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諸葛孔明の名言10選!発言に込められた意図や背景も解説

劉備元徳を支えた蜀の軍師、諸葛孔明の名前は、小学生でも知っているほど三国志の中でも知名度の高い人物です。筆者も三国志の中で一番好きなキャラクターは諸葛孔明ですが、その言動は数多くの輝かしい功績に裏打ちされていることもあり、誰もが魅了される人物と言えるでしょう。

並外れた才覚の持ち主であるだけでなく、性格は穏やかで情にも厚かったため、多くの人に慕われていたせいか、諸葛孔明の言葉は時代を重ねても語り継がれ、名言として今も数多く残されています。

この記事では、諸葛孔明が残した名言の中からおすすめのもの10選を取り上げ、その意味や背景も合わせてご紹介します。最後には、諸葛孔明に関する書籍の紹介もしていますので、ぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人

一橋大卒 歴史学専攻

京藤 一葉

Rekisiru編集部、京藤 一葉(きょうとういちよう)。一橋大学にて大学院含め6年間歴史学を研究。専攻は世界史の近代〜現代。卒業後は出版業界に就職。世界史・日本史含め多岐に渡る編集業務に従事。その後、結婚を境に地方移住し、現在はWebメディアで編集者に従事。

諸葛孔明の名言と意図、背景

諸葛孔明

兵を統率するには人の和が大切

肉まん

夫れ用兵の道は、人の和に在り

「人を統率しようとするなら、人の和を得ることが肝要です」という意味ですが、要するに人の和さえあれば、命令がなくても兵士は皆戦おうとするということです。

諸葛孔明が南征した際に出会った、雲南地方に暮らす部族を従わせるために伝えた名言です。諸葛孔明は、この部族を武力で征服しようとはせず、交流を築くことで配下にしようと考えました。そこで諸葛孔明は自らこの部族と対話を重ね、まずはこの地方を治めるための知恵を授けます。

そしてこの部族は、人の首を切ってそれを神として祀る習慣がありました。その習慣をやめさせようと、豚肉を穀物の皮で包んだものを供えてはどうかと提案します。これは現在の肉まんの原型と言われています。こうした諸葛孔明の心ある行動から、信頼関係が築かれ、この部族は諸葛孔明に服しました。

世を治めるには大きな徳を以て政治を行うべきだ

劉禅

治世は大徳を以ってし、小恵を以ってせず

諸葛孔明が、君主としていまだ未熟な劉禅に教え諭した言葉です。小さな恩恵を無闇に振りまくのは意味がなく、大きな恩や徳をもって君主は国を治めるべきであるという意味で、諸葛孔明が劉禅の父である劉備元徳と交わした言葉から引用したと言われています。

現代では、選挙で票を得ようと、選挙戦の時だけ耳に聞こえの良い言葉を連ねて有権者を惑わす立候補者もいますが、政治とは本来大きな徳を以て行うべきものであるということを、立候補者には初心にかえって再確認して欲しいものです。

学ぶことで才能は開花する

何事も学びが必要である

学ぶにあらざれば以て才を広むるなく、志あるにあらざれば以て学を成すなし

学ぶことで才能は開花するのであって、志がなければ、学問の完成はないという意味です。この名言は諸葛孔明が、嫡子に対する家庭教育について尋ねられた際の返答と言われています。

諸葛孔明自身、生活が苦しい中でも学びを続けたがために劉備元徳に出会い、臣下になることで才能を開花させることができました。身を以て体験した事実から生まれた言葉として、大変重みがあります。

人の心は他人の都合で変わるものではない

我が心、秤しょうの如し。人の為に低昂ていこうする能はず。

諸葛孔明が、無茶なことを訴えてくる人に述べた言葉と言われています。自分の心は秤のようなものであり、人の都合に合わせて上下したりするものではないという意味です。この名言は、表面的には、諸葛孔明自身が人の都合で簡単に心変わりしたりしないと言っているようです。

しかしそれだけではなく、人を動かしたいなら、まずはその人の心を動かせるように寄り添い、理解しようと心がけるべきだというコミュニケーション論にも通じる話です。立場として上に立つ人間は特に心がけたいことですね。

最後に運命を決めるのは天である

清の時代に描かれた諸葛亮と司馬懿

事を謀るは人に在あり。事を成すは天に在り。

劉備元徳亡き後、諸葛孔明は北伐を始めます。そしていよいよ宿敵の司馬懿を追い詰め火薬に火をつけました。するとその時、突然雨が降り出し、火は消えてしまったのです。この名言は、この時に諸葛孔明が言った言葉です。物事を謀るのは人間ですが、物事を成し遂げるのは天である、という意味です。

必死に努力を続けてみても、どうしても上手く行かないこともあります。非情な結果を天が授けることもあります。しかし、やるだけのことをやり尽くして、その上での結果であるなら、それはもう仕方のないことで、天命なのだと受け入れることもできるはずです。何よりこの名言が数々の功名を立てた諸葛孔明の言葉であることが、凡人の私たちに勇気を与えてくれる気がします。

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1 COMMENT

見るにつけ、聞くにつけ、感心していましたが、
今回はさらに、
なんとまぁ。
かくも、すがすがしい。
の一言につきると存じ上げます。
諸葛殿が今の太陽出ずる国を、ご覧になられたら、どんなお言葉をかけてくださるでしょう。
又、諸葛殿が現代の日の本に、いてくだされば。

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