ、秋篠宮家は昔から批判されていました。秋篠宮文仁親王は、第126代天皇・徳仁の弟という立場にあります。徳仁の子供は愛子さま1人だけであり、皇室典範が改定されない以上は、秋篠宮家に天皇の座が巡ってきます。

秋篠宮文仁親王は2017年6月に「兄が80歳の時、私は70代半ば。それからはできないです」と発言しています。マスコミは、秋篠宮文仁親王が徳仁に「早期退位」を勧告したとみなし、この発言を批判的に報道しました。

また皇族の生活費は、私達の税金から捻出されます。2023年から秋篠宮家は、増改築した赤坂御用地で生活していますが、増改築に要した費用は40億円超。総額は天皇皇后の住居より高く、秋篠宮家に対する批判は高まりました。

自主性を重視する教育方針も、悪くとらえれば放任主義です。眞子さまと小室圭の婚姻問題、悠仁さまの進学先など、さまざまな問題も秋篠宮家の教育方針と結び付けられています。

一連の批判から、悠仁さまを誹謗中傷する記事が作られた可能性があります。

背景⑤：愛子さまの天皇待望論

愛子さまは学業も優秀で物腰も穏やかなため、彼女を次の天皇に望む声も数多く存在します。前述した通り、第126代天皇・徳仁の子息は愛子さまは1人しかいません。

ただ現行の皇室典範は「皇位は皇統に属する男系の男子が、これを継承する」とあり、女性天皇は認められていません。過去には8人の女性天皇もいましたが、彼女達はあくまで中継ぎ。父親から息子へ、男性間での世襲で皇位は継承されていました。

怪しい点は多々ありますが、一応日本は初代の神武天皇から第126代の徳仁まで、男系による血筋が続いています。仮に愛子さまが天皇になり、その皇子が次期天皇になる場合、その血筋は「女系天皇」。2000年以上続く、日本の万世一系の伝統は崩れます。

愛子さま天皇待望論は、皇室典範を書き換えるだけの簡単な問題ではありません。日本の伝統や歴史を断ち切る重要な問題です。ただそれ以上に、悠仁さまと愛子さまの2人の背後には様々な思惑が絡んでいます。

その対立が、「お前の将来潰すぞ」の記事に繋がったのかもしれません。