諸葛孔明の名言10選!発言に込められた意図や背景も解説

諸葛孔明の名言集や関連書籍

「諸葛孔明 人間力を伸ばす七つの教え」

諸葛孔明の教えを、人間力を伸ばすために必要な内容として七つの項目に分け、解説している書です。諸葛孔明の後継者となった姜維が、授業のようにして進めながら教えを説明するという形式が面白いです。また、教えについてもきちんと具体例が出ているので、三国志にあまり詳しくない人でも理解しやすいと思います。

「諸葛孔明 上・下」

三国志を扱った小説はたくさん出版されていますが、諸葛孔明に焦点を絞った作品は意外と少ないものです。中でもこの作品は、上下2巻というコンパクトな内容で、手が出しやすい小説と言えるでしょう。

また、他の本でよく描かれるような神がかった諸葛孔明というよりは、人間味に溢れた諸葛孔明の話なので、三国志演義のようなエンタメ重視のような話が苦手な人にもおすすめです。第26回吉川英治文学賞を受賞しています。

「柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか 上・下」

柴田錬三郎による三国志シリーズのうちの、劉備元徳亡き後を描いた2冊です。諸葛孔明の南征と司馬懿との宿命の戦い、そして諸葛孔明亡き後の姜維率いる蜀の戦いが描かれています。三国志をテーマにした小説でも、劉備元徳他界後の世界を詳しく描いた作品は少ないので、異色の内容です。

柴田錬三郎の三国志シリーズは、筆者は中学生の時に出会って以来再読を重ねています。柴田錬三郎の小説は、出てくる登場人物たちの情が濃くて泣かされるものが多いです。この小説に出てくる、劉備元徳を見送った後の諸葛孔明は特に、先が見えすぎているからこその切なさが胸を打ちます。三国志関連の小説では一番のおすすめ作品です。

諸葛孔明の名言についてのまとめ

成都武侯祠の諸葛孔明

いかがでしたか?諸葛孔明は今から1800年ほど前に生きた人ですが、現代でも十分通用する名言をたくさん残しています。諸葛孔明の業績の素晴らしさもさることながら、部下を強引に従わせず、自然に心を掴んで動かすことのできた力は、どんな時代でもお手本にすべきことでしょう。諸葛孔明の言葉は、今も多くのビジネスマンの指針になっているというのも頷ける話です。

三国志はストーリー自体も面白いですが、生きる上で助けになるような言葉も多く収められています。諸葛孔明のようにはなれなくても、その一片でも心に留め、行動できるようになったら、きっと人生はより豊かになると思います。この記事を通して、生涯大切にしたい言葉に一つでも出会えたなら嬉しいです。

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1 COMMENT

見るにつけ、聞くにつけ、感心していましたが、
今回はさらに、
なんとまぁ。
かくも、すがすがしい。
の一言につきると存じ上げます。
諸葛殿が今の太陽出ずる国を、ご覧になられたら、どんなお言葉をかけてくださるでしょう。
又、諸葛殿が現代の日の本に、いてくだされば。

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