渋沢栄一の名言20選!発言に込められた背景や意味まで解説

7.国家必要の事業を合理的にすれば楽しんで仕事ができる

利益が少額でも合理的に経営すれば楽しんで仕事ができたという

たとえその事業が微々たるものであろうと、自分の利益は少額であろうと、国家必要の事業を合理的に経営すれば、心は常に楽しんで仕事にあたることができる。

渋沢は500を越える企業の設立や経営に携わったといわれています。企業の中には、利益が微々たる会社もあったことでしょう。しかしどの企業も国にとって必要であり、合理的に経営することで楽しんで仕事をしていたからこそ、現在までの偉業が残っているのではないでしょうか。時に合理的かを振り返りながら仕事に励んでいきたいものです。

8.交際の奥の手は至誠である

交際の奥の手は至誠である。理にかない調和がとれていればひとりでにうまくいく。

交際の秘訣は「至誠の人」であることだといいます。誠実であれば、物事は自然と上手くいくということは、確かに人付き合いでの基本でもありますので、日々忘れずに心がけたいものです。自然に「良い運気」を引き込む最良の方法です。

9.金儲けにも品位を忘れないようにする

金儲けを品の悪いことのように考えるのは、根本的に間違っている。しかし儲けることに熱中しすぎると、品が悪くなるのもたしかである。金儲けにも品位を忘れぬようにしたい。

お金儲けは企業にとって必要な事です。品の悪いというのは根本的に間違っているというのも頷けます。しかし熱中すると品が落ちるので、品位を忘れないようにしたくなります。「お金儲け」だけに溺れることなく、品位を保つようにしたくなる言葉です。

10.信用は見た目ではなく信念から得られる

信用はのれんなどの見た目ではなく信念から得られるという

信用はのれんや見た目から得られるものではなく、確固たる信念から生まれる。 

信用というものはのれんなどの見た目ではなく、「確固たる信念」が必要だといいます。うわべが綺麗でも芯まで綺麗でなければ薄っぺらいものと見破られてしまうのかもしれません。上辺だけでなく、信念をもって行動したいものです。

11.真似するときは心を真似せよ

真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのがよい。

真似する時は、見てくればかりでなく心も真似しなければならないと教えてくれています。商いはもちろんのこと、芸術など全てにおいて模倣する時は真髄まで真似ていれば、いずれ自分のものとなるということでしょう。最初は真似でも、自分のものにしていきたいものです。

12.日々の新たな心がけが大事

全て形式に流れると精神が乏しくなる。何でも日々新たにという心がけが大事である。

毎日同じことをしている方が楽ですが、毎日同じことを繰り返していると、進歩がなく過ぎていってしまいます。毎日が同じことの繰り返しという状態でなく、新たなことに挑戦して取り組んでいきたいものです。

13.幸運は自らの手で勝ち取るものだ

大蔵省時代の渋沢。並外れた向上心はこのような心がけから生まれたのかもしれない

富者をうらやんでこれを嫉視するのは、自分の努力の足りぬ薄志弱行のやからのやることだ。幸福は自らの力で進んでこれを勝ち取るのみだ。

心に刺さる言葉です。嫉妬している人ほど醜いものはありません。嫉妬する気持ちをばねにして、自分が近づけるには如何に行動したら良いかを考えろということでしょう。確かに幸福とは自分で勝ち取るものですので、嫉妬をバネに行動を起こしていきたいものです。

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